[掲示板へもどる]
一括表示

  [No.395] T13獲得枠作業ツリー 投稿者:よっきー  投稿日:2009/03/21(Sat) 00:19:23

いったんこっちにまとめなおします。


  [No.396] 湾岸工業地帯作業枝 投稿者:よっきー  投稿日:2009/03/21(Sat) 00:19:58

湾岸工業地帯はこちらの下に。


  [No.407] 設定文枝 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/03/24(Tue) 00:08:13

湾岸工業地帯の設定文はこちらの下に。


  [No.408] 概要と公害対策(よっきー作) 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/03/24(Tue) 00:09:02

ざらっと書いてみたので加筆修正とかお願いします。
あとは統一規格への対応とかいろいろ項目を追加していかないとですね。


**概要

 かねてより涼州藩国の経済の一翼を担ってきた、原油採掘に始まる一連の産業。
今まで分散していたそれらを新規造成の埋立地に高度に集積し、
輸送などによるロスを省くことで生産性を飛躍的に向上させたのがこの涼州湾岸工業地帯です。

 涼州湾岸工業地帯では原油から精製されたガソリンなどの燃料はもとより、
カーボンファイバーやポリエチレンをはじめとする各種の石油化学製品から、
それらを原料とする部品を使った電気機器や自動車等の機械にいたるまで
多種多様な工業製品を国内のみならず世界に供給((兵器等輸出規制のあるものに関しては国内のみ対象))しています。

**公害対策
 涼州湾岸工業地帯は単に生産性を追及したのみならず、
環境に配慮したものづくりをスローガンにした各種の施策を行っています。
排煙や排水に含まれる公害原因物質に関しては新開発の触媒を利用することによって、
周辺住民の健康や地域の生態系に与える影響を最小限度に押さえ込んでいます。

産業廃棄物についても、回収からリサイクルもしくは最終処分に至るまで
トレーサビリティ制度を応用して不法投棄などのないよう取締りを行っています。
これらの物的な排出以外にも騒音や排水の水温などの多様な側面について、
予期せぬ影響がないか常に調査と研究を行っています。


  [No.414] 材料の供給と材料工学(修正1) 投稿者:liang  投稿日:2009/03/25(Wed) 00:42:19

生産を支える先端材料工学

涼州藩国では、科学技術を産業の主軸と定め、その発展に多大な支援をおこなっていますが、その支援対象となっている科学技術の中に材料工学という分野があります。
この材料工学とは、物理学や化学、生物学などの各分野の知識を組み合わせて新素材やデバイスの設計・開発および評価を行う学問で、製造業と密接な関係のある学問でもあります。
また、最先端の材料工学は兵器の生産・開発においても重要で、藩国の独自兵器開発の分野でも積極的に研究されているほか、民生品の分野においても高品質で低価格な製品を生産するためには良質で安価な素材の供給が必要であり、この安定した材料供給を可能とすることによって製造業を支えています。
我が藩国では、この分野の研究開発を行っている企業や研究機関に対して、積極的な投資を行うことで藩国内企業の材料・デバイス開発能力の向上を促がし、自藩国内で良質の材料・デバイスの生産・供給を実現しています。
特に、旧悪童同盟に建造された化学工場で生産されるプラスチック素材やデバイス、旧ヲチ藩国から続くセラミック素材の開発・生産能力は高く、帝國諸藩のみならず共和国に属する諸藩国に対して同分野のアドバンテージを確固たるものとしています。
これにより、涼州藩国内の生産工場群は製品の製造に必要な材料の供給を国内から受けることができ、国際情勢や他国の影響を受けやすい輸入に頼る必要が無く、国内で生産される素材や部品で製品の製造が可能となっています。
さらに、この輸入によるコストとリスクを抑えることができるため、涼州藩国の企業は販売価格からそのコスト分の料金を差し引くことで製品の品質に対してより安価な価格で市場に供給することが可能となっており、これが国内企業の競争力の増強に繋がっています。


  [No.423] 湾岸工業地帯の警備体制(修正2) 投稿者:liang  投稿日:2009/03/27(Fri) 22:57:49

1、工業地帯の警備体制
湾岸工業地帯は、我が藩国の産業を支える重要拠点であり、セプテントリオンをはじめとする敵対勢力からのテロ攻撃や産業スパイを含む組織犯罪の対象となる可能性がある。
ただし、あくまでも民間企業の集まりである工業地帯の警備は、民間の警備会社に委託されている。
そこで、テロや犯罪の脅威から工業地帯を守る為、各セキュリティーレベルに応じた警備体制が取られており、特に重要な警備の要衝や重要施設にはPMCから派遣される武装した警備部隊を中心に、24時間体制で警戒に当たっている。
また、有事に備え、軍や公安機関との共同訓練・研修を毎年行っている。

2、重要警備を請け負う藩国専属PMC
重要警備の中心となるPMCは、全ての役員が元涼州藩国軍将校の退役軍人や同藩国の公安機関の元上級職員などで構成されており、同藩国の軍・治安部隊・公安機関の元職員・隊員しか採用しない特殊な企業である。
また、涼州藩国政府および同藩国企業のみと契約するいわば涼州藩国専属のPMCであり、藩国政府や国内企業の依頼を受け、藩国と国民全体を守る立場にある藩国軍や治安組織などの公的機関では警備が難しい民間企業や要人の護衛・警備を請け負っている。
なお、軍を退役または除隊した元軍人たちの優良な再就職先であり、その業務実績から軍や政府、国内企業との信頼関係の構築に成功している。
さらに、高度な技術と豊富な人員を持つこのPMCは、他の警備会社の人員を育成す事業も引き受けており、藩国内の警備会社のレベルを牽引することで、藩国全体の治安向上に貢献している。

3、PMC警備部隊
PMCから派遣される警備部隊は、高度な訓練を受けた元軍人・元治安部隊員で構成されており、高度な軍事知識と豊富な経験を持ち、高い戦闘能力を有している。
また、重武装のテロコマンドとの交戦を想定して、藩国の監視と認可の元、アサルトライフルや機関銃のほか、民間車両を改造した軽装甲車両や携帯式ロケット砲などの車両・重火器を含む強力な武装を保有している。


  [No.428] 修正しました 投稿者:liang  投稿日:2009/03/29(Sun) 11:47:48

1、ご指摘を受けた情報機関の文言の差し替え
2、PMCの記述修正
3、軍や公安機関との共同訓練の記述追加

上記修正しました。
お手数ですが、反映お願いします


  [No.409] イラスト枝 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/03/24(Tue) 00:09:34

湾岸工業地帯のイラストはこちらの下に。


  [No.410] 公害防止(NEKOBITO&ゆうみ) 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/03/24(Tue) 00:10:47

公害防止:大気汚染

http://www.cano-lab.org/akudo/bbs3/data/1236610936.jpg

公害防止:水質汚染

http://www.cano-lab.org/akudo/bbs3/data/1236613731.jpg

どちらもNEKOBITOくんとゆうみの合作です。


  [No.417] 輸出する港のイラスト 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/03/25(Wed) 23:47:18

船に積んでる感じです。

http://www.cano-lab.org/akudo/bbs3/data/1237992332.jpg

NEKOBITOくんとゆうみの合作です。


  [No.411] SS枝 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/03/24(Tue) 00:11:50

湾岸工業地帯のSSはこちらの下に。


  [No.412] なんとなくSS 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/03/24(Tue) 00:13:28

こんな・・・かんじ?
順番入れ替えとかやった結果、文章がおかしい気がします。とてもたくさん。
校正していただけると助かります。

/*/

航空機からI=D、WDまで、何でも作れる、何でもメンテナンスができる技術屋がほしかった。
厳しい環境下ではほんの少しの問題が命取りになることもある。
ちょっとした微調整が戦場で命を救うこともある。
無意識に手早く、最善の整備ができるようにと、家電製品に相対する時にも手を抜かない。
それが涼州流だった。

規格品の部品を使った家電大量生産。
それは、ともすれば品質や個人の技術を大きく低下させる原因ともなる。
家電を作っている間であればほんの少しの問題で、ただ使用するだけなら十分にその機能を発揮できるようなところまでを高品質で作る。
もちろん、大量生産には生産性も重要なファクターであるから、整備をするにあたっても、その時々に適した作業方法や作業手順を即時に選び
高いレベルの技術で実施していく必要がある。
ゼロから作ってくみ上げていくのとはまた違った技術が必要になるが、整備の腕をあげるにはもってこいだ。


/*/


ヲチ藩国と悪童同盟。
二つの藩国が合併した時、互いの持つ技術のいいとこ取りをしようとした結果、以前から持っていた固定観念は打ち捨てられた。
そこへ規格品の導入が決まったとなってもあわてる者はいない。
逆に皆、他国に負けない製品づくりをするにはどうしたらよいかと、知恵をしぼるようになった。

廊下で、階段で、食堂で。
工場内のあらゆる場所で、あらゆる場面で。
いつの間にか作業者達の提案大会が始まった。

「お祭り騒ぎになってるねぇ。せっかくいい雰囲気になってるから、提案のコンテストでもやっちゃいますか?」
「んー、賞品とか用意するの?」
「賞品ってか、ポストをね」
「新しい工場群・・・湾岸工業地帯を立ち上げるにあたって、自他共に認めるリーダーに活躍してもらおうって、そんな魂胆?」
「魂胆だなんて人聞きが悪いなぁ・・・。せっかくの人材を無為に眠らせてしまいたくないだけだよ」


例えばこんな提案が出た。

【規格品の有効活用】
 *方法
 サイズが規格内であるとはいえ、規格範囲内でばらつく。
 あらかじめ合いのいい組み合わせを調べておき、規格範囲をいくつかに区切る。
 規格品をより分けて保管し、合いのいい組み合わせで使うようにする。
 最後の微調整を手作業で行う。
 
 *効果
 あらかじめ合いのいい組み合わせを用意しておく事で、合わせの品質をあげても部品の歩留まりが悪くならない。
 調整を最小限に留めることになるため、作業者の行う調整は難しいものとなる。
 これによって、生産性をあげつつ、作業者の腕を磨くことができる。
 
 *具体的には。
 例とするならボルトとナット。
 規格範囲内で少し大きめの径のボルトは、同じ規格範囲内でも小さめの径のナットには合わせづらい。
 もちろん規格内であるから使えないことはないのだが、部品に余分な負荷がかかって寿命が短くなったり
 緩めにくくなるなどメンテナンス性が悪くなってしまうといった問題を抱える。
 逆に、ボルトの径が小さい場合には、ほんの少しではあるがぐらつきなどの問題を抱えることになる。
 本提案の方法で生産すれば、これらの問題が解消する。

「うん。大量生産とはいえ、品質は保たないとな」
「涼州の家電がイチバン、やー!とか言ってほしいもんなー」
「部品の生産コストを安くした分、設計と組み立てに力を入れよう」

これ採用、と、【採用】と書かれた箱の中へ入れる。
そして次の書類に手を伸ばし、山のような提案の数々に負けじと、次々に審査していく。
採用の書類が増えるたび、湾岸工業地帯の成功を確信していくのだった。


  [No.415] 湾岸工業地帯SS 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/03/25(Wed) 16:00:40

湾岸工業地帯、触媒の開発、ブラック(ACE)のどれにでも使えそうですがとりあえずここの枝に投下してみます。
この3つのアイドレスは、非常に関連性が深い為、クロスオーバーするような感じでページを作成し、HQを狙えないでしょうか。

/*/

「工業の発展には・・・。まずは技術者、作業者のレベルを底上げしないといけないかな」
「全体の生活水準をあげるところから始めるのもいいかもしれません。生活家電を生産すれば一挙両得かと」
「当然寒冷地仕様のものも作るんですよね?」
「もちろん。熱帯地でも寒冷地でも、電源がなくたって使えるものを開発するつもりだよ。あらゆる国に・・・」
悪童屋は何事もないような顔をして、次の言葉をつむいだ。
「そう、共和国にも輸出するんだからね」

数秒の沈黙が訪れる。

「共和国にって、そんなことができるんですか?」
「できるさ。ブラックさんに協力してもらえればね」

「森国やはてない国にも輸出できるように、自然素材を使ったものも必要だと思う」
「そうですね、森国、はてない国は気候がいいですし、電化製品というよりは家具に近いものを」
「幸い涼州には森林資源があるからね。雪崩や山崩れが起きないように気をつけなければならないけれど」
「せっかくですから、地質調査もやっておきましょう。レアメタルなしには工業は栄えないと言っても過言ではないですし」
「うん、いくらリサイクルをがんばっても、総量には限りがあるか」
「帝國軍元帥の御前でこんなことを言っていいものかわかりませんが、犬も猫もなく幸せな暮らしができればと・・・」
「それは元帥である俺が一番願っていることかもしれないな」


  [No.432] 埋立地に建てたあたり追加SS 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/03/29(Sun) 21:26:27

新しく建設される工場群は、湾岸を埋め立て、そこに工業地帯として建設されることとなった。
輸出を前提にしているため、港の近くに工場を建設する必要があるのだが、現有の港を使うと今までの産業、特に漁業を衰退させてしまう可能性があるため、使えない。
大規模な工業地帯を作るのであれば、そこに港を組み込んでしまったほうが利便性もよくなるだろうと、港も含め新設することとなった。

であればその場所はどこにすべきか。
藩国地図を広げて検討を行った結果、満場一致で埋立地を作ろうという結論に至った。
地図にあるどこにも、適した場所がなかったからだ。
もちろん、レアメタル採掘で出た大量の土を有効利用するという目論見もある。
使えるものは有効活用しようという、涼州藩国の気質がここにも垣間見えた。


