涼州藩国 掲示板
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  [No.639] 設定文(改訂版 修正1) 武装・装備類 投稿者:liang  投稿日:2009/05/29(Fri) 22:04:14

:運用兵器
「狗賓」が使用する火器。
基本的に単純な威力よりも歩兵としての継戦能力と機動力が重視されており、取り回しと運動性能を損なわないよう小型化・軽量化が考慮された装備が多い。
これ以外にも、改造歩兵用の火器・装備が使用でき、武装の共有が可能である。

:実弾火器
1、専用突撃ライフル
セミ・オートおよびフル・オートの射撃機構を持つ20mm口径のブルパップ式アサルトライフル。
最大射程は1000mを超えるが交戦距離は500m以内の遠・中距離戦を想定している。
アクセサリを装着できるハードポイントおよびレールを標準装備としており、様々なアクセサリを装着することで高い汎用性を発揮し、WDの主用火器として扱われている。
高度な三次元運動に対応する特殊な照準装置を搭載しており、この照準装置は、WDのFCSとリンクする機能をもち、FCSで管制されることで高速機動戦闘や対空射撃で効果を発揮する。
口径は20mm口径で一般的な車載機関砲と大差ないが、主に使用される弾薬は高い初速と貫徹力をもつ高速徹甲弾であり、その他にも徹甲焼夷弾(劣化ウラン弾頭)、対人軟弾頭弾、対空近接信管弾頭弾が生産されており、用途に合わせて使い分けられる。
大口径化による携行弾薬数の低下に対しては、新型のケースレス弾薬の採用と容量の多い大型弾倉を備えることで対応しており、高い継戦能力を持つ。
A 専用バヨネット
刃渡り20cm程度の合金製の銃剣で、本格的なコンバットナイフとして機能する銃剣としては珍しいタイプであり、高速振動機構を持つ高速振動剣。
単独またはハードポイントに取り付けて白兵戦に用いられる。
多機能で汎用性が高く、ライフルを使用しない場合でもサバイバル用具として使用されることも多い。
B 60mmグレネードランチャー
60mm口径の擲弾を発射するアッドオンタイプのグレネードランチャー。
レールに取り付けることが出来る。
装弾数は1発だが、WDのFCSと連動する独立した照準装置と発射装置を持ち、パーツを取り付けることで単独の単発式グレネードランチャーとしての使用が可能という特徴がある。
有効射程は500m以内で、着発信管と曵火信管を選択できる対人対軽装甲榴弾、金属サーモバリック弾、煙幕弾、照明弾のほか、催涙弾やゴムスタン弾などの非殺傷弾も使用できる。
そのため、非殺傷兵器として治安維持活動に活用することが可能である。
C 専用減音器
発射される弾丸の初速を抑えることで発射音と飛翔音を抑えるアクセサリで、フラッシュハイダーの機能も併せ持ち、発射時の閃光を抑える働きもある。
運動エネルギーが損なわれることから貫通力と射程距離が減少するが、隠密性に優れ、特に斥候兵が重用している。
また、特殊作戦などで隠密性が重視される場合に、突撃兵をはじめとする他の業種が使用することもある。
D、簡易狙撃システム
特に精度の高い照準装置と射撃を安定させるスタビライザーとバイポットによって遠距離における命中精度を向上させるシステム。
特殊作戦でのスナイパーサポートを想定した装備であり、FCSに依存せずに長距離目標を狙撃できる射撃能力に優れた選抜射手が使用する。
なお、照準装置を取替えるほかレールにバイポットを装着する為、グレネードランチャーとの併用は不可能。
有力な狙撃システムとスナイパーによる脅威は、特殊作戦だけでなく、市街戦やゲリラ戦でも実質的な被害に加え、恐怖戦術として高い心理効果が期待できることから、改造歩兵部隊は選抜射手の育成と狙撃技能の獲得に積極的である。
2、7.62mmPDW
近接防護火器や、ライフルの扱い難い閉所での主力火器として使用されるサブマシンガンのような短銃身の機関銃。
