昨今クーリンガンが活動再開したことなどからおきる戦闘の激化により、
涼州藩国部隊も他国にて戦闘行動あるいは駐留を行うことが増えてくると予想されます。
そのような中で心配されるのが一部の不心得者による派兵先での略奪行為です。
略奪(正当な手続きを踏まない徴発)行為はもちろん軍規にのっとって厳しく処断されますし、
みなさんもそのことは充分御承知であり、規律を守る気持ちに溢れてもいるだろうと思います。
しかしながら、戦闘で疲弊した精神が誘惑に負けそうになるのはままあることです。
誘惑に負けた本人が独力で自制する、これは非常に難しいことです。
そこで必要となるのはやはり共に闘う戦友の力であります。
周囲に略奪の誘惑に負けそうな人がいた場合、上官や部下の別なくできる限り制止すること。
これは涼州藩国藩王としての命令であり、藩国軍に所属する限り通常の指揮系統に対して優先します。
ただし集団や上官に対して制止が効かず自分の身が危ないなどの時は無理をしないこと。
後で通報をもらえればそれをもとに徹底的な調査を行います。
最後に。略奪行為は国際問題に発展しうる、対外的に大きな問題です。
しかしそれと同時に、参加した人の尊厳を捨てさせてしまう恐ろしい行為であり、
そういう意味である種の麻薬と同等のものと言っても過言ではないと思います。
その蔓延を防いで平和な