  [No.419] ページ作成、最終調整の枝 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/03/27(Fri) 14:03:05

湾岸工業地帯のページ作成、最終調整用のご意見はこちらの下に。


  [No.420] ページ仮作成しました 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/03/27(Fri) 14:06:15

http://www.cano-lab.org/ryoshu/index.php?%CF%D1%B4%DF%B9%A9%B6%C8%C3%CF%C2%D3

ページにできるところまできたので一旦作ってみました。
ここにNEKOBTIOくんの工場イラストを追加予定です。

*相談
SSが浮いている感じがします。
バッサリ切ってしまうか、設定文より後ろに持ってきたほうがいいかなと思います。
あと、SS二つの繋がりがあまりよくないので、文章の手直しをしたほうがいいかなと思ったのですが、自分ではいい案が出ませんでしたorz
ご意見よろしくおねがいします。

おまけのところがうまく表示されないので困っています。
多分書式ミスだと思うので、ご指摘/ご修正よろしくおねがいします。


  [No.426] 気になった点 投稿者:悪童屋・四季  投稿日:2009/03/28(Sat) 21:27:03

作成ありがとう御座います。
気になった点があったので書き込みさせて頂きます。

t:要点 = 埋立地、工場群、煙
t:周辺環境=湾岸
を満たしているかの確認お願いします。

あと、警備体制の文章の情報機関の名前は削除お願いします。


  [No.433] Re: 気になった点 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/03/29(Sun) 21:31:53

> 作成ありがとう御座います。
> 気になった点があったので書き込みさせて頂きます。
>
> t:要点 = 埋立地、工場群、煙
> t:周辺環境=湾岸
> を満たしているかの確認お願いします。
>
> あと、警備体制の文章の情報機関の名前は削除お願いします。

追記部分で要点、周辺環境を満たし、警備体制の部分も修正いただきましたので、
今回ご指摘いただいた部分に関しては問題なくなったかと思われます。

他にもありましたらご意見くださいませー。>ALL


  [No.465] 触媒技術との関連について 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/04/08(Wed) 15:29:16

湾岸工業地帯の「触媒」という部分に、触媒技術の発展ページへのリンクを貼りました。


  [No.527] 4/22提出。 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/04/22(Wed) 00:28:34

提出しましたー。


  [No.397] ブラックさん作業枝 投稿者:よっきー  投稿日:2009/03/21(Sat) 00:20:26

ブラックさんはこちら。


  [No.400] イラスト枝 投稿者:よっきー  投稿日:2009/03/21(Sat) 00:25:47

ブラックさん関係のイラストはこの下に。


  [No.401] ブラックさんのイラスト(可西さん作) 投稿者:よっきー  投稿日:2009/03/21(Sat) 00:26:54
ブラックさんのイラスト(可西さん作) (画像サイズ: 640×480 51kB)

こちらの枝にもってきました。


  [No.406] ブラックさん+ソックス 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/03/24(Tue) 00:07:01

おまけ用。
おまけということと、アラが見えないので、小さめ表示でお願いしますー。


http://www.cano-lab.org/akudo/bbs3/data/1236524417.jpg


  [No.425] 扉の前に立つブラックさん(NEKOBITOくん作) 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/03/28(Sat) 00:10:15

扉の前に立つブラックさん

http://www.cano-lab.org/akudo/bbs3/data/1238166121.JPG


  [No.489] ブラックさんと男 投稿者:可西  投稿日:2009/04/16(Thu) 21:47:31
ブラックさんと男 (画像サイズ: 640×480 78kB)

ブラックさんと交渉する男性です。
使えるようでしたら使ってやって下さい。


  [No.466] 設定文の作成 投稿者:悪童屋・四季  投稿日:2009/04/08(Wed) 17:45:40

ブラックに関しては皆さん書きにくそうなので私の方で準備を進めていきたいと思います。


  [No.567] 設定文 投稿者:悪童屋・四季  投稿日:2009/05/08(Fri) 12:45:39

一旦、表に挙げておきます。
#を使っているのは裏取引の内容が表に出ないようにする為です。

/*/

「正式な書面なんて作るだけ無駄だ…。お互いの信用だけで商売しようじゃないか…」
                               ――薄暗い店の店主と男の会話――

『裏マーケット』通称:裏マと呼ばれる店が存在する。
多くの人々が必要とするモノ、欲しいと思うモノを高額だが取り揃えている店がある。それが『裏マーケット』通称:裏マと呼ばれる店だ。
どこに裏マが存在しているのかという情報はなく、店主を探すのは困難を極めた。しかし、多くの時間と費用を掛けて男はついに見つけたのだ。
それは、どこかの裏路地の更に奥…。そして、地下へと続く階段を下った所にその店はあった。一見、なんの変哲もない薄暗い店にみえるが、監視カメラをはじめとする様々なセキュリティシステムが導入されており、店主の用心深さが感じられる。

扉をくぐると、そこは更に薄暗く、店の奥に丸い黒眼鏡の奥に鋭い眼光を宿した太った親父が座っていた。店主と思しきその男は、店に入ってきた男を一瞥して
「冷やかしなら帰れ…」
と人の悪そうな雰囲気を漂わせて、そう言った。普通ならその場で回れ右しそうなものだが、男はなるほどと言う感じで店主のいるカウンターに近づいていき
「冷やかしでないのでやってきた。取引がある…」
というと開封されていない箱に座った。
「内容は?」
「涼州藩国と商売をしないか?」
「……。」
無言で話を続けろと促され、男は話を続けた。
#「涼州で作った物を共和国に売りたい。また、店主を窓口として共和国の物を買いたい」
#「正規ルート以外の流通を監視して、何かあれば報告がほしい。商売上、言えないのならいえる範囲で結構だ」
「店主の販売ルートを利用して涼州の製品を扱って欲しい。それを定期的に卸すつもりだ…。どうだろうか?」
無言だった店主が口を開いた。
「他の条件はないのか?ないなら話は終わりだ…。帰れ」
男は当然のように頷いて
「うちとの取引を行っている間、俺の権限で経済活動の安全を保障する」
#「勿論、正規ルートで販売されていない以上、裏マーケットでは販売、製品、流通に税金がかかる事はない。アンタに卸す製品は当然ながら洗浄済みだ」
#「非公式な販売、流通などの製品の動きについての情報には報酬をだそう」
#「情報に関しては正確で早ければ追加もだす」
#「ただ、セプテントリオンなどのテロ指定組織には技術提供、販売などを極力止めて頂きたい」
#「これは非公式な取引で、書面などは意味をなさない。単純な信用問題だ…」
「条件はこんなもんだ」
店主は暫く、沈黙した後に
「まさか、手ぶらと言う訳ではないのだろ?」
と言って店を閉め、男を店の奥の部屋へ誘った。そこで、男と店主によって取引に関する具体的な話が行われたのである。
男が去った後、そこにはもう、怪しい店も強面の店主もどこにもおらず。ただ、古ぼけた部屋が埃を被って残されていただけだった。


  [No.591] #とrの使い分けについて 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/05/15(Fri) 12:21:39

以前チャットでも書きましたが、念のためこちらにも。

> #を使っているのは裏取引の内容が表に出ないようにする為です。

とありますが、過去の例ではコメント文でもNPCに読まれてしまっています。
そのままだと表に出てしまうのであれば、rを実行する必要があるのでは?と思います。

特別な措置は必要なのか、
コメント文でOKなのか、だめなのか、
設定文でrを実行できるのかどうかなど定かではありませんので
質疑の必要があるかな、と思っています。


  [No.592] ふと思ったことがー 投稿者:NEKOBITO  投稿日:2009/05/15(Fri) 16:22:26

> #を使っているのは裏取引の内容が表に出ないようにする為です。

この「#」の代用案として、猫の神様の絶技メッセージは如何でしょうか?

あれ、対象にしか効果がないのでSSで堂々と書いても大丈夫そうなんですが。
もちろん猫の神様はPCの誰かで。最小サイズでバックに隠せば第三者に同行したのもバレませんし。いや、珍しい猫を見せに来たとかこの猫のエサが欲しいとか、表向きの用件にも使えますかね?



とまあ。絶技なので無効化はされても、さすがに盗聴はできないかなぁと思いました。


  [No.803] ページ作成、最終調整枝 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/09/25(Fri) 21:37:08

ブラックさんのページ作成&最終調整はこちらで。


  [No.804] ページ作成しました。 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/09/25(Fri) 21:38:04

こちらにページを作成しました。

http://www.cano-lab.org/ryoshu/index.php?%A5%D6%A5%E9%A5%C3%A5%AF%A1%CA%A3%C1%A3%C3%A3%C5%A1%CB


おまけいらんかも・・・とか。
もうちょっとマシなのを描いて差し替えた方がいいかもとか>おまけ
いろいろ思います。


  [No.807] 対応ありがとう御座います。 投稿者:悪童屋 四季  投稿日:2009/09/29(Tue) 14:35:13

自分で書いておきながら、交渉が成功したのか失敗したのか分からなくなっているので追記しようかと思います。


  [No.808] 追記 投稿者:悪童屋 四季  投稿日:2009/09/29(Tue) 14:43:49

最後に

数日後、涼州藩国のどこかに丸い黒眼鏡の奥に鋭い眼光を宿した太った親父が薄暗い店を始めたという噂が流れた。


  [No.809] 追記しました 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/09/29(Tue) 15:27:38

ちょっと文章に手を加えてみました。


> 数日後、涼州藩国のどこかに丸い黒眼鏡の奥に鋭い眼光を宿した太った親父が薄暗い店を始めたという噂が流れた。


数日後――

涼州藩国のどこかに薄暗い店が建った。

どこにあるのかわからない。
何を売っているのかも知られていない、曰くつきの店。

何かの間違いで足を踏み入れても、丸い黒眼鏡の奥から店主であろう太った親父に鋭い眼光で睨まれ、逃げ帰る羽目になる。

よほどの修羅場を経験した者しかその店の客とはなれないのではないか、私たちは近づかない方が幸せだと、まことしやかに流れる噂。

その真相を知っている者はごくわずかである。


  [No.398] 改造歩兵用WD作業枝 投稿者:よっきー  投稿日:2009/03/21(Sat) 00:21:08

改造歩兵用WDのものはこちら


  [No.441] 改造歩兵用WD設定文(試作) 投稿者:liang  投稿日:2009/04/01(Wed) 23:13:27

改造歩兵用WDの試作設定文です

今だ作成中なので、変更や追加・削除もありえますが、イラストなどの参考にでもなればと……


  [No.442] 設定文 開発計画(修正1) 投稿者:liang  投稿日:2009/04/01(Wed) 23:15:19

改造歩兵用WDの開発

1、改造歩兵用ウォードレスの開発計画
改造歩兵の戦力増強を目的とした、改造歩兵専用の特殊なウォードレスの開発計画。
サイボーグ兵士であり、通常の歩兵と隔絶したポテンシャルを持つ改造歩兵の規格に合わせた専用WDを開発する。
あくまでも歩兵としての機能を重視したうえで対WD・対歩兵戦闘で優位に立ち、且つある程度の対I=D攻撃力と特殊作戦への適正を獲得する事によって改造歩兵の戦力と運用効率を向上させる。

2、改造歩兵にとってのウォードレス
軍用規格のブレイン・マシン・インターフェイスによって高度な人機融合を実現する改造歩兵にとって、WDとは「装備品」でなく「自身の延長」であり、言葉通りに己の手足のごとくWDを操ることが出来る。
また、WDのセンサーやカメラなども同様で、センサーの類も五感の延長であり、センサーから得られる情報を自身の五感と同じように総合的に処理・把握することができる。
このため、改造歩兵用WDは、情報を読み取るという作業を省略することでき、ヒューマンエラーの防止に繋がる。

3、改造歩兵用ウォードレスの要求性能
A、改造歩兵のポテンシャルを活かした強力な打撃力
B、対歩兵・対WD戦闘および砲弾破片を想定した装甲
C、他国の最新鋭のWDに対抗しうる運動性能
D、歩兵の利便性を維持する兵装のコンパクト化とCQB適性
E、特殊作戦に対応した隠密性能と展開能力
F、情報保全や盗難防止の為のセキュリティーシステム


  [No.443] 設定文(修正2) 改造歩兵用WD 投稿者:liang  投稿日:2009/04/01(Wed) 23:18:25

:改造歩兵専用ウォードレス「ビャクロウ」
特殊部隊向けの改造歩兵専用WD。
高い戦闘能力を持つ改造歩兵中でも、少数精鋭のエリート部隊のみが運用することを前提とした高性能機。
運用対象が限定されており、大量配備を前提とした通常のWDに比べて少量生産となることから高コストとなっているが、コストと引き換えにハイスペックを実現している。
高性能を追求した結果、運用の為の知識・技術の要求も高度化してしまったが、元々がエリート部隊専用の為、問題無しとされている。
また、着用者にあわせてチューニングすることで着用者とWDのポテンシャルを最大限に引き出すことができるよう設計されおり、事実上の専用機化する事からも普及型としての運用を考慮していないことが伺える。
専用機化による事故や戦闘による消耗リスクに関しては、一人につき数機の予備機を用意することで対応している。
なお、WDの呼称「ビャクロウ=白狼(はくろう)」とは、妖怪とも風神・山神ともされる幻想存在の一つ。

