とりあえず、書いてみました。
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―――『突貫作業が常な状態だ…。今回だって間に合うさ…』
公共事業を土壇場でひっくり返しての藩王の言葉―――
藩国内の主だったメンバーに緊急会議の連絡が入れた。
皆、何があるんだという面持ちで会議室に集まってきた。連絡の時間を少し過ぎたあたりで会議室に入って、開口一番
「急ですまんが、今まで進めていた公共事業の総合医療大学を白紙に戻したい」
皆の顔が蒼白になった。すでに公共事業の進捗は順調に進み、部署によっては資材などの発注も出していたはずだ。
「皆が頑張っているのは知ってる…。しかし、藩王の我儘だと思ってこれから配布するレポート読んで欲しい」
と言って皆に資料を配布した。その内容とは…。
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情報機関の設立の文章
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皆が資料を読んでいる間、煙草をふかしながら皆の反応を待っていた。
「質問があるんですが?」
と会議に参加していた一人が発言をした。
「これ、間に合うんでしょうか?やっぱり、総合医療大学の方がいいんじゃないでしょうか?」
煙草を灰皿で揉み消して
「いま、医療関係をうちの藩国で延ばしても、予算配分が厳しいからな…。あとは、藩国の技術を勝手に使われるのが気に食わん!」
俺の表情をみて、皆は慌ただしく各自の仕事の見直しにはいった。