FCSと連動する専用の照準装置とスタビライザーにより、中近距離における命中精度と集弾性が良好で、十分な装甲を持たない目標に対する有効な弾幕射撃および効力射撃が可能である。
片手で扱えるほど取り回しがよく、比較的低威力で周辺被害を抑えることのできるCQB適性の高い中近距離用の火器で、室内などでの使い勝手が良い。
セミ・オートおよびフル・オートでの射撃可能で、専用のサイレンサーを装着して運用することにより威力を犠牲に高い静粛性を獲得することができる。
口径こそ歩兵用小銃と同程度だが、薬莢を廃したケースレスタイプの強壮弾を使用していることに加え、特殊な給弾方式をもつ大型マガジンを採用しており同サイズの口径を持つ小銃と比べて高い威力と装弾数を持ち、高い打撃力と継戦能力を有する。
3、対WDハンドガン
サブアームとして用いられるWD用のハンドガン。
FCSによって機能する近距離戦闘を想定した特殊な照準システムとスタビライザーを内蔵しており、初弾命中率が非常に高く、突入戦で先導役となるベテランに好まれる。
対重サイボーグおよびWDを想定した12.7mm専用弾を使用し、近距離における一発の単純な破壊力なら7.62mmPDWより強力で、非装甲の目標であれば四肢を吹き飛ばすほどの威力がある。
ただし、威力が強すぎて一定の状況下では扱い難いとの声があり、カスタマイズされた私物の拳銃を予備として使用する隊員が多い。
また、使用弾が大きすぎ、装弾数が6発と少ないという欠点がある。
4、12.7mm支援機銃
一般歩兵が使用する12.7mm汎用機関銃を基に、WD用支援火器として開発された機関銃。
汎用機関銃に比べ銃身を短くするなどの軽量化と取り回しの改善が施されており、携行性能が高い。
なお、銃身の短縮と軽量化は、初速と射撃安定性の低下の原因となるが、FCSによる補正とスタビライザーによって射撃安定性を補っており、射程と貫通力は若干低下したものの命中精度に問題は無い。
汎用機関銃の基本設計を多く引き継いでおり、使用弾薬も12.7mm×99弾薬を再設計したケースレス弾薬を使用している。
高精度で耐久力の高い部品と信頼性の高い基本設計により、機関銃としては非常に高い精度と信頼性を誇る故障知らずの名銃である。


:光学兵器
1、戦術用光学式攻撃システム「TLAS−HLR1」
涼州藩国が独力で開発に成功したWD用携行型レーザー砲。
改造歩兵用装備として開発が進められていたレーザー兵器を実用化したもので、主用火器の一つで、「TLAS−HLR1」という型式番号が与えられている。
通常の歩兵でも扱える普及型を目指して開発が進められている光学兵器「レーザーライフル」とは発想が異なる為、区別して「ハイ・レーザーライフル」と呼称されることになっている。
WDでの使用を前提に、主に重量負荷を受け入れることで強力な出力と大気圏内における1500mの有効射程を実現し、遠・中距離戦装備として採用された。
大きめの歩兵銃の様な形状をした所謂レーザーライフルであり、取替えの容易なカートリッジ式のエネルギーセルから必要な電力を得る構造となっている。
装甲貫通力に優れ、平均的なWDの装甲を1秒以内に撃破できるとされているが、反面、突撃ライフルや機銃のような弾幕を展開するような使用には不向きで、全長も長めなことから接近戦での取り回しにやや劣る。
そのため、汎用性の高い突撃ライフルに混ぜて使用される場合が多く、中距離での支援射撃で使用されることもあり、突撃兵の中でも射撃に優れた選抜射手に好まれる。
WDのFCSに連動する照準装置をもち、着弾点の誤差と着弾時間の誤差がなく、回避や防御が非常に困難で、中距離のみならず遠距離での射撃戦にも適する。
ただし、大気圏内では1500mを超えると急激に減衰し、威力が低下してしまう。
また、天候の影響を受けやすく、霧や雨の際には減衰される距離が短くなってしまい、有効射程が激減する欠点を持つ。
なお、本兵器自体は空間戦に対応する十分な性能を持っており、気圏外で使用する際の有効射程は気圏内に比べ遥かに長く、有力な主力火器となりうる。