:特徴
このWDは、固定兵装を持たず、兵装を交換することで高い汎用性を有する。
また、特殊な運用思想から後述する独特のシステムを備える。
1、基本フレーム
2、外付け式装甲モジュール
3、機動戦用ブースターシステム
4、多目的支援AIシステム
5、WD用火器管制装置
6、対テロ・防犯セキュリティーシステム


  [No.636] 設定文(改訂版) 改造歩兵用WD 投稿者:liang  投稿日:2009/05/29(Fri) 21:52:56

:改造歩兵専用ウォードレス「狗賓」
特殊部隊向けの改造歩兵専用WD。
高い戦闘能力を持つ改造歩兵中でも、少数精鋭のエリート部隊のみが運用することを前提とした高性能機。
運用対象が限定されており、大量配備を前提とした通常のWDに比べて少量生産となることから高コストとなっているが、コストと引き換えにハイスペックを実現している。
高性能を追求した結果、運用の為の知識・技術の要求も高度化してしまったが、元々がエリート部隊専用の為、問題無しとされている。
また、着用者にあわせてチューニングすることで着用者とWDのポテンシャルを最大限に引き出すことができるよう設計されおり、事実上の専用機化する事からも普及型としての運用を考慮していないことが伺える。
専用機化による事故や戦闘による消耗リスクに関しては、一人につき数機の予備機を用意することで対応している。
なお、WDの呼称「狗賓」とは、風神・山神の使いとされる幻想存在の一つ。

:特徴
このWDは、固定兵装を持たず、兵装を交換することで高い汎用性を有する。
また、特殊な運用思想から後述する独特のシステムを備える。
1、基礎フレーム
2、複合式装甲システム
3、多目的支援AIシステム
4、WD用火器管制装置
5、対テロ・防犯セキュリティーシステム


  [No.444] 設定文(修正2) システム 投稿者:liang  投稿日:2009/04/01(Wed) 23:19:46

:基本フレーム
人工筋肉・電子機器・AIシステムを搭載するWDの基礎となるパーツ。
高性能機の開発という目的の為に、最新の技術と最新の素材が惜しみなく用いられている。
非装甲型のWDに酷似したシステムを持つが、あくまでもWDを構成するパーツの一つという扱いであり、基本フレームのみでの運用は想定されていない。
サイボーグ兵士である改造歩兵と相性が良い、サイバネティックス技術を応用した高精度の機械駆動式人口筋肉を採用しており、従来のWDを遥かに凌ぐ動作精度を得ている。
さらに、改造歩兵の高い耐久力を鑑み、着用者に対する大きな負荷を許了することで、稼働時間が従来のWDに比べ若干短くなったものの、出力と装備重量を大幅に強化することに成功している。
ただし、成熟度が不十分な新技術と高精度の部品を多用していることから、運用コストと整備の手間がかかり、性能を発揮する為には、兵站によるサポートが欠かせない。

:外付け式装甲モジュール
外付け式のため損傷箇所を交換するだけで修理することができるため補修が容易で、分解しての整備・保管・輸送が可能。
これにより、交戦により装甲が破損しても、基本フレームが無事である限り、装甲を交換するだけで戦列に復帰することが可能となる。
主な装甲は、涼州藩国最先端の材料工学・材料力学を駆使して開発された、セラミックを主軸とする複合装甲で、重量比で従来のI=Dの装甲を上回る性能を持つ軽量で堅牢な新装甲である。
装甲システムとしての性能は、全方位からの12.7mm口径以下の銃弾と砲弾破片を食い止め、正面装甲は40mmの直撃を防ぐほどの防御力を持つ。
しかし、非常に高価で、必要な装甲の総面積が大きいI=Dや、大量に生産・運用されることが前提となる通常のWDに使用するには、コストの問題から生産ラインを維持できないため現状では適さない。

:機動戦闘用ブースターシステム
WD用に小型化・軽量化を実現した特殊なジェットエンジン式ブースター。
このジェットエンジンは、WDへの搭載を前提とした低出力低燃費の新機軸エンジンで、応答性が極めて高く、コンピュータ制御された偏向ノズルの採用と合わせて重WDによる高度な3次元戦闘を実現する。
出力が小さい為、飛行するほどの推力は得られないが、短距離走や跳躍の際に用いることで直線的ながらも従来のWDを凌駕する驚異的な速力と運動性能を得ることができる。
なお、通常の移動では燃料節約の為、ジェットブースターは使用しない方針。
運動性能の向上と運用時間に特化しており、比較的近いシステムであるリテルゴルロケットロケット等とは運用思想が異なっている。
被弾リスクおよび重量負荷を考慮して搭載燃料は最低限に抑えているが、帝國最先端を自負する材料工学・力学と燃料精製技術を武器に、推力を控えることで燃焼効率を向上させた新機軸エンジンと高品質ジェット燃料を開発・採用することにより、燃料消費を抑えて実用レベルの使用時間を実現した。
ただし、出力が小さいといえども加速時に発生する負荷は強力で、機体と着用者に掛かる負担は大きく、着用者には改造歩兵でなければ耐え切れないほどのGが発生し、整備の手間も増加するうえWDの寿命にも影響が出てしまう。


:多目的支援AIシステム
ブレイン・マシン・インターフェイスにより着用者とリンクすることで、WDや着用者のコンディションや残弾数のカウントなどのチェック作業を代行し、着用者を支援するAIシステム。
情報の見落としなどのヒューマンエラーを防止するほか、火器システムの操作や無線通信の自動暗号変換などの機能を持ち、着用者をサポートする。
1、コンディションチェック機能
着用者とWDの身体機能や精神状態、損害状況などのチェックを行い、必要に応じて警告やサブシステムへの切り替えなどのダメージコントロールを行う機能。
隊員およびWDのコンディション情報は小隊指揮所に送られ、指揮所でモニターすることができ、指揮官の状況把握にも役立っている。
2、火器・装備管理機能
使用火器や装備のコンディションをチェックする機能。
残弾数をカウントし、故障の際は、原因の分析と警告を行う。
3、火器システム運用機能
複雑な火器システムの機能と操作を一部代行する機能で、FCSと連動して機能する。
高度化しすぎた兵器を扱うには、自動化による省力化を避けることはできないが、大掛かりなシステムを要するものもある。
そこで、火器システムの一部をWDのAIにあらかじめ搭載しておくことで、兵器そのもののシステムをある程度簡略化し、運用兵器のサイズとコストおよび運用時の兵士の手間を抑えることが出来る。
4、自動暗号変換・翻訳機能
無線通信の暗号変換と翻訳を自動で行う機能。
常に傍受の危険が付きまとう無線通信における情報の秘匿性を高める効果があり、無線通信でのリスクを下げる。

:WD用火器管制装置
軍規格のブレイン・マシン・インターフェイスにより、運用火器の照準装置と着用者の視覚と運動機能をリンクさせ、効果的な射撃を可能とする改造歩兵用WD独特の火器管制システム(FCS)。
使用する兵装にあわせた幾つかの管制機能を持つが、火器に搭載されているシステムがWD側のFCSと適合する規格を持たない場合は使用できない。
また、冗長性の確保のためにも、この機能に頼る事無く「通常の歩兵のように」正確な射撃ができるように訓練を積む必要がある。
1、照準支援機能
火器の照準装置とWDのセンサーによって視覚内の対象物および周辺環境を観測し、予想弾道と目標との距離・相対速度などの情報を着用者に提供するシステム。
2、偏差修正機能
射撃支援機能から得られる情報を元に、偏差射撃修正を自動に行う機能。
WDの人工筋肉に干渉し、動作を誘導して照準補正を行う。
これにより、近距離および中距離までの射撃の精度を高める効果が期待でき、300m以内であればピンヘッドすら可能となる。
ただし、距離が離れると周辺環境の影響を予測し難くなる為、300mを超える距離になると補正効果が低くなる。
3、
射撃支援機能。
WDの人工筋肉に干渉し、手ぶれや呼吸などによる身体の動揺と射撃時の反動を補正し、軽減することで正確な射撃が行えるように支援する機能。
近距離や中距離での射撃戦闘だけでなく狙撃にも適し、500mまでの遠距離、500m以上の超遠距離にある目標を攻撃する際にも大きな効果が期待できる。

:防犯セキュリティーシステム
1、ユーザー識別機能
支援AIにはリンクする着用者のコンディションデータから個人識別を行う機能があり、これよって着用者を識別することで、WDの不正な使用を防止する。
2、情報保全用自壊プログラム
機密情報を保持する為に、AIおよびWDの電子機器に使用されているソフトウェアと記録されている情報を消去するシステム。
機体を放棄する際に使用され、機体を鹵獲されることによる情報と技術の漏洩を防止する。


  [No.637] 設定文(改訂版) システム 投稿者:liang  投稿日:2009/05/29(Fri) 21:56:19

:基礎フレーム
1、基礎フレームの基本性能
人工筋肉・電子機器・AIシステムを搭載するWDの基礎となるパーツ。
高性能機の開発という目的の為に、最新の技術と素材が惜しみなく用いられている。
軽装のWDに酷似したシステムを持つが、あくまでもWDを構成するパーツの一つという扱いであり、基礎フレームのみでの運用は想定されていない。
A、全天候能力とNBC兵器耐性
高精度なカメラアイと赤外線式および増光式の暗視装置、集音システムをはじめとした各種センサーにより完全な全天候能力を獲得している。
また、高い気密性と生物・化学兵器・核物質を除去するフィルターの標準装備により、高いNBC兵器耐性を持つ。
さらに、酸素ボンベを装備することで完全な機密性を保つこともできる。
B、サイバネティックス技術の採用
サイボーグ兵士である改造歩兵と相性が良いサイバネティックス技術を応用した高精度の機械駆動式人口筋肉を採用しており、従来のWDを遥かに凌ぐ動作精度を得ている。
これは、義体の義肢を制御する技術の応用で、ブレイン・マシン・インターフェイスにより着用者の脳から信号を受け取り、直接WDの手足を動作させることにより、着用者とWDの挙動が完全に同期した動作が可能となっている。
C、高負荷型高出力人工筋肉
着用者に高い負荷を強いる反面、WDの運動性能と小型I=Dに匹敵するペイロードの両立に成功した、非常に高い出力を誇る機械式の人工筋肉。
改造歩兵の高い耐久力によって、この高負荷型人工筋肉がWDに採用することができた。さらに、サイズに対して過大ともいえる出力と装備による機体への負荷に留意し、下半身および足回りの耐久性が強化されている。
ただし、成熟度が不十分な新技術と高精度の部品を多用していることから、運用コストと整備の手間がかかり、性能を発揮する為には、兵站によるサポートが欠かせない。
なお、消耗がやや早く、稼働時間が従来のWDに比べ若干短くなっている。

:複合式装甲システム
基本防護処置と外付け式装甲モジュールからなる装甲システム。
基本防護処置は主にシステム保護を目的としており、外付け式装甲モジュールが本来の装甲としての機能を持つ。
1、基本防護処置
基礎フレームに施されている防護機能。
本格的な装甲ではなく、物理的な攻撃に対する防御力はあまり期待できないが、衝撃や熱に強く、核兵器などによるEMPを想定した対電磁波シールド処理が施されており、これらの影響から着用者および基礎フレームに搭載されている電子機器やシステムを守る機能がある。
2、外付け式装甲モジュール
A、目的と機能
基本装甲にかぶせるように装着される本格的な装甲ユニット。
多機能・高機能化とコンパクト化の両立によって冗長性に余裕がない基本フレームを、装甲のみを独立させることで保護するというダメージコントロールの目的がある。
外付け式のため損傷箇所を交換するだけで修理することができるため補修が容易で、分解しての整備・保管・輸送が可能である。
これにより、戦闘や事故で装甲が破損しても、基本フレームが無事である限り、装甲を交換するだけで戦列に復帰することが可能となる。
B、防護性能とコスト
主軸となる装甲は、涼州藩国最先端の材料工学・材料力学を駆使して開発された、セラミックを主軸とする複合装甲で、重量比で従来のI=Dの装甲を上回る性能を持つ軽量で堅牢な新装甲である。
12.7mm口径以下の銃弾および砲弾破片を想定した全周装甲と、40mm機関砲弾の直撃に耐える正面装甲を持ち、誘導弾を除く平均的な歩兵およびWDの携行火器に対して十分な防御力を発揮する。
しかし、非常に高価で、必要な装甲の総面積が大きいI=Dや、大量に生産・運用されることが前提となる通常のWDに使用するには、コストの問題から生産ラインを維持できないため現状では適さない。

:多目的支援AIシステム
ブレイン・マシン・インターフェイスにより着用者とリンクすることで、WDや着用者のコンディションや残弾数のカウントなどのチェック作業を代行し、着用者を支援するAIシステム。
情報の見落としなどのヒューマンエラーを防止するほか、火器システムの操作や無線通信の自動暗号変換などの機能を持ち、着用者をサポートする。
1、コンディションチェック機能
着用者とWDの身体機能や精神状態、損害状況などのチェックを行い、必要に応じて警告やサブシステムへの切り替えなどのダメージコントロールを行う機能。
隊員およびWDのコンディション情報は小隊指揮所に送られ、指揮所でモニターすることができ、指揮官の状況把握にも役立っている。
2、火器・装備管理機能
使用火器や装備のコンディションをチェックする機能。
残弾数をカウントし、故障の際は、原因の分析と警告を行う。
3、火器システム運用機能
複雑な火器システムの機能と操作を一部代行する機能で、FCSと連動して機能する。
高度化しすぎた兵器を扱うには、自動化による省力化を避けることはできないが、大掛かりなシステムを要するものもある。
そこで、火器システムの一部をWDのAIにあらかじめ搭載しておくことで、兵器そのもののシステムをある程度簡略化し、運用兵器のサイズとコストおよび運用時の兵士の手間を抑えることが出来る。
4、自動暗号変換・翻訳機能
無線通信の暗号変換と翻訳を自動で行う機能。
常に傍受の危険が付きまとう無線通信における情報の秘匿性を高める効果があり、無線通信での情報漏えいのリスクを下げる。

