とりあえず、修正してみました。
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トントントン…
ジューッ!カシャッカシャッ!!
時野家のキッチンは夜明けと共に騒がしくなる。キッチンで一人戦っているのは時野あやのである。
「ふう…。これで仕込みはおわったかなぁ」
調理場の上には食卓が見えないぐらいの大量の食材が並んでいた。これらはみんなの朝ごはんと夫である時野健司、グリンガムOOのお弁当だけである。
トントントン…
ジューッ!カシャッカシャッ!!
キッチンにはいい匂いが立ち込め始めると、時野家にいるみんなは食卓に集まってくる。時野健司はスヤスヤと寝ている一人娘、時野つばさを抱えて連れてきた。また、グリンガムOO、その息子のクール=ミントも鼻をクンクンとさせながらやってきた。時野家の食卓はやたら大きく、みんなで一緒に食事を取るのが慣わしとなっている。
「お、今日もうまそうだな」
と健司がお弁当に入れる予定のウィンナーをつまみ食いをみつけると
「健司くん、ダメだよ!グリンガムOO、クール=ミントも欲しがるから!!」
すでに、グリンガムOO、クール=ミントも物欲しそうにあやのを見つめていた。あやのは仕方ないないなぁという顔をして
「今日は特別だからね」
といって、みんなにもウィンナーを一本ずつあげると一瞬にして無くなった。
「もう少しでできるから、みんな待ってて!!」
トントントン…
ジューッ!カシャッカシャッ!!
大量の朝ごはんを手際よく食卓に並べていき、お弁当の準備も終わる頃には健司達の我慢仕切れない様子であやのが食卓の席に座るのをまっていた。
「はやく、朝ごはんたべようぜ!!」
「うん、すぐにいくからちょっと待って!」
がるるる
とグリンガムOOとクール=ミントも早く食べたいと言っている。そして、飲み物を準備してあやのが食卓に座ったら、皆手を合わせ、大きな声で
「いただきまーす!!」
といって、朝ごはんを一気に食べだした。目のまでは健司とグリンガムOOがテーブルの肉に喰らいつき、横ではクール=ミントは目を細めて美味しそうに食べている。
「おかわり!!」
「がうっ!!」
と二人が言うと
「健司くんごめん! つばさが起きたからグリンガムOOにおかわりあげて」
そういっているとつばさはもぞもぞとして、目を開け
「おー」
と言って手をあやのの方に出した。そのまま抱え上げて、すでに準備してあった哺乳瓶をあたえると上手に飲み始めた。その光景を健司達は微笑ましそうにみて
「あれから、つばさはよく飲むようになったな」
「うん、そうだね」
ボーン!ボーン!と壁時計がなると、健司が身支度を整えて
「それじゃ!仕事行ってくる!! グリンガムOO!!」
というとすでに玄関前で待っていた。
「あ!?待って健司くん」
とつばさにミルクを飲まし終えたあやのは玄関までやってきて
「お出かけ前のぎゅー!!」
というとつばさを抱えたまま健司に抱きついた
「大丈夫だって、どこにもいったりしないから」
「だめ!ぎゅーするの!!」
健司はちょっと照れながら
「遅刻するからそろそろ行ってくる!!」
「うん、いってらっしゃーい!気をつけてね!!」
そのお見送りの言葉を聞いて、健司とグリンガムOOは振り向きながら出勤していった。