:ミサイル・ロケット砲・爆発物
1、WD用誘導弾発射機
WD専用の肩撃ち式ミサイルランチャー。
運動エネルギー誘導弾を発射するために開発されたランチャーだが、同一規格で開発された複数種類のミサイルを発射する事ができる。
これは、WDの補助AIとFCSが誘導システムの機能を一部代行できるためであり、発射機側の誘導装置を簡略化することで携行可能なサイズに小型化することができた。
射手は一人だが、運搬の際は射手が発射機を、給弾手を兼ねる隊員が弾体を運搬し、間接照準手がつく場合もある。
・誘導弾の種類
A 対I=D運動エネルギー貫通弾頭型誘導弾
炸薬弾頭を持たず、高硬度貫通弾頭と音速を遥かに超える高速で飛翔することによる運動エネルギーで目標を撃破する対I=D誘導弾。
運動エネルギー誘導弾(KEM)とよばれるミサイル化された高速徹甲弾で、弾頭は劣化ウラン合金製の徹甲焼夷弾で、射程距離は5km以上、飛翔速度は1800m/sec以上とマッハ5を超える。
平均的な戦車主砲と同等以上の貫通力と射程距離を有し、重装I=Dを正面から撃破することが可能な対装甲兵器で、打撃力および射程距離で十分な性能を実現しながらも弾体のサイズを抑えることに成功しており、携行性も高い。
誘導方式は目視線レーザー指令方式であり、照準手による間接照準も可能で、WDのFCSが目標を捕捉し、ランチャーまたは誘導装置からの誘導信号をレーザーで飛翔するミサイルに送信することで誘導を行う。
この兵器は、独特な誘導方式と音速を遥かに超える高速性能から既存の対ミサイル防御では妨害も迎撃も困難である。
ただし、目標の距離が近すぎると加速距離が足りず、十分な貫通力を得られないという欠点がある。
B 多目的誘導弾
「試製I=D黒雷号」に採用されたマイクロミサイルを参考に開発された対空対地兼用の携帯式ミサイル。
上記のKEMと規格をあわせた弾体サイズにしている為、弾頭に比べ弾体がやや短めで、対空射程距離約6km、対地射程距離約4kmと平凡な交戦距離となっているものの、軽量で携行性に優れる。
対空用近接信管と対地用直接信管の選択が可能で、貫通力に優れたタンデム式成型炸薬弾頭を持ち、対地攻撃の際にはダイレクトヒットとトップアタックの選択も可能。
誘導方式は赤外線画像誘導と赤外線追尾式の複合誘導で、撃ちっ放し機能と特殊な発射後ロックオン機能を有する。
これは、WDのFCSで補足した目標情報をミサイルへ転送し、その情報を元に撃ち出されたミサイルが自身のシーカーで敵を探知・捕捉・追尾するというもので、発射後すぐに退避できることから射手の生存性を大きく高める効果がある。
また、携帯式対空ミサイルとしては装薬量が多く、打撃力が高いため、防弾性能の高い重戦闘ヘリや攻撃機に対して特に有効である。
ただし、高性能な誘導装置を持つため、携帯式対戦車ミサイルとしてはかなり高価なものとなってしまった。
2、120mm携行ロケット砲
無誘導のロケット弾を発射するロケット砲。
命中率、有効射程ともにミサイルにおよばないが、火力は十分でとにかく安く、システムも単純で扱いやすいことから近接火力支援やトーチカ・塹壕対策に突撃兵および戦闘工兵が多用する。
グレネードでは心許ないが、高価なミサイルの使用もためらわれるような目標に対して使用される場合もある。
照準装置は暗視装置とレーザー照準機が組み込まれたFCSと連動するもので、ロケット砲にしては有効射程と命中率が高い。
有効射程は700m以内(移動目標は400m以内)で、榴弾としても扱えるタンデム式対戦車榴弾、半徹甲榴弾、サーモバリック弾のほか、照明弾や煙幕弾も用意されている。
60mmグレネードと似たような機能だが、火力は比較にならず、堅牢な防護陣地も撃破することが可能なほどの打撃力と制圧力は突撃兵にとって心強い。
運搬方法はミサイルと同様に、発射機を射手が、弾体を装填手がそれぞれ運搬する。
3、WD用手榴弾
通常の歩兵が用いる手榴弾より大型で、殺傷力に優れた攻撃用手榴弾。