:WD用火器管制装置
軍規格のブレイン・マシン・インターフェイスにより、運用火器の照準装置と着用者の視覚と運動機能をリンクさせ、効果的な射撃を可能とする改造歩兵用WD独特の火器管制システム(FCS)。
使用する兵装にあわせた幾つかの管制機能を持つが、火器に搭載されているシステムがWD側のFCSと適合する規格を持たない場合は使用できない。
また、冗長性の確保のためにも、この機能に頼る事無く「通常の歩兵のように」正確な射撃ができるように訓練を積む必要がある。
1、照準支援機能
火器の照準装置とWDのセンサーによって視覚内の対象物および周辺環境を観測し、予想弾道と目標との距離・相対速度などの情報を着用者に提供するシステム。
2、偏差修正機能
射撃支援機能から得られる情報を元に、偏差射撃修正を自動に行う機能。
WDの人工筋肉に干渉し、動作を誘導して照準補正を行う。
これにより、近距離および中距離までの射撃の精度を高める効果が期待でき、300m以内であればピンヘッドすら可能となる。
ただし、距離が離れると周辺環境の影響を予測し難くなる為、300mを超える距離になると補正効果が低くなる。
3、射撃支援機能。
WDの人工筋肉に干渉し、手ぶれや呼吸などによる身体の動揺と射撃時の反動を補正し、軽減することで正確な射撃が行えるように支援する機能。
近距離や中距離での射撃戦闘だけでなく狙撃にも適し、500mまでの遠距離、500m以上の超遠距離にある目標を攻撃する際にも大きな効果が期待できる。

:防犯セキュリティーシステム
1、ユーザー識別機能
支援AIにはリンクする着用者のコンディションデータから個人識別を行う機能があり、これよって着用者を識別することで、WDの不正な使用を防止する。
2、情報保全用自壊プログラム
機密情報を保持する為に、AIおよびWDの電子機器に使用されているソフトウェアと記録されている情報を消去するシステム。
機体を放棄する際に使用され、機体を鹵獲されることによる情報と技術の漏洩を防止する。


  [No.445] 設定文(修正版) 武装・装備類 投稿者:liang  投稿日:2009/04/01(Wed) 23:27:18

:運用兵器
「ビャクロウ」が使用する火器。
基本的に単純な威力よりも歩兵としての継戦能力と機動力が重視されており、取り回しと運動性能を損なわないよう小型化・軽量化が考慮された装備が多い。
これ以外にも、改造歩兵用の火器・装備が使用でき、武装の共有が可能である。

1、専用突撃ライフル
セミ・オートおよびフル・オートの射撃機構を持つ20mm口径のブルパップ式アサルトライフル。
高度な三次元運動に対応する特殊な照準装置を搭載している。
交戦距離は500m以内を想定しており、WDの主用火器の一つとして扱われている。
照準装置は、WDのFCSとリンクする機能があり、高速機動戦闘や対空射撃で効果を発揮する。
口径は20mm口径であり、新型のケースレス弾薬を採用していることに加え大型弾倉を備えており、高い継戦能力を持つ。
主に使用される弾薬は高速徹甲弾で高い貫徹力を持ち、他に徹甲焼夷弾、対人軟弾頭弾、対空近接信管弾頭弾が生産されており、用途に合わせて使い分けられる。
また、専用バヨネットを装着できるハードポイントとアクセサリ用のレールを備えており、アッドオンタイプのグレネードランチャーを装着でき、高い汎用性を発揮する。
A 専用バヨネット
刃渡り20cm程度の合金製の銃剣。
単独またはハードポイントに取り付けて白兵戦に用いられるが、特殊な仕様を持たない極普通の銃剣で、装甲を持つ相手に対する効果は低い。
ただし、丈夫な刀身は、枝打ちなどの用途に適し、鉄条網の切断を想定した鋸状の刃を備えており、サバイバル用具や工具としての機能が重視されている。
特に、グリップやハンドガードは絶縁体で、通電した鉄条網をはじめから想定した設計となっている。
なお、その使い勝手のよさから日用品として愛用するものもいる。
B 60mmグレネードランチャー
60mm口径の擲弾を発射するアッドオンタイプのグレネードランチャー。
レールに取り付けることが出来る。
装弾数は1発で、WDのFCSと連動する独立した照準装置と発射装置を持ち、パーツを取り付けることで単独での使用も可能。
有効射程は500m以内。
着発信管と曵火信管を選択できる対人対軽装甲榴弾、金属サーモバリック弾、煙幕弾、照明弾のほか、催涙弾やゴムスタン弾などの非殺傷弾も使用できる。

2、戦術用光学式攻撃システム
涼州藩国が独力で開発に成功したWD用携行型レーザー砲。
改造歩兵用装備として開発が進められていたレーザー兵器を実用化したもので、主用火器の一つ。
「TLAS−HLR1」という型式番号が与えられている。
普及型としての運用を諦めWDでの使用を前提に、重量負荷を受け入れることで強力な出力と大気圏内における1000mの有効射程を実現し、中距離戦装備として採用された。
大きめの歩兵銃の様な形状をした所謂レーザーライフルであり、取替えの容易なカートリッジ式のエネルギーセルから必要な電力を得る構造となっている。
平均的なWDの装甲を1秒以内に撃破できるとされており、WDのFCSに連動する照準装置をもち、着弾点の誤差と着弾時間の誤差がなく、回避や防御が非常に困難で、中距離および遠距離での射撃戦に適する。
ただし、大気圏内では1000mを超えると急激に減衰し、威力が低下してしまうため、1000mを超える長距離での使用には適さない。
また、天候の影響を受けやすく、霧や雨の際には減衰する距離が短くなってしまい、有効射程が激減する欠点を持つ。
なお、本兵器自体は空間戦に対応する十分な性能を持っており、気圏外で使用する際の有効射程は気圏内に比べ遥かに長く、有力な主力火器となりうる。
ちなみに、通常の歩兵でも扱える普及型を目指して開発が進められている光学兵器「レーザーライフル」とは発想が異なる為、区別して「ハイ・レーザーライフル」と呼称されることになっている。

3、WD用誘導弾発射機
WD用の肩撃ち式ミサイル発射機。
WD用に開発されたミサイルの共有プラットホームで、同一規格で開発された複数の種類のミサイルを発射できる。
これは、WDの補助AIとFCSがミサイルの誘導システムの機能を一部代行できるためであり、発射機側の誘導装置を簡略化することで携行可能なサイズに小型化することができた。
・誘導弾の種類
A 対I=D運動エネルギー貫通弾頭型誘導弾
炸薬弾頭を持たず、高硬度貫通弾頭と音速を遥かに超える高速で飛翔することによる運動エネルギーで目標を撃破する対I=D誘導弾。
運動エネルギー誘導弾(KEM)とよばれるミサイル化された高速徹甲弾であり、弾頭は劣化ウラン合金製の徹甲焼夷弾で、射程距離は6km以上、飛翔速度は1800m/sec以上とマッハ5を超える。
平均的な戦車主砲と同等以上の貫通力と射程距離を有し、重装I=Dを正面から撃破することが可能な有力な対装甲兵器で、WDでの運用を前提として開発されており、打撃力および射程距離で十分な性能を実現しながらも弾体のサイズを抑えることに成功しており、携行性も高い。
誘導方式は目視線レーザー指令方式で、WDのFCSが目標を捕捉し、ランチャーに搭載されている誘導装置からの誘導信号をレーザーで飛翔するミサイルに送信することで誘導を行う。
ただし、目標の距離が近すぎると加速距離が足りず、十分な貫通力を得られないという欠点がある。
B 対地対空兼用誘導弾
「試製I=D黒雷号」に採用されたマイクロミサイルを参考に開発された対空対地兼用の携帯式ミサイル。
携行性を重視しており、サイズがやや小さめで射程距離が若干短くなっており、対空で約6km、対地で約4kmとなっている。
対空用近接信管と対地用直接信管の選択が可能で、貫通力に優れたタンデム式成型炸薬弾頭を持ち、対地攻撃の際にはダイレクトヒットとトップアタックの選択も可能。
誘導方式は赤外線イメージホーミングで、撃ちっ放し機能と特殊な発射後ロックオン機能を有する。
これは、WDのFCSで補足した目標情報をミサイルへ転送し、その情報を元に撃ち出されたミサイルが自身のシーカーで敵を探知・捕捉・追尾するというもので、発射後すぐに退避できることから射手の生存性を大きく高める効果がある。
また、装薬量が多く、携帯式対空ミサイルとしては打撃力が高いため、防弾性能の高い重戦闘ヘリや攻撃機に対して特に有効である。
ただし、高性能な誘導装置を持つため、携帯式ミサイルとしてはかなり高価なものとなってしまった。

4、7.62mmPDW
近接防護用のサブアームとして用いられるサブマシンガンのような短銃身の機関銃。
片手で扱えるほど取り回しがよく、比較的低威力で周辺被害を抑えることのできるCQB適性の高い中近距離用の火器で、突入戦の主用火器としても扱われる。
セミ・オートおよびフル・オートでの射撃可能で、連射速度を2段階で調整する機構を持ち、低速連射モードに専用のサイレンサーを装着して運用することにより連射速度と威力を犠牲に高い静粛性を獲得することができる。
なお、この低連射・低威力は周辺被害を最も抑えることができる為、狭い室内などでの運用に特に向いている。
口径こそ歩兵用小銃と同程度だが、薬莢を廃したケースレスタイプの強壮弾を使用していることに加え、特殊な給弾方式をもつ大型マガジンを採用しており同サイズの口径を持つ小銃と比べて高い威力と装弾数を持ち、高い打撃力と弾幕展開能力を有する。
WDのFCSと連動する専用の照準装置とスタビライザーにより、中近距離における命中精度と集弾性が良好で、十分な装甲を持たない目標に対する有効な弾幕射撃および効力射撃が可能である。

5、WD用ハンドガン
7.62mmPDWのサブアームとして用いられる専用ハンドガン。
つまり、予備の予備。
対重サイボーグおよびWDを想定した12.7mm専用弾を使用し、一発の単純な破壊力なら7.62mmPDWより強力。
威力は高いが使用者の負担も大きく、改造歩兵もしくはWD着用でない限りはまともに扱えない代物である。
ただし、威力が強すぎてCQBでは扱い難いとの声があり、カスタマイズされた私物の拳銃を愛用している隊員も多い。
使用弾が大きすぎ、装弾数が6発と少ないのも不人気の理由の一つである。

:白兵装備
1、専用バヨネット
専用アサルトライフルのアクセサリの一つで、刃渡り20cm程度の銃剣。
丈夫な合金製だが、動力や特殊な仕様を持たない極普通の刀剣で、格闘武器というよりサバイバル用具としての性格が強い。
2、白兵用刀剣
刃渡り60cm程度の本格的な刀剣で、斬撃・刺突共に適した日本刀に近い形状をしている。
特殊な高硬度鋼で製造されており、高速振動機構を持つ高速振動剣。
重WDの装甲を撃破できるほどの貫通力と切れ味を持ち、扱いやすい長さは白兵戦で有利に働き、傾向性にも優れる。
なお、開発者は、改造歩兵の動体視力と反射神経にWDで強化された動作精度を持ってすれば飛来する銃弾すら切り払うことができると豪語しているが、実践しようとしたものは誰もいない。
3、WD用高速振動ナイフ
刃渡り30cmほどの大振りのコンバットナイフで、高速振動機構を持つ高速振動剣。
WDにあわせてグリップなどを調整した改良型の高速振動ナイフで、振動数や使用時間が延長されている。
軽量で傾向性が高く、本格的な白兵装備を必要としない任務に適しており、手頃な大きさでサバイバル用具としての使い勝手もよく、白兵用刀剣に比べ汎用性が高い。
4、WD用塹壕スコップ
非常に頑丈で、岩でも掘れるとの評判のWD用のスコップ。
塹壕掘りや陣地構築などの工兵作業における基本的な道具。
だが、この無駄に頑丈なスコップは、改造歩兵用WDの怪力で振るわれることにより、白兵戦において恐ろしい凶器となりうる。
特に、涼州藩国の改造歩兵は、そのルーツを旧ヲチ藩国工兵部隊にもち、スコップに対するこだわりは相当なものであるとうわさされている。

:防御兵装
攻撃ではなく、防護目的で使用される兵器。
手持ち式の増加装甲や電子戦装備などがある。

1、電子戦兵装
部隊単位で複数人を対象にしたECMおよびECCMによる限定的な電子戦を行う為の装備。
専門教育を受けた隊員が担当し、敵レーダーによる探知およびレーダー誘導兵器による攻撃や妨害電波による通信障害などから部隊を守る。
2、防弾防爆大盾
手持ち式増加装甲の一つ。
大型の盾のような形状をしており、WDが完全に隠れられるほどの面積がある。
強襲甲冑に使用されている装甲材と同じ材質で、強襲甲冑よりも装甲が厚く、高い防護効果を持つ。
主に、戦闘工兵が使用する。
3、手持ち式リアクティブアーマー
手持ち式増加装甲の一つ。
爆破反応装甲と呼ばれる爆薬を使用した対ミサイル用の装甲ユニットで自己や友軍WDまたはI=Dを敵のミサイル攻撃から守る為の装備。
ただし、銃弾などの運動エネルギーを利用した攻撃に対する防護効果が期待できない為、実際には手持ちで使われることは殆ど無く、陣地やI=Dの即席装甲板や施設として使用される場合が多い。

