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  [No.637] 設定文(改訂版) システム 投稿者:liang  投稿日:2009/05/29(Fri) 21:56:19

:基礎フレーム
1、基礎フレームの基本性能
人工筋肉・電子機器・AIシステムを搭載するWDの基礎となるパーツ。
高性能機の開発という目的の為に、最新の技術と素材が惜しみなく用いられている。
軽装のWDに酷似したシステムを持つが、あくまでもWDを構成するパーツの一つという扱いであり、基礎フレームのみでの運用は想定されていない。
A、全天候能力とNBC兵器耐性
高精度なカメラアイと赤外線式および増光式の暗視装置、集音システムをはじめとした各種センサーにより完全な全天候能力を獲得している。
また、高い気密性と生物・化学兵器・核物質を除去するフィルターの標準装備により、高いNBC兵器耐性を持つ。
さらに、酸素ボンベを装備することで完全な機密性を保つこともできる。
B、サイバネティックス技術の採用
サイボーグ兵士である改造歩兵と相性が良いサイバネティックス技術を応用した高精度の機械駆動式人口筋肉を採用しており、従来のWDを遥かに凌ぐ動作精度を得ている。
これは、義体の義肢を制御する技術の応用で、ブレイン・マシン・インターフェイスにより着用者の脳から信号を受け取り、直接WDの手足を動作させることにより、着用者とWDの挙動が完全に同期した動作が可能となっている。
C、高負荷型高出力人工筋肉
着用者に高い負荷を強いる反面、WDの運動性能と小型I=Dに匹敵するペイロードの両立に成功した、非常に高い出力を誇る機械式の人工筋肉。
改造歩兵の高い耐久力によって、この高負荷型人工筋肉がWDに採用することができた。さらに、サイズに対して過大ともいえる出力と装備による機体への負荷に留意し、下半身および足回りの耐久性が強化されている。
ただし、成熟度が不十分な新技術と高精度の部品を多用していることから、運用コストと整備の手間がかかり、性能を発揮する為には、兵站によるサポートが欠かせない。
なお、消耗がやや早く、稼働時間が従来のWDに比べ若干短くなっている。

:複合式装甲システム
基本防護処置と外付け式装甲モジュールからなる装甲システム。
基本防護処置は主にシステム保護を目的としており、外付け式装甲モジュールが本来の装甲としての機能を持つ。
1、基本防護処置
基礎フレームに施されている防護機能。
本格的な装甲ではなく、物理的な攻撃に対する防御力はあまり期待できないが、衝撃や熱に強く、核兵器などによるEMPを想定した対電磁波シールド処理が施されており、これらの影響から着用者および基礎フレームに搭載されている電子機器やシステムを守る機能がある。
2、外付け式装甲モジュール
A、目的と機能
基本装甲にかぶせるように装着される本格的な装甲ユニット。
多機能・高機能化とコンパクト化の両立によって冗長性に余裕がない基本フレームを、装甲のみを独立させることで保護するというダメージコントロールの目的がある。
外付け式のため損傷箇所を交換するだけで修理することができるため補修が容易で、分解しての整備・保管・輸送が可能である。
これにより、戦闘や事故で装甲が破損しても、基本フレームが無事である限り、装甲を交換するだけで戦列に復帰することが可能となる。
B、防護性能とコスト
主軸となる装甲は、涼州藩国最先端の材料工学・材料力学を駆使して開発された、セラミックを主軸とする複合装甲で、重量比で従来のI=Dの装甲を上回る性能を持つ軽量で堅牢な新装甲である。
12.7mm口径以下の銃弾および砲弾破片を想定した全周装甲と、40mm機関砲弾の直撃に耐える正面装甲を持ち、誘導弾を除く平均的な歩兵およびWDの携行火器に対して十分な防御力を発揮する。
しかし、非常に高価で、必要な装甲の総面積が大きいI=Dや、大量に生産・運用されることが前提となる通常のWDに使用するには、コストの問題から生産ラインを維持できないため現状では適さない。

:多目的支援AIシステム
ブレイン・マシン・インターフェイスにより着用者とリンクすることで、WDや着用者のコンディションや残弾数のカウントなどのチェック作業を代行し、着用者を支援するAIシステム。
情報の見落としなどのヒューマンエラーを防止するほか、火器システムの操作や無線通信の自動暗号変換などの機能を持ち、着用者をサポートする。
1、コンディションチェック機能
着用者とWDの身体機能や精神状態、損害状況などのチェックを行い、必要に応じて警告やサブシステムへの切り替えなどのダメージコントロールを行う機能。
隊員およびWDのコンディション情報は小隊指揮所に送られ、指揮所でモニターすることができ、指揮官の状況把握にも役立っている。
2、火器・装備管理機能
使用火器や装備のコンディションをチェックする機能。
残弾数をカウントし、故障の際は、原因の分析と警告を行う。
3、火器システム運用機能
複雑な火器システムの機能と操作を一部代行する機能で、FCSと連動して機能する。
高度化しすぎた兵器を扱うには、自動化による省力化を避けることはできないが、大掛かりなシステムを要するものもある。
そこで、火器システムの一部をWDのAIにあらかじめ搭載しておくことで、兵器そのもののシステムをある程度簡略化し、運用兵器のサイズとコストおよび運用時の兵士の手間を抑えることが出来る。
4、自動暗号変換・翻訳機能
無線通信の暗号変換と翻訳を自動で行う機能。
常に傍受の危険が付きまとう無線通信における情報の秘匿性を高める効果があり、無線通信での情報漏えいのリスクを下げる。

:WD用火器管制装置
軍規格のブレイン・マシン・インターフェイスにより、運用火器の照準装置と着用者の視覚と運動機能をリンクさせ、効果的な射撃を可能とする改造歩兵用WD独特の火器管制システム(FCS)。
使用する兵装にあわせた幾つかの管制機能を持つが、火器に搭載されているシステムがWD側のFCSと適合する規格を持たない場合は使用できない。
また、冗長性の確保のためにも、この機能に頼る事無く「通常の歩兵のように」正確な射撃ができるように訓練を積む必要がある。
1、照準支援機能
火器の照準装置とWDのセンサーによって視覚内の対象物および周辺環境を観測し、予想弾道と目標との距離・相対速度などの情報を着用者に提供するシステム。
2、偏差修正機能
射撃支援機能から得られる情報を元に、偏差射撃修正を自動に行う機能。
WDの人工筋肉に干渉し、動作を誘導して照準補正を行う。
これにより、近距離および中距離までの射撃の精度を高める効果が期待でき、300m以内であればピンヘッドすら可能となる。
ただし、距離が離れると周辺環境の影響を予測し難くなる為、300mを超える距離になると補正効果が低くなる。
3、射撃支援機能。
WDの人工筋肉に干渉し、手ぶれや呼吸などによる身体の動揺と射撃時の反動を補正し、軽減することで正確な射撃が行えるように支援する機能。
近距離や中距離での射撃戦闘だけでなく狙撃にも適し、500mまでの遠距離、500m以上の超遠距離にある目標を攻撃する際にも大きな効果が期待できる。

:防犯セキュリティーシステム
1、ユーザー識別機能
支援AIにはリンクする着用者のコンディションデータから個人識別を行う機能があり、これよって着用者を識別することで、WDの不正な使用を防止する。
2、情報保全用自壊プログラム
機密情報を保持する為に、AIおよびWDの電子機器に使用されているソフトウェアと記録されている情報を消去するシステム。
機体を放棄する際に使用され、機体を鹵獲されることによる情報と技術の漏洩を防止する。


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