破砕榴弾、サーモバリック弾、テルミッド焼夷弾の3種が主流で、信管の衝撃式と時限式の選択が可能であり、用途によってそれぞれ使い分けられる。
時限式信管は0〜10秒内でタイマーをセットすることができ、このことから攻撃兵器の他、ブービートラップにも頻繁に用いられる。
なお、煙幕手榴弾等の非殺傷型手榴弾はWD専用のものは開発されておらず、通常の改造歩兵部隊と同様のものを使用している。
4、高性能爆薬
可塑性をもち、用途に合わせて形状や量を調整できる強力な軍用爆薬。
他の戦闘工兵や改造歩兵が使用する爆破装備に採用されている爆薬と同系統だが、成分を調整した最新型の爆薬で、重量単位での爆発力が2倍近くとなっている。
戦闘工兵ご用達の馴染み深いもので、戦闘工兵隊を母体とする改造歩兵部隊の隊員はこの爆薬の取り扱いに精通している。
主に構造物や障害物を爆破によって排除する為に使用されるが、トラップにも応用でき、釘や鉄片を仕込んで即席の対人対軽装甲兵器として用いることも多い。

:白兵装備
1、専用バヨネット
専用アサルトライフルのアクセサリの一つで、刃渡り20cm程度の銃剣で、高速振動機構を持つ高速振動剣。
丈夫な合金製であり、格闘武器としてもサバイバル用具としても活用される。
動力を使用せずとも手頃な重さで頑丈な刀身は、枝打ちなどの作業で扱いやすく、動力を使用して振動させれば厄介な鉄条網どころか丈夫な鉄格子ですら容易に切断できる。
改造歩兵が使用する高速振動ナイフをWDにあわせてグリップや動力機構などを改良したもので、一秒辺りの振動数や使用時間が延長されている。
軽量で傾向性が高く、本格的な白兵装備を必要としない任務に適しており、手頃な大きさでサバイバル用具としての使い勝手もよく、白兵用刀剣に比べ汎用性が高い。
ただ、ハンドガードおよびグリップには絶縁体が使用されているため、通電した鉄条網や鋼線に刃が触れても使用者が感電することはないが、稀に高速振動機構が故障することがある。
2、白兵用刀剣
刃渡り60cm程度の本格的な刀剣で、斬撃・刺突共に適した日本刀に近い形状をしている。
特殊な高硬度鋼で製造されており、高速振動機構を持つ高速振動剣。
重WDの装甲を撃破できるほどの貫通力と切れ味を持ち、扱いやすい長さは白兵戦で有利に働き、携行性にも優れる。
また、日本刀に酷似した形状から、剣術や剣道といった武術・武道の技術を応用することが可能。
なお、開発者は、改造歩兵の動体視力と反射神経にWDで強化された動作精度を持ってすれば飛来する銃弾すら切り払うことができると豪語しているが、実践しようとしたものは誰もいない。
3、WD用塹壕スコップ
非常に頑丈で、岩でも掘れるとの評判のWD用のスコップ。
塹壕掘りや陣地構築などの工兵作業における基本的な道具。
だが、この無駄に頑丈なスコップは、改造歩兵用WDの怪力で振るわれることにより、白兵戦において恐ろしい凶器となりうる。
特に、涼州藩国の改造歩兵は、そのルーツを旧ヲチ藩国工兵部隊にもち、スコップに対するこだわりは相当なものであるとうわさされている。
4、WD用トマホーク
単分子結晶体の刃を持つWD用の手斧。
本来は工兵が障害物を排除する際に使用されるものだが丈夫で重量があり、強力な近接武器として機能する。
突入戦などでバリケードに遭遇することが想定される突撃兵や工兵に使用されるが、その頻度は高くない。

D、防御兵装
攻撃ではなく、防護目的で使用される兵器。
手持ち式の増加装甲や電子戦装備などがある。
1、電子戦兵装
部隊単位で複数人を対象にしたECMおよびECCMによる限定的な電子戦を行う為の装備。
専門教育を受けた隊員が担当し、敵レーダーによる探知およびレーダー誘導兵器による攻撃や妨害電波による通信障害などから部隊を守る。
2、防弾防爆大盾
手持ち式増加装甲の一つ。
大型の盾のような形状をしており、WDが完全に隠れられるほどの面積がある。
外付け式装甲に使用されている装甲材と同じ材質で、重量はあるがぶ厚い装甲を持ち、高い防護効果を持つ。