:その他装備類
1、偵察用UAV
WDによる運用を前提に開発された小型の偵察用UAV。
徹底した静粛性能と形状ステルス、電波吸収素材の採用および迷彩塗装により高い隠密性を持ち、生存性が重視されている。
また、滞空時間が長く、長時間の偵察活動が可能となっている。
武装は施されていないが誘導用レーザーを照射することができ、上空からの間接照準で友軍の砲撃を支援できる。
この偵察ユニットの最大の特徴は、WDの無線装置とリンクすることで、リアルタイムの偵察情報を信号が受信可能な全てのWDに送信できるという点である。
改造歩兵はこの偵察機から情報を受け取り、上空からの視点で敵情を把握することができるため、効率的な戦術行動が可能となる。
2、WD用対迫レーダー
飛来する迫撃砲の航跡を分析し、敵砲兵の居場所を探知するレーダーシステム。
小型化に成功しており、WDであれば簡単に携行・展開が可能。
設置して使用し、専門教育を受けた隊員の操作により、陣地防衛の敵砲兵対策に効果を発揮する。
3、WD用透過型対人レーダー
障害物を透過して、敵の存在と動向を探知する対人用のレーダーシステム。
屋内での戦闘や突入戦を想定しており、比較的小型で、運搬しやすい設置型のシステム。
移動しながら使うことは出来ないが、状況をモニターで確認できる。
複数のセンサーを複数箇所の設置することで、建物の一定エリアの動向を探り、突入部隊の支援を行う。
走査方式は熱源と振動検知の複合型で、複数箇所からの走査を行うことで高い分解能と探知精度を持つ。
4、狙撃探知システム
レーザーの反射信号を分析する光学式と銃撃の発射音を探知・分析して狙撃兵の位置を探知する音響式を組み合わせた対狙撃兵システム。
光学式は、不可視光レーザーで周囲を走査し、狙撃兵やスポッターの持つ望遠装置や照準機などからの反射波を検知することで狙撃兵の有無と位置を探知する。
索敵範囲は1500m以上で、天候に左右されるという欠点があるが、攻撃を受ける前にその存在を看破できる利点がある。
音響式は銃の発射音を検知し、分析することで、狙撃兵の位置を看破するシステム。
狙撃点の距離や位置をある程度の精度で捉えることができるが、仕様上、攻撃を受けた後となる。
5、爆破装備
一般的なプラスチック爆薬で、構造物や障害物を爆破によって排除する為の強力な工兵用爆薬。
戦闘工兵ご用達の馴染み深いもので、戦闘工兵隊を母体とする改造歩兵の隊員はこの爆薬の取り扱いに精通している。
トラップにも応用でき、釘や鉄片を仕込んで即席の対人対軽装甲兵器として用いることも多い。
6、突入支援装備
ドアを爆破する小型の爆薬やスタングレネードなど、突入を支援する装備一式。
突撃兵が装備し、突入戦で使用される。
7、小隊長用通信機
WD小隊の小隊長が使用する無線機で、司令部および部隊間の交信や部下への指示に用いられる。
軽量で小型化されているが通常のWD用通信機より強力で、数キロはなれた友軍とも交信できる。
なお、通信内容はAIによって自動的に暗号化されるが、暗号化手順を省略することも可能。


  [No.639] 設定文(改訂版 修正1) 武装・装備類 投稿者:liang  投稿日:2009/05/29(Fri) 22:04:14

:運用兵器
「狗賓」が使用する火器。
基本的に単純な威力よりも歩兵としての継戦能力と機動力が重視されており、取り回しと運動性能を損なわないよう小型化・軽量化が考慮された装備が多い。
これ以外にも、改造歩兵用の火器・装備が使用でき、武装の共有が可能である。

:実弾火器
1、専用突撃ライフル
セミ・オートおよびフル・オートの射撃機構を持つ20mm口径のブルパップ式アサルトライフル。
最大射程は1000mを超えるが交戦距離は500m以内の遠・中距離戦を想定している。
アクセサリを装着できるハードポイントおよびレールを標準装備としており、様々なアクセサリを装着することで高い汎用性を発揮し、WDの主用火器として扱われている。
高度な三次元運動に対応する特殊な照準装置を搭載しており、この照準装置は、WDのFCSとリンクする機能をもち、FCSで管制されることで高速機動戦闘や対空射撃で効果を発揮する。
口径は20mm口径で一般的な車載機関砲と大差ないが、主に使用される弾薬は高い初速と貫徹力をもつ高速徹甲弾であり、その他にも徹甲焼夷弾(劣化ウラン弾頭)、対人軟弾頭弾、対空近接信管弾頭弾が生産されており、用途に合わせて使い分けられる。
大口径化による携行弾薬数の低下に対しては、新型のケースレス弾薬の採用と容量の多い大型弾倉を備えることで対応しており、高い継戦能力を持つ。
A 専用バヨネット
刃渡り20cm程度の合金製の銃剣で、本格的なコンバットナイフとして機能する銃剣としては珍しいタイプであり、高速振動機構を持つ高速振動剣。
単独またはハードポイントに取り付けて白兵戦に用いられる。
多機能で汎用性が高く、ライフルを使用しない場合でもサバイバル用具として使用されることも多い。
B 60mmグレネードランチャー
60mm口径の擲弾を発射するアッドオンタイプのグレネードランチャー。
レールに取り付けることが出来る。
装弾数は1発だが、WDのFCSと連動する独立した照準装置と発射装置を持ち、パーツを取り付けることで単独の単発式グレネードランチャーとしての使用が可能という特徴がある。
有効射程は500m以内で、着発信管と曵火信管を選択できる対人対軽装甲榴弾、金属サーモバリック弾、煙幕弾、照明弾のほか、催涙弾やゴムスタン弾などの非殺傷弾も使用できる。
そのため、非殺傷兵器として治安維持活動に活用することが可能である。
C 専用減音器
発射される弾丸の初速を抑えることで発射音と飛翔音を抑えるアクセサリで、フラッシュハイダーの機能も併せ持ち、発射時の閃光を抑える働きもある。
運動エネルギーが損なわれることから貫通力と射程距離が減少するが、隠密性に優れ、特に斥候兵が重用している。
また、特殊作戦などで隠密性が重視される場合に、突撃兵をはじめとする他の業種が使用することもある。
D、簡易狙撃システム
特に精度の高い照準装置と射撃を安定させるスタビライザーとバイポットによって遠距離における命中精度を向上させるシステム。
特殊作戦でのスナイパーサポートを想定した装備であり、FCSに依存せずに長距離目標を狙撃できる射撃能力に優れた選抜射手が使用する。
なお、照準装置を取替えるほかレールにバイポットを装着する為、グレネードランチャーとの併用は不可能。
有力な狙撃システムとスナイパーによる脅威は、特殊作戦だけでなく、市街戦やゲリラ戦でも実質的な被害に加え、恐怖戦術として高い心理効果が期待できることから、改造歩兵部隊は選抜射手の育成と狙撃技能の獲得に積極的である。
2、7.62mmPDW
近接防護火器や、ライフルの扱い難い閉所での主力火器として使用されるサブマシンガンのような短銃身の機関銃。
FCSと連動する専用の照準装置とスタビライザーにより、中近距離における命中精度と集弾性が良好で、十分な装甲を持たない目標に対する有効な弾幕射撃および効力射撃が可能である。
片手で扱えるほど取り回しがよく、比較的低威力で周辺被害を抑えることのできるCQB適性の高い中近距離用の火器で、室内などでの使い勝手が良い。
セミ・オートおよびフル・オートでの射撃可能で、専用のサイレンサーを装着して運用することにより威力を犠牲に高い静粛性を獲得することができる。
口径こそ歩兵用小銃と同程度だが、薬莢を廃したケースレスタイプの強壮弾を使用していることに加え、特殊な給弾方式をもつ大型マガジンを採用しており同サイズの口径を持つ小銃と比べて高い威力と装弾数を持ち、高い打撃力と継戦能力を有する。
3、対WDハンドガン
サブアームとして用いられるWD用のハンドガン。
FCSによって機能する近距離戦闘を想定した特殊な照準システムとスタビライザーを内蔵しており、初弾命中率が非常に高く、突入戦で先導役となるベテランに好まれる。
対重サイボーグおよびWDを想定した12.7mm専用弾を使用し、近距離における一発の単純な破壊力なら7.62mmPDWより強力で、非装甲の目標であれば四肢を吹き飛ばすほどの威力がある。
ただし、威力が強すぎて一定の状況下では扱い難いとの声があり、カスタマイズされた私物の拳銃を予備として使用する隊員が多い。
また、使用弾が大きすぎ、装弾数が6発と少ないという欠点がある。
4、12.7mm支援機銃
一般歩兵が使用する12.7mm汎用機関銃を基に、WD用支援火器として開発された機関銃。
汎用機関銃に比べ銃身を短くするなどの軽量化と取り回しの改善が施されており、携行性能が高い。
なお、銃身の短縮と軽量化は、初速と射撃安定性の低下の原因となるが、FCSによる補正とスタビライザーによって射撃安定性を補っており、射程と貫通力は若干低下したものの命中精度に問題は無い。
汎用機関銃の基本設計を多く引き継いでおり、使用弾薬も12.7mm×99弾薬を再設計したケースレス弾薬を使用している。
高精度で耐久力の高い部品と信頼性の高い基本設計により、機関銃としては非常に高い精度と信頼性を誇る故障知らずの名銃である。


:光学兵器
1、戦術用光学式攻撃システム「TLAS−HLR1」
涼州藩国が独力で開発に成功したWD用携行型レーザー砲。
改造歩兵用装備として開発が進められていたレーザー兵器を実用化したもので、主用火器の一つで、「TLAS−HLR1」という型式番号が与えられている。
通常の歩兵でも扱える普及型を目指して開発が進められている光学兵器「レーザーライフル」とは発想が異なる為、区別して「ハイ・レーザーライフル」と呼称されることになっている。
WDでの使用を前提に、主に重量負荷を受け入れることで強力な出力と大気圏内における1500mの有効射程を実現し、遠・中距離戦装備として採用された。
大きめの歩兵銃の様な形状をした所謂レーザーライフルであり、取替えの容易なカートリッジ式のエネルギーセルから必要な電力を得る構造となっている。
装甲貫通力に優れ、平均的なWDの装甲を1秒以内に撃破できるとされているが、反面、突撃ライフルや機銃のような弾幕を展開するような使用には不向きで、全長も長めなことから接近戦での取り回しにやや劣る。
そのため、汎用性の高い突撃ライフルに混ぜて使用される場合が多く、中距離での支援射撃で使用されることもあり、突撃兵の中でも射撃に優れた選抜射手に好まれる。
WDのFCSに連動する照準装置をもち、着弾点の誤差と着弾時間の誤差がなく、回避や防御が非常に困難で、中距離のみならず遠距離での射撃戦にも適する。
ただし、大気圏内では1500mを超えると急激に減衰し、威力が低下してしまう。
また、天候の影響を受けやすく、霧や雨の際には減衰される距離が短くなってしまい、有効射程が激減する欠点を持つ。
なお、本兵器自体は空間戦に対応する十分な性能を持っており、気圏外で使用する際の有効射程は気圏内に比べ遥かに長く、有力な主力火器となりうる。

:ミサイル・ロケット砲・爆発物
1、WD用誘導弾発射機
WD専用の肩撃ち式ミサイルランチャー。
運動エネルギー誘導弾を発射するために開発されたランチャーだが、同一規格で開発された複数種類のミサイルを発射する事ができる。
これは、WDの補助AIとFCSが誘導システムの機能を一部代行できるためであり、発射機側の誘導装置を簡略化することで携行可能なサイズに小型化することができた。
射手は一人だが、運搬の際は射手が発射機を、給弾手を兼ねる隊員が弾体を運搬し、間接照準手がつく場合もある。
・誘導弾の種類
A 対I=D運動エネルギー貫通弾頭型誘導弾
炸薬弾頭を持たず、高硬度貫通弾頭と音速を遥かに超える高速で飛翔することによる運動エネルギーで目標を撃破する対I=D誘導弾。
運動エネルギー誘導弾(KEM)とよばれるミサイル化された高速徹甲弾で、弾頭は劣化ウラン合金製の徹甲焼夷弾で、射程距離は5km以上、飛翔速度は1800m/sec以上とマッハ5を超える。
平均的な戦車主砲と同等以上の貫通力と射程距離を有し、重装I=Dを正面から撃破することが可能な対装甲兵器で、打撃力および射程距離で十分な性能を実現しながらも弾体のサイズを抑えることに成功しており、携行性も高い。
誘導方式は目視線レーザー指令方式であり、照準手による間接照準も可能で、WDのFCSが目標を捕捉し、ランチャーまたは誘導装置からの誘導信号をレーザーで飛翔するミサイルに送信することで誘導を行う。
この兵器は、独特な誘導方式と音速を遥かに超える高速性能から既存の対ミサイル防御では妨害も迎撃も困難である。
ただし、目標の距離が近すぎると加速距離が足りず、十分な貫通力を得られないという欠点がある。
B 多目的誘導弾
「試製I=D黒雷号」に採用されたマイクロミサイルを参考に開発された対空対地兼用の携帯式ミサイル。
上記のKEMと規格をあわせた弾体サイズにしている為、弾頭に比べ弾体がやや短めで、対空射程距離約6km、対地射程距離約4kmと平凡な交戦距離となっているものの、軽量で携行性に優れる。
対空用近接信管と対地用直接信管の選択が可能で、貫通力に優れたタンデム式成型炸薬弾頭を持ち、対地攻撃の際にはダイレクトヒットとトップアタックの選択も可能。
誘導方式は赤外線画像誘導と赤外線追尾式の複合誘導で、撃ちっ放し機能と特殊な発射後ロックオン機能を有する。
これは、WDのFCSで補足した目標情報をミサイルへ転送し、その情報を元に撃ち出されたミサイルが自身のシーカーで敵を探知・捕捉・追尾するというもので、発射後すぐに退避できることから射手の生存性を大きく高める効果がある。
また、携帯式対空ミサイルとしては装薬量が多く、打撃力が高いため、防弾性能の高い重戦闘ヘリや攻撃機に対して特に有効である。
ただし、高性能な誘導装置を持つため、携帯式対戦車ミサイルとしてはかなり高価なものとなってしまった。
2、120mm携行ロケット砲
無誘導のロケット弾を発射するロケット砲。
命中率、有効射程ともにミサイルにおよばないが、火力は十分でとにかく安く、システムも単純で扱いやすいことから近接火力支援やトーチカ・塹壕対策に突撃兵および戦闘工兵が多用する。
グレネードでは心許ないが、高価なミサイルの使用もためらわれるような目標に対して使用される場合もある。
照準装置は暗視装置とレーザー照準機が組み込まれたFCSと連動するもので、ロケット砲にしては有効射程と命中率が高い。
有効射程は700m以内(移動目標は400m以内)で、榴弾としても扱えるタンデム式対戦車榴弾、半徹甲榴弾、サーモバリック弾のほか、照明弾や煙幕弾も用意されている。
60mmグレネードと似たような機能だが、火力は比較にならず、堅牢な防護陣地も撃破することが可能なほどの打撃力と制圧力は突撃兵にとって心強い。
運搬方法はミサイルと同様に、発射機を射手が、弾体を装填手がそれぞれ運搬する。
3、WD用手榴弾
通常の歩兵が用いる手榴弾より大型で、殺傷力に優れた攻撃用手榴弾。
破砕榴弾、サーモバリック弾、テルミッド焼夷弾の3種が主流で、信管の衝撃式と時限式の選択が可能であり、用途によってそれぞれ使い分けられる。
時限式信管は0〜10秒内でタイマーをセットすることができ、このことから攻撃兵器の他、ブービートラップにも頻繁に用いられる。
なお、煙幕手榴弾等の非殺傷型手榴弾はWD専用のものは開発されておらず、通常の改造歩兵部隊と同様のものを使用している。
4、高性能爆薬
可塑性をもち、用途に合わせて形状や量を調整できる強力な軍用爆薬。
他の戦闘工兵や改造歩兵が使用する爆破装備に採用されている爆薬と同系統だが、成分を調整した最新型の爆薬で、重量単位での爆発力が2倍近くとなっている。
戦闘工兵ご用達の馴染み深いもので、戦闘工兵隊を母体とする改造歩兵部隊の隊員はこの爆薬の取り扱いに精通している。
主に構造物や障害物を爆破によって排除する為に使用されるが、トラップにも応用でき、釘や鉄片を仕込んで即席の対人対軽装甲兵器として用いることも多い。

:白兵装備
1、専用バヨネット
専用アサルトライフルのアクセサリの一つで、刃渡り20cm程度の銃剣で、高速振動機構を持つ高速振動剣。
丈夫な合金製であり、格闘武器としてもサバイバル用具としても活用される。
動力を使用せずとも手頃な重さで頑丈な刀身は、枝打ちなどの作業で扱いやすく、動力を使用して振動させれば厄介な鉄条網どころか丈夫な鉄格子ですら容易に切断できる。
改造歩兵が使用する高速振動ナイフをWDにあわせてグリップや動力機構などを改良したもので、一秒辺りの振動数や使用時間が延長されている。
軽量で傾向性が高く、本格的な白兵装備を必要としない任務に適しており、手頃な大きさでサバイバル用具としての使い勝手もよく、白兵用刀剣に比べ汎用性が高い。
ただ、ハンドガードおよびグリップには絶縁体が使用されているため、通電した鉄条網や鋼線に刃が触れても使用者が感電することはないが、稀に高速振動機構が故障することがある。
2、白兵用刀剣
刃渡り60cm程度の本格的な刀剣で、斬撃・刺突共に適した日本刀に近い形状をしている。
特殊な高硬度鋼で製造されており、高速振動機構を持つ高速振動剣。
重WDの装甲を撃破できるほどの貫通力と切れ味を持ち、扱いやすい長さは白兵戦で有利に働き、携行性にも優れる。
また、日本刀に酷似した形状から、剣術や剣道といった武術・武道の技術を応用することが可能。
なお、開発者は、改造歩兵の動体視力と反射神経にWDで強化された動作精度を持ってすれば飛来する銃弾すら切り払うことができると豪語しているが、実践しようとしたものは誰もいない。
3、WD用塹壕スコップ
非常に頑丈で、岩でも掘れるとの評判のWD用のスコップ。
塹壕掘りや陣地構築などの工兵作業における基本的な道具。
だが、この無駄に頑丈なスコップは、改造歩兵用WDの怪力で振るわれることにより、白兵戦において恐ろしい凶器となりうる。
特に、涼州藩国の改造歩兵は、そのルーツを旧ヲチ藩国工兵部隊にもち、スコップに対するこだわりは相当なものであるとうわさされている。
4、WD用トマホーク
単分子結晶体の刃を持つWD用の手斧。
本来は工兵が障害物を排除する際に使用されるものだが丈夫で重量があり、強力な近接武器として機能する。
突入戦などでバリケードに遭遇することが想定される突撃兵や工兵に使用されるが、その頻度は高くない。

D、防御兵装
攻撃ではなく、防護目的で使用される兵器。
手持ち式の増加装甲や電子戦装備などがある。
1、電子戦兵装
部隊単位で複数人を対象にしたECMおよびECCMによる限定的な電子戦を行う為の装備。
専門教育を受けた隊員が担当し、敵レーダーによる探知およびレーダー誘導兵器による攻撃や妨害電波による通信障害などから部隊を守る。
2、防弾防爆大盾
手持ち式増加装甲の一つ。
大型の盾のような形状をしており、WDが完全に隠れられるほどの面積がある。
外付け式装甲に使用されている装甲材と同じ材質で、重量はあるがぶ厚い装甲を持ち、高い防護効果を持つ。
主に、戦闘工兵が使用するが、防御力は高い代わりに取り回しが悪く、携行性能もよくないため治安活動や検問所、爆弾処理など機動力がさほど必要でない場合に使用されることが多い。
3、防弾盾
手持ち式増加装甲の一つ。
比較的小型で軽量な盾で、中世のカイトシールドに酷似している。
小口径の銃弾と砲弾破片、そして白兵武器を受け止める能動的な防具で、突入戦闘で突撃兵が使用する。
単分子結晶体とセラミック、高硬度特殊鋼を使用した複合装甲で、重量に比較して高い防御力を持つが長時間耐えることはできない。
しかし、突入時に無防備になる突撃兵を守ることが目的であることから、耐久性よりも瞬間的な防御力と取り回しが重視しされた。

E、索敵・通信装備
1、偵察用UAV
WDによる運用を前提に開発された小型の偵察用UAV。
徹底した静粛性能と形状ステルス、電波吸収素材の採用および迷彩塗装により高い隠密性を持ち、生存性が重視されている。
また、滞空時間が長く、長時間の偵察活動が可能となっている。
武装は施されていないが誘導用レーザーを照射することができ、上空からの間接照準で友軍の砲撃を支援できる。
この偵察ユニットの最大の特徴は、WDの無線装置とリンクすることで、リアルタイムの偵察情報を、信号が受信可能な全てのWDに送信できるという点である。
改造歩兵はこの偵察機から情報を受け取り、敵情を把握することができるため、効率的な戦術行動が可能となる。
2、小隊無線機
遠方との交信が可能な強力な無線機。
交信可能距離は20kmを超え、離れた基地や司令部、前線管制官との交信が行える。
ただし、システムが高度で専門性が高く、教育を受けた専門資格を有する無線手が操作を行うことになっている。
WDのAIシステムと接続することで自動による暗号化が可能。
3、小隊長用通信機
WD小隊の小隊長が使用する無線機で、司令部および部隊間の交信や部下への指示に用いられる。
WDに搭載される為、軽量・小型化されているが通常のWD用通信機より強力で、数キロはなれた友軍とも交信できる。
なお、より離れた対象との交信には小隊無線機が使用される。
通信内容はAIによって自動的に暗号化されるが、暗号化手順を省略することも可能。
4、狙撃兵探知システム
レーザーの反射信号を分析する光学式と銃撃の発射音を探知・分析して狙撃兵の位置を探知する音響式を組み合わせた対狙撃兵システム。
光学式は、不可視光レーザーで周囲を走査し、狙撃兵やスポッターの持つ望遠装置や照準機などからの反射波を検知することで狙撃兵の有無と位置を探知する。
索敵範囲は1500m以上で、天候に左右されるという欠点があるが、攻撃を受ける前にその存在を看破できる利点がある。
音響式は銃の発射音を検知し、分析することで、狙撃兵の位置を看破するシステム。
狙撃点の距離や位置をある程度の精度で捉えることができるが、仕様上、攻撃を受けた後となる。
5、WD用透過型対人レーダー
障害物を透過して、敵の存在と動向を探知する対人用のレーダーシステム。
屋内での戦闘や突入戦を想定しており、比較的小型で、運搬しやすい設置型のシステム。
移動しながら使うことは出来ないが、状況をモニターで確認できる。
複数のセンサーを複数箇所の設置することで、建物の一定エリアの動向を探り、突入部隊の支援を行う。
走査方式は熱源と振動検知の複合型で、複数箇所からの走査を行うことで高い分解能と探知精度を持つ。

:支援装備
1、突入支援装備
ドアを爆破する小型の爆薬やスタングレネードなど、突入を支援する装備一式。
突撃兵が装備し、突入戦で使用される。
2、ギリースーツ
実際には装備ではなく、カモフラージュ技術の一つで、草や枝などをネットなどに編みこみ、通常の戦闘服やWDの装甲にかぶせるもの。
熟練者のものとなると、一瞥しただけでは身動きしない限り発見することは難しい。
現地の植生に合わせる必要があるため、その都度現場で作成される
斥候兵が多用する技術だが、隠密性が重視される場合には他の業種も積極的に使用する。
ただし、隊員間での視認も難しくなる為、大人数では使用しにくい。
3、専用グライダーユニット
空中機動作戦でエアボーンに使用される、4m超の翼長を持つWD用グライダー。
WD用の空挺降下装備で、パラシュートに比べ、ある程度の飛行能力があることから降下地点の選定や進出能力に利点がある。
特殊な折方で折り畳むことで収納スペースを抑えることにも成功しており、空中で展開することが可能で、降下の際は折り畳んだ状態で機外に飛び出す。
非常に軽量で強度の高い航空機用の素材を使用しており、最大400km/hの速度でも主翼を安全に展開することができる。
簡単に脱着することができ、戦闘時の邪魔になるため地上に降りるとパージされる使い捨ての装備。
緊急時に備えて、WD正面部に緊急用パラシュートを備える。
4、高速巡航ロケットブースターシステム
WD用に小型化・軽量化を実現した特殊なロケットエンジン式ブースター。
このシステムは、ロケットブースターと専用グライダーユニットの組み合わせで構成され、このユニット自体に専用グライダーユニットが含まれており、専用グライダーユニットは着陸装置の役目を持つ。
主に航空機からの高高度進入および地上発射機からの低高度進入の2通りの運用を想定している。
ブースターのロケットエンジンは、WDへの搭載を前提とした高出力低燃費の新機軸エンジンで、応答性が極めて高く、コンピュータ制御された偏向ノズルと姿勢制御スラスターの採用により、短時間ではあるがWDによる高度な3次元高速機動を実現する。
また、姿勢制御スラスターは逆噴射による減速装置としても機能し、減速用パラシュートと併用してパージ直前の急減速を行う。
被弾リスクおよび重量負荷を考慮して搭載燃料は最低限に抑えているが、帝國最先端を自負する材料工学・力学と燃料精製技術を武器に、燃焼効率を向上させた新機軸エンジンと高品質ジェット燃料を開発・採用することにより、燃料消費を抑えて実用レベルの連続燃焼時間を実現した。
高度なシステムではあるが使い捨てで、リテルゴルロケットに運用思想が近いが、高速性能やコスト度外視である点など、より極端。
なお、高い速力と運動性能で迎撃を回避すること想定しており、空戦能力は殆どない。
巡航速度は720km/h程度、最大速度にいたっては1040km/h以上と音速に迫る高速飛行を実現している。
基本的な運用方法は、地上又発射機又は航空機から発進し加速、最大速度で敵防衛ラインを突破、逆噴射や減速用パラシュートで400km/h以下に減速しグライダーの主翼を展開、ブースターをパージしてグライダーによる飛行へ移行するという段取りで行われる。
ただし、加速や急減速、空中機動時に発生する負荷は強力で、機体と着用者に掛かる負担は大きく、着用者には改造歩兵でなければ耐え切れないほどのGが発生するため、通常の歩兵には使用できない。
5、アンカーワイヤー&ウィンチ
アンカーを取り付けたワイヤーを射出する発射機とワイヤーを巻き上げるウィンチ。
跳躍で届かないような高所、または安全に降下できる距離を越える低地へ安全且つ迅速に移動が可能となる装備。
WDの行動範囲を大きく広げる効果を持つことから標準装備とされており、ほぼ全ての業種が装備している。
WDの重量を支えられる対象にアンカーワイヤーを撃ち込んだり巻きつけるなどして固定して使用する。
対象に打ち込むアンカーの鏃は外れ難いながらも取り付けは簡単で、切断したワイヤーに短時間で取り付けることができ、ワイヤーの脱着も容易に行えるように設計されている。
このことから、緊急時にワイヤーを切断またはワイヤー自体を装置から切り離しても、残ったワイヤーの再利用や新たなワイヤーを装填し直すことも可能となっている。
ただし、重量限界があり、想定されるWDの装備重量の限界に近いと使用できない。


