**触媒の使い方
ここで、有毒ガスの分解方法を例に、触媒の使い方を、模式図を用いて簡単に説明する。
ここで最も活躍するのがプラチナなどのレアメタルを用いた触媒である。
酸化チタンなどの触媒も有効ではあるのだが、高温下などの過酷な環境でも処理能力が優れているのは貴金属触媒なのである。
有毒ガスが触媒に接触すると化学反応が起き、原子が結合して作られていた有毒な分子が分解されて触媒にくっつく。
これを使って、有毒ガスを無毒に変えるのである。
しかし、触媒には分解された原子がくっついているので、そのままにしているとと分解能力を失ってしまう。
ここで、酸化チタンなどの光触媒を使ってさらなる反応を起こせば、プラチナ触媒にくっついている原子を酸化・還元して無毒な物質にできる。