主に、戦闘工兵が使用するが、防御力は高い代わりに取り回しが悪く、携行性能もよくないため治安活動や検問所、爆弾処理など機動力がさほど必要でない場合に使用されることが多い。
3、防弾盾
手持ち式増加装甲の一つ。
比較的小型で軽量な盾で、中世のカイトシールドに酷似している。
小口径の銃弾と砲弾破片、そして白兵武器を受け止める能動的な防具で、突入戦闘で突撃兵が使用する。
単分子結晶体とセラミック、高硬度特殊鋼を使用した複合装甲で、重量に比較して高い防御力を持つが長時間耐えることはできない。
しかし、突入時に無防備になる突撃兵を守ることが目的であることから、耐久性よりも瞬間的な防御力と取り回しが重視しされた。

E、索敵・通信装備
1、偵察用UAV
WDによる運用を前提に開発された小型の偵察用UAV。
徹底した静粛性能と形状ステルス、電波吸収素材の採用および迷彩塗装により高い隠密性を持ち、生存性が重視されている。
また、滞空時間が長く、長時間の偵察活動が可能となっている。
武装は施されていないが誘導用レーザーを照射することができ、上空からの間接照準で友軍の砲撃を支援できる。
この偵察ユニットの最大の特徴は、WDの無線装置とリンクすることで、リアルタイムの偵察情報を、信号が受信可能な全てのWDに送信できるという点である。
改造歩兵はこの偵察機から情報を受け取り、敵情を把握することができるため、効率的な戦術行動が可能となる。
2、小隊無線機
遠方との交信が可能な強力な無線機。
交信可能距離は20kmを超え、離れた基地や司令部、前線管制官との交信が行える。
ただし、システムが高度で専門性が高く、教育を受けた専門資格を有する無線手が操作を行うことになっている。
WDのAIシステムと接続することで自動による暗号化が可能。
3、小隊長用通信機
WD小隊の小隊長が使用する無線機で、司令部および部隊間の交信や部下への指示に用いられる。
WDに搭載される為、軽量・小型化されているが通常のWD用通信機より強力で、数キロはなれた友軍とも交信できる。
なお、より離れた対象との交信には小隊無線機が使用される。
通信内容はAIによって自動的に暗号化されるが、暗号化手順を省略することも可能。
4、狙撃兵探知システム
レーザーの反射信号を分析する光学式と銃撃の発射音を探知・分析して狙撃兵の位置を探知する音響式を組み合わせた対狙撃兵システム。
光学式は、不可視光レーザーで周囲を走査し、狙撃兵やスポッターの持つ望遠装置や照準機などからの反射波を検知することで狙撃兵の有無と位置を探知する。
索敵範囲は1500m以上で、天候に左右されるという欠点があるが、攻撃を受ける前にその存在を看破できる利点がある。
音響式は銃の発射音を検知し、分析することで、狙撃兵の位置を看破するシステム。
狙撃点の距離や位置をある程度の精度で捉えることができるが、仕様上、攻撃を受けた後となる。
5、WD用透過型対人レーダー
障害物を透過して、敵の存在と動向を探知する対人用のレーダーシステム。
屋内での戦闘や突入戦を想定しており、比較的小型で、運搬しやすい設置型のシステム。
移動しながら使うことは出来ないが、状況をモニターで確認できる。
複数のセンサーを複数箇所の設置することで、建物の一定エリアの動向を探り、突入部隊の支援を行う。
走査方式は熱源と振動検知の複合型で、複数箇所からの走査を行うことで高い分解能と探知精度を持つ。

:支援装備
1、突入支援装備
ドアを爆破する小型の爆薬やスタングレネードなど、突入を支援する装備一式。
突撃兵が装備し、突入戦で使用される。
2、ギリースーツ
実際には装備ではなく、カモフラージュ技術の一つで、草や枝などをネットなどに編みこみ、通常の戦闘服やWDの装甲にかぶせるもの。
熟練者のものとなると、一瞥しただけでは身動きしない限り発見することは難しい。
現地の植生に合わせる必要があるため、その都度現場で作成される