  [No.455] 展開能力と隠密性能(修正1) 投稿者:liang  投稿日:2009/04/05(Sun) 23:20:10

展開能力と隠密性能

:戦略機動力と展開能力
1、地上における輸送と展開
陸路でWD「ビャクロウ」を戦場に運搬するには、通常の歩兵やI=Dと同様に輸送車両等のキャリアーを使用して運搬される。
戦場で展開する際も、歩兵と同じく、輸送車両または徒歩で展開・移動を行う。
基本的に歩兵としての運用を想定しているため、上記のように通常のWD歩兵と同等の展開能力・戦略機動力となっている。
ただし、地形踏破能力は高く、障害物の多い市街地や山岳、森林地帯および砂漠における機動力は、通常の歩兵やI=Dを凌駕しうる。
2、輸送機による空輸と空挺作戦
I=Dに比べ、重量やサイズを抑えたWDである「ビャクロウ」は輸送機による空輸が可能である。
また、WD用落下傘や専用グライダーユニットを装着することで空挺降下が可能であり、「ビャクロウ」は空中機動作戦に高い適性を持ち、国産のステルス輸送機「白篭号」と組み合わせることで、エアボーンによる素早い展開能力を発揮することが出来る。
A 専用グライダーユニット
翼長4mを超える大型のWD用グライダー。
航空機用の素材を使用しており、軽量で強度が高く、特殊な折方で折り畳むことで収納スペースを抑えることにも成功している。
空中で展開することが可能で、降下の際は折り畳んだ状態で機外に飛び出す。
簡単に脱着することができ、戦闘時の邪魔になるため地上に降りるとパージされる基本的に使い捨ての装備。
緊急時に備えて、WD正面部に予備のパラシュートを備える。

:隠密性能
1、迷彩塗装
視認され難くなるよう、戦場にあわせた迷彩パターンを複数採用しており、「強襲甲冑」に施している。
迷彩塗料には、赤外線・紫外線・電波を吸収する特殊な塗料が用いられており、可視光の他、赤外線や紫外線を使用する暗視装置やセンサー、レーダーに対しても隠蔽効果を持つ。
また、ギリースーツの作成など、隠蔽技術をあわせて使用することで高い隠密性能を発揮できる。
2、徹底した消音化
WDの各所に防音材の使用などの防音処置を施し、機械駆動部の作動音や足音など、起動時・行動時に発生する音を徹底的に排除することで高い静粛性能を実現する。


  [No.459] 運搬方法について 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/04/06(Mon) 23:16:11

> :戦略機動力と展開能力
> 「ビャクロウ」を戦場に運搬するには、通常の歩兵やI=Dと同様に輸送機や輸送車両等のキャリアーを使用して運搬される。
> 戦場で展開する際も、歩兵と同じく、輸送車両または徒歩で展開・移動を行う。
> 基本的に歩兵としての運用を想定しているため、上記のように通常のWD歩兵と同等の展開能力・戦略機動力となっている。

この部分なのですが、白篭号での輸送についても触れておいてもいいかなと思いました。
#せっかくの国産機なので・・・


  [No.460] 修正しました 投稿者:liang  投稿日:2009/04/07(Tue) 22:13:08

ご指摘有難うございます。

白篭号での輸送による空輸について加筆修正しました。


  [No.638] 展開能力と隠密性能(改訂版) 投稿者:liang  投稿日:2009/05/29(Fri) 21:58:02

展開能力と隠密性能
:戦略機動力と展開能力
1、戦場までの輸送
戦場に運搬するには、通常の歩兵やI=Dと同様に輸送機や輸送車両等のキャリアーを使用して運搬される。
2、戦場での機動力
戦場における移動では、徒歩およびエアバイク・ピケの使用を想定している。
特にエアバイクの活用に積極的で、有力な機動力として着目している。
また、徒歩移動における地形踏破能力も高く、障害物の多い市街地や山岳、森林地帯および砂漠における機動力は、通常の歩兵やI=Dを凌駕しうる。
特に、アンカーワイヤーなどの特殊装備により市街地などでの展開能力に優れ、通常の歩兵を大きく上回る。
3、輸送機による空輸と空中機動作戦
I=Dに比べ、重量やサイズを抑えたWDである「狗賓」は輸送機による空輸が可能である。
また、エアバイク・ピケの使用やWD用落下傘および専用グライダーユニットを装着することで空挺降下が可能であり、「狗賓」は空中機動作戦に高い適性を持つ。
このことから、国産のステルス輸送機「白篭号」と組み合わせることで、エアボーンによる素早い展開能力を発揮することが出来る。


  [No.469] 改造歩兵用WD設定文(試作) 業種と業種別装備例 投稿者:liang  投稿日:2009/04/14(Tue) 23:53:33

:業種別兵装例
改造歩兵用WDの業種と業種別兵装の例。
あくまでも例であり、全ての隊員が全く同じ兵装をしているわけではない。

1、斥候兵
部隊を先導するスカウト。
先行して偵察や情報収集を行い、敵の脅威の程度および罠の有無など情報を持ち帰る重要な業種。
携行性が高い火器と敵の追撃を妨害するトラップに適した装備と狙撃兵をはじめとする敵の待ち伏せを探知する索敵装備を携行する。
メインアーム A 専用アサルトライフル
       アクセサリ 専用バヨネット
サブアーム A 7.62mmPDW
      B WD用ハンドガン
白兵装備A WD用高速振動ナイフ
その他 A ギリースーツ
    B 選択式攻撃装置
    C 狙撃兵探知システム

2、突撃兵
WD部隊の主力となる業種で、射撃戦と突入戦を担当する。
扱いやすいアサルトライフルと重装甲を持つ敵を想定したレーザーライフルを使用し、CQBに適した装備と強力な白兵戦装備、突入戦をサポ−トする支援装備を携行する。
メインアームA 専用アサルトライフル
       アクセサリ 60mmグレネードランチャー
      B TLAS−HLR1
サブアームA 7.62mmPDW
     B WD用ハンドガン
白兵装備A 白兵用刀剣
その他A 突入支援装備
    B 選択式攻撃装置

3、戦闘工兵
戦闘支援任務を担当する業種。
敵の前面で爆破工作や火点の排除などの攻撃的な工兵任務を担当する。
汎用性の高いアサルトライフルと敵の攻撃や爆破の衝撃から身を守る大盾、工兵用の強力な爆薬、敵火点をアウトレンジから攻撃できる誘導弾などを携行し、塹壕戦や接近戦を想定したCQB適性の高い火器も携帯する。
工兵という呼び名から来るイメージに反して、高い攻撃力と防御力を持つ最もタフな業種である。
メインアームA 専用アサルトライフル
       アクセサリ 60mmグレネードランチャー
      B WD用誘導弾発射機
サブアームA 7.62mmPDW
     B WD用ハンドガン
白兵装備A WD用塹壕スコップ
    B WD用高速振動ナイフ
その他A 防弾防爆大盾
   B 爆破装備
   C 選択式攻撃装置
   D 予備弾 多目的誘導弾

4、火力支援兵
KEMをはじめとする誘導弾を運用し、部隊の火力を担う業種。
多数の誘導弾を携帯し、対I=D戦闘や対空戦闘の要となる。
メインアームA専用アサルトライフル
       アクセサリ 60mmグレネードランチャー
      B WD用誘導弾発射機
サブアームA WD用ハンドガン
白兵装備A WD用塹壕スコップ
    B WD用高速振動ナイフ
その他A 予備弾 多目的誘導弾
   B 予備弾 KEM

5、電子戦担当兵
電子戦装備によるECMおよびECCM、対迫レーダーや対人レーダーのほか偵察用UAVを使用した電子的な索敵・偵察任務を担当する。
この業種は特に専門性が高い為、特別な訓練を受けた隊員が就くことになっている。
基本的にサポートに回る業種であることに加え、専門の装備を多数持ち歩く為、武装は最小限度に抑えている。
メインアームA 専用アサルトライフル
サブアームB WD用ハンドガン
白兵装備A WD用高速振動ナイフ
その他A 電子戦装備
   B 偵察用UAV
   C WD用対迫レーダー
   D WD用透過型対人レーダー

6、小隊長
改造歩兵部隊のWD小隊を束ねる小隊長。
突撃兵とほぼ同様の装備だが、指揮および部隊間通信用に、強力な通信機を装備している。
メインアームA 専用アサルトライフル
       アクセサリ 60mmグレネードランチャー
      B TLAS−HLR1
サブアームA 7.62mmPDW
     B WD用ハンドガン
白兵装備A 白兵用刀剣
    B 専用バヨネット
その他A 選択式攻撃装置
   B 突入支援装備
   C 小隊長用通信機


  [No.640] 改造歩兵用WD設定文(改訂版) 業種と業種別装備例 投稿者:liang  投稿日:2009/05/29(Fri) 22:10:59

1、突撃兵
WD部隊の主力となる業種で、前衛を担う突撃兵。
グレネードランチャーを装着した突撃ライフル、または貫通力に優れたレーザーライフルを使用し、CQBに適した装備と強力な白兵戦装備、突入戦をサポ−トする支援装備を携行する。
突撃兵のなかには、高い射撃技能を持つ選抜射手、支援機銃を携行する支援歩兵、誘導弾の訓練を受けた対I=D特技兵、通信機の取り扱いを行う無線手など、専門の技能や装備を使用する隊員が含まれるが、此処では一般的な突撃兵の装備を紹介する。
携行装備
・メインアーム
専用アサルトライフル
アクセサリ 60mmグレネードランチャー
又は、TLAS−HLR1
7.56mmPDW
・サブアーム
WD用ハンドガン
・白兵装備
白兵戦用刀剣
専用バヨネット
・支援装備
アンカーワイヤー&ウィンチ
突撃支援装備
WD用手榴弾

2、斥候兵
部隊を先導するスカウト。
先行して偵察や情報収集を行い、敵の脅威の程度および罠の有無など情報を持ち帰る重要な業種。
減音装置を取り付けたアサルトライフルと敵の追撃を妨害するトラップに適した装備と狙撃兵をはじめとする敵の待ち伏せを探知する索敵装備を携行する。
また、ギリースーツを作成するなど、隠密性を高める工夫を凝らしている場合も多い。
・メインアーム
専用アサルトライフル
アクセサリ 専用減音器
・サブアーム
WD用ハンドガン
・白兵装備
白兵戦用刀剣
専用バヨネット
・支援装備
アンカーワイヤー&ウィンチ
ギリースーツ
WD用手榴弾
狙撃兵探知システム

3、戦闘工兵
突撃兵ともに行動し、敵の前面で爆破工作や火点の排除などの戦闘支援任務を担当する戦闘工兵。
突撃ライフルと敵の攻撃や爆破の衝撃から身を守る大盾、ロケットランチャー、工兵用の強力な爆薬、塹壕戦や接近戦を想定したCQB適性の高い火器を携帯する。
高い攻撃力と防御力を持つ最もタフな業種で、部隊内でも優秀なエリートがこの業種につく。
ただし、装備重量の限界近くまで装備を携行することもあるため、最も過酷な業種ともされている。
・メインアーム
専用アサルトライフル
120mm携行ロケット砲
7.56mmPDW
・サブアーム
WD用ハンドガン
・白兵装備
WD用塹壕スコップ
専用バヨネット
支援装備
アンカーワイヤー&ウィンチ
防弾防爆大盾
高性能爆薬
WD用手榴弾
   
4、電子戦・通信手
電子戦装備によるECMおよびECCM、対人レーダーのほか偵察用UAVを使用した電子的な索敵・偵察任務と小隊無線機による通信業務を担当する。
ただし、通常、通信業務についてはアサルトやスカウトの無線手が行うので、無線機を携行しない事も多い。
この業種は特に専門性が高い為、特別な訓練を受けた隊員が就くことになっている。
基本的に直接戦闘行為を行わないサポート業種であることに加え、専門の装備を多数持ち歩く為、武装は最小限度に抑えている。
・メインアーム
7.56mmPDW
・サブアーム
WD用ハンドガン
・白兵装備
専用バヨネット
・支援装備
アンカーワイヤー&ウィンチ
電子戦装備
偵察用UAV
小隊無線機
WD用透過型対人レーダー

5、小隊長
改造歩兵WD部隊の小隊を束ねるリーダー。
突撃兵とほぼ同様の装備だが、指揮および部隊間通信用に、強力な通信機を装備している。
・メインアーム
専用アサルトライフル
アクセサリ 60mmグレネードランチャー
又は、TLAS−HLR1
・サブアーム
WD用ハンドガン
・白兵装備
白兵戦用刀剣
専用バヨネット
・支援装備
アンカーワイヤー&ウィンチ
突撃支援装備
WD用手榴弾
小隊長用通信機


  [No.461] 気になった点(1) 投稿者:NEKOBITO  投稿日:2009/04/07(Tue) 22:19:36

《全体として》
 ・文中に「特殊WD」「通常のWD」「普及型WD」「改造歩兵用WD」「強襲用WD」「従来型WD」とバラつきがあるため、何らかの意図がなければ統一したいです。
 ・見る限り火力に頼っているため、可憐は可憐でも可憐D型のように打撃能力をオミットしたものと考えてもよろしいのでしょうか? >ALL
  →具体的には、射撃戦行為のみで。烈火のようにサポートアームで殴ることはないのかなぁと。


/////


《開発計画》
 ・改造歩兵の規格に合わせた特殊WDの獲得
  →改造歩兵の規格に合わせた専用WDの開発
  →こうした方がイベント名からしてしっくりする気がします。

 ・改造歩兵にとって、WDとは「装着する装備品」でなく「取り外し可能な自身の延長」で
  →この部分。取り外し可能な、の部分を抜いた方が自身の延長の部分が強調されると思います。

 ・また、支援AIを搭載することでWD側から着用者に干渉し、着用者の身体制御もある程度であるが可能
  →この部分。支援AIが着用者に干渉すると言うのは考えようには怖いものがあるので、後述記事で紹介されている兵装ユニットに干渉とする方がいいかなぁと思います。


/////


《WDの構成とシステム》
 ・人工筋肉と機械駆動を組み合わせたハイブリッド式
  →この機械駆動と言う部分は、モーターとか筋肉でないと言う意味であっておりますか? 人工筋肉、生体式でなく機械式なのもありますので。
  →例:無名世界観で言うバトルドレスなど。

 ・「WD本体」「装甲ユニット」「兵装システム」の説明。
  →文中のサブタイトルは「強襲型装甲システム」「WD用火器管制装置」「戦術支援AIシステム」「対テロ・防犯セキュリティーシステム」であるため。該当する説明文の冒頭にでも「WD本体」「装甲ユニット」「兵装システム」と書いた方が親切かと思います。

 ・低出力低燃費の新機軸エンジン
  →これで後述の「従来のWDを凌駕する驚異的な速力と運動性能を得ることができる」のかが凄く疑問であります。
  →WD本体の説明からARマイナスはないですが。機動力を重視するなら、ローラーやホバー機能をつけた方が確実かと思います。
  →あと。WD本体オンリーの場合は、とすると3つに区分けされている設定が生かされると思います。


  [No.462] 気になった点(2) 投稿者:NEKOBITO  投稿日:2009/04/07(Tue) 22:49:40

《火器・装備品》
 ・手持ち武装と固定武装の2種類に分けて説明したほうがいいと思います。オプション装備として狙えるかも知れませんので、特にミサイルやガトリングのあたり。


  [No.399] 触媒技術の発展作業枝 投稿者:よっきー  投稿日:2009/03/21(Sat) 00:22:11

触媒はここに。


  [No.404] 設定文枝 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/03/24(Tue) 00:01:49

触媒の設定文はここに。

L:触媒技術の発展 = {
 t:名称 = 触媒技術の発展(技術)
 t:要点 = 触媒,反応,化学反応
 t:周辺環境 = 模式図


  [No.405] 設定文 ひとまずこれで 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/03/24(Tue) 00:03:51


/*/

**公害の防止
主に酸化チタンと貴金属やレアメタルの複合材料や、酸化チタンと貴金属やレアメタルを表面担持したフィルターなどの酸化物触媒を使い、排煙や排水に含まれる有害物質を無毒化することに成功した。
その浄化能力は目を見張るものであり、工場から出る排煙や排水は、北国のすがすがしい空気や澄んだ地下水にも匹敵するほどである。

これは先に湾岸工業地帯の建設計画が持ち上がる以前から最優先事項として触媒技術の研究を行っていたことが成功の鍵であったと言えよう。
工業が栄えるのはすばらしいことである。しかし、それによって民が苦しむことがあってはならないという悪童屋の強い思いが研究者の熱意につながり、良い結果をもたらしたのである。

**燃料精錬技術の向上
燃料精錬所で行われている燃料精製の能力を新しい触媒を使って大幅に改善することで、燃料に含まれる不純物を取り除き、より質の高い燃料を生産することに成功した。

一般に、燃料は使用時に有毒な化合物が発生する。
これは不純物によるものが多く、高質の燃料を使うことで大気汚染の防止にも繋がるのだ。
また、燃料が流れるパイプやタンクの不純物による腐食も低減させることができるため、工場設備のメンテナンス性工場にも役立った。

**化学製品および医薬品の製造技術向上
化学製品、特に医薬品などのファインケミカルズの合成にも、触媒技術が多く使われている。
今までは合成時に発生する不純物を取り除ききれなかったものも、高度な触媒技術を使って精密な合成を行うことができ、不純物の発生自体をさせないことで根本的解決とした。
この技術を使った医薬品は、不純物の含有による副作用が起きないため、安全で高品質な医薬品を生産できるようになった。

また、これらの製法は大量生産にも向いているため、安全な医薬品を安価に普及させることができ、医療現場のみならず一般家庭での健康維持にも貢献した。
同技術によってや農薬の安全性を向上させることも可能になり、食の安全に敏感になっていた国民たちを喜ばせた。


**リサイクル
貴金属やレアメタルが使われている触媒は、当然のことながら採掘量が少なく高価であり、一般材料に比べて入手が難しい。
この希少な金属を湯水のように使うことは出来ないため、有害物質の分解能力が落ちてきた触媒をリサイクルすることにした。
もちろん、希少であるとはいえ、涼州藩国の山々や砂漠から採掘することは可能だ。
しかし、山を切り崩すことは環境破壊につながり、度を越えれば雪崩、山崩れなどの大型災害によって民を危険にさらすことになる。
そして、いくら機械化を進めるとはいえ、採掘作業者の安全の確保は絶対ではない。
そこで涼州藩国ではリサイクル率100%を目標とした。

リサイクルもまた触媒技術を応用して行うことにより、金属関連物質においては99%以上がリサイクル可能となった。


  [No.454] 気付いた点 投稿者:liang  投稿日:2009/04/05(Sun) 23:14:34

私見ですが、触媒技術の原理について簡単な説明があるとより良くなるのではと思います。
また、イラストにも説明文を付けてみては如何でしょうか。
化学の教科書の挿絵のような感じになると思います。


  [No.467] 燃費向上設定追加案 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/04/09(Thu) 23:54:46

チャットで出た案をメモっておきます

* よっきー > 単に高価ってだけだと救いがないんで、最先端の特殊かつ高性能なものは高価であるが、普及用に性能を落とした廉価なものも作られたことにするとかどうすか (4/9-23:48:39)

* よっきー > 単にエンジンの燃費向上とかそんな感じですね>普及用 (4/9-23:50:30)

* よっきー > そろそろ宰相府の海軍兵站使うのもなんかアレな感じがしてるんで、燃料消費軽減は入れたいんですよねー。 (4/9-23:51:37)


  [No.456] 模式図にあわせた説明文 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/04/06(Mon) 19:26:48

**触媒の使い方
ここで、有毒ガスの分解方法を例に、触媒の使い方を、模式図を用いて簡単に説明する。

ここで最も活躍するのがプラチナなどのレアメタルを用いた触媒である。
酸化チタンなどの触媒も有効ではあるのだが、高温下などの過酷な環境でも処理能力が優れているのは貴金属触媒なのである。

有毒ガスが触媒に接触すると化学反応が起き、原子が結合して作られていた有毒な分子が分解されて触媒にくっつく。
これを使って、有毒ガスを無毒に変えるのである。

しかし、触媒には分解された原子がくっついているので、そのままにしているとと分解能力を失ってしまう。
ここで、酸化チタンなどの光触媒を使ってさらなる反応を起こせば、プラチナ触媒にくっついている原子を酸化・還元して無毒な物質にできる。


  [No.464] リサイクル部分修正 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/04/08(Wed) 15:23:37

悪童さんから「TLO防止の為にコストがかかるほうがいいのでは」というご意見をいただいたので、リサイクルコストがかかることにしました。
#貴金属のコストとすると、過剰採掘でえらいことになるかもしれないので

これにより、資金が毎ターン少しずつ減少するLが出るかもしれませんが、TLOよりはずっといいです!


**リサイクル
**触媒のリサイクル
貴金属やレアメタルが使われている触媒は、当然のことながら採掘量が少なく高価であり、一般材料に比べて入手が難しい。
この希少な金属を湯水のように使うことは出来ないため、有害物質の分解能力が落ちてきた触媒をリサイクルすることにした。

もちろん、希少であるとはいえ、涼州藩国の山々や砂漠から採掘することは可能だし、リサイクルコストは採掘コストよりも高い。
しかし、山を切り崩すことは環境破壊につながり、度を越えれば雪崩、山崩れなどの大型災害によって民を危険にさらすことになる。
そして、いくら機械化を進めるとはいえ、採掘作業者の安全の確保は絶対ではない。
利益よりも藩国民の安全や環境保護に努めるのが涼州流なのである。

そこで、リサイクル業者への定期監査を行うとともに、政庁から積極的に資金援助を行った。
もちろん、摂政管轄の下厳格に行われる監査にもコストがかかるのだが、これも全て政庁が持つこととした。
監査の際には多方向の視点からのチェックで出てきた問題点に対して、監査チームが改善に協力することで技術水準を一定以上に保て、向上できるように取り計らった。

監査を受ければ、改善と資金補助で一石二鳥。
これには被監査側であるリサイクル業者も異を唱える者はおらず、喜んで受け入れられるようになり、結果、金属関連物質においては99.9%以上がリサイクル可能となった。


  [No.451] イラスト枝 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/04/05(Sun) 22:55:17

触媒のイラストはここに。


  [No.452] 酸化チタン触媒(修正1) 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/04/05(Sun) 22:55:54

酸化チタン触媒の模式図です

http://www.cano-lab.org/akudo/bbs3/data/1239014630.jpg


  [No.453] プラチナ触媒(修正1) 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/04/05(Sun) 22:57:32

プラチナ触媒の模式図です

http://www.cano-lab.org/akudo/bbs3/data/1239014671.jpg


  [No.457] ページ作成、最終調整の枝 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/04/06(Mon) 20:06:34

触媒のページ作成、最終調整はここで。


  [No.458] ページ仮作成 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/04/06(Mon) 20:07:34

ページを仮作成しましたので、要点・周辺環境抜け、設定文やイラストの問題点、誤字脱字などがないかご確認をお願いします。

http://www.cano-lab.org/ryoshu/index.php?%BF%A8%C7%DE%B5%BB%BD%D1%A4%CE%C8%AF%C5%B8


  [No.528] 4/22提出です。 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/04/22(Wed) 00:29:02

提出していただきましたー。


  [No.593] 小神族作業枝 投稿者:NEKOBITO  投稿日:2009/05/16(Sat) 01:35:06

L:小神族 = {
 t:名称 = 小神族(NPC)
 t:要点 = 小さな,友人,ささやく
 t:周辺環境 = 涼州


担当(文):奥羽りんく
担当(絵):時野あやの


間違ってたらごめんなさい。

キー1234


  [No.594] 担当者にご連絡 投稿者:NEKOBITO  投稿日:2009/05/16(Sat) 01:36:30

小神族の作業担当者にご連絡があります。


近々、藩国の様子について尋ねるつもりなのですが、その際に小神族について尋ねる予定です。

現在、考えている内容は「小神族の評判」「小神族の1日の行動」と、「時計塔の評判」の3つです。

ひとつの記事で行える質疑の数は5つと、残り2つ余っております。

なので他に2つ、小神族について何か尋ねるつもりなのですが、小神族の作業担当から見て何か尋ねてみたいことはないでしょうか?



ちなみに残り2つにと今考えているのは「小神族の数」「小神族の生息分布図」「犬猫馬との交流」の3つです。


  [No.595] 特にないです 投稿者:時野あやの  投稿日:2009/05/16(Sat) 14:55:58

お疲れ様です。
私からは特にないですー


  [No.596] 特にないです 投稿者:奥羽りんく  投稿日:2009/05/17(Sun) 00:30:02

ありがとうございます。
今のところ特にありませんので、NEKOBITOさんの思うとおりに質疑してくださいませー><


  [No.601] 質疑原案 投稿者:NEKOBITO  投稿日:2009/05/19(Tue) 19:49:27

特になかったので質疑文を作りました。

チェックをお願い致します。


/*/

いつもお世話になっております。涼州藩国です。

藩国の様子についてお聞きいしたいことがあります。
マイルが必要な場合はNEKOBITOの個人口座よりお支払いいたしますので、よろしくお願い致します。

44-00761-01:NEKOBITO





Q1:現在の設定国民の【人:サイボーグ:犬:猫】の比率はどうなっているのでしょうか?
#補足しますと、サイボーグは改造歩兵のことです。


Q2:露店市場に設置されて時計塔の評判はいかがでしょうか?


Q3:涼州藩国に住まう小神族は、普段どのような生活をしておられるのでしょうか?


Q4:現在、設定国民は小神族についてどう思われているのでしょうか?


Q5:小神族は今、どれくらいの数が涼州におられるのでしょうか?

/*/

以上、こんな感じ。

Q1の質疑で、北国人と西国人のバランスがある程度わかると思われます。
#小神族って人口に含まれるんでしょうかねぇ……?


あ。あと、新聞が1部残っているとの事ですか、どうしましょう?

使っても宜しいなら使いますが、えーと、どう書くんでしたっけ?