斥候兵が多用する技術だが、隠密性が重視される場合には他の業種も積極的に使用する。
ただし、隊員間での視認も難しくなる為、大人数では使用しにくい。
3、専用グライダーユニット
空中機動作戦でエアボーンに使用される、4m超の翼長を持つWD用グライダー。
WD用の空挺降下装備で、パラシュートに比べ、ある程度の飛行能力があることから降下地点の選定や進出能力に利点がある。
特殊な折方で折り畳むことで収納スペースを抑えることにも成功しており、空中で展開することが可能で、降下の際は折り畳んだ状態で機外に飛び出す。
非常に軽量で強度の高い航空機用の素材を使用しており、最大400km/hの速度でも主翼を安全に展開することができる。
簡単に脱着することができ、戦闘時の邪魔になるため地上に降りるとパージされる使い捨ての装備。
緊急時に備えて、WD正面部に緊急用パラシュートを備える。
4、高速巡航ロケットブースターシステム
WD用に小型化・軽量化を実現した特殊なロケットエンジン式ブースター。
このシステムは、ロケットブースターと専用グライダーユニットの組み合わせで構成され、このユニット自体に専用グライダーユニットが含まれており、専用グライダーユニットは着陸装置の役目を持つ。
主に航空機からの高高度進入および地上発射機からの低高度進入の2通りの運用を想定している。
ブースターのロケットエンジンは、WDへの搭載を前提とした高出力低燃費の新機軸エンジンで、応答性が極めて高く、コンピュータ制御された偏向ノズルと姿勢制御スラスターの採用により、短時間ではあるがWDによる高度な3次元高速機動を実現する。
また、姿勢制御スラスターは逆噴射による減速装置としても機能し、減速用パラシュートと併用してパージ直前の急減速を行う。
被弾リスクおよび重量負荷を考慮して搭載燃料は最低限に抑えているが、帝國最先端を自負する材料工学・力学と燃料精製技術を武器に、燃焼効率を向上させた新機軸エンジンと高品質ジェット燃料を開発・採用することにより、燃料消費を抑えて実用レベルの連続燃焼時間を実現した。
高度なシステムではあるが使い捨てで、リテルゴルロケットに運用思想が近いが、高速性能やコスト度外視である点など、より極端。
なお、高い速力と運動性能で迎撃を回避すること想定しており、空戦能力は殆どない。
巡航速度は720km/h程度、最大速度にいたっては1040km/h以上と音速に迫る高速飛行を実現している。
基本的な運用方法は、地上又発射機又は航空機から発進し加速、最大速度で敵防衛ラインを突破、逆噴射や減速用パラシュートで400km/h以下に減速しグライダーの主翼を展開、ブースターをパージしてグライダーによる飛行へ移行するという段取りで行われる。
ただし、加速や急減速、空中機動時に発生する負荷は強力で、機体と着用者に掛かる負担は大きく、着用者には改造歩兵でなければ耐え切れないほどのGが発生するため、通常の歩兵には使用できない。
5、アンカーワイヤー&ウィンチ
アンカーを取り付けたワイヤーを射出する発射機とワイヤーを巻き上げるウィンチ。
跳躍で届かないような高所、または安全に降下できる距離を越える低地へ安全且つ迅速に移動が可能となる装備。
WDの行動範囲を大きく広げる効果を持つことから標準装備とされており、ほぼ全ての業種が装備している。
WDの重量を支えられる対象にアンカーワイヤーを撃ち込んだり巻きつけるなどして固定して使用する。
対象に打ち込むアンカーの鏃は外れ難いながらも取り付けは簡単で、切断したワイヤーに短時間で取り付けることができ、ワイヤーの脱着も容易に行えるように設計されている。
このことから、緊急時にワイヤーを切断またはワイヤー自体を装置から切り離しても、残ったワイヤーの再利用や新たなワイヤーを装填し直すことも可能となっている。
ただし、重量限界があり、想定されるWDの装備重量の限界に近いと使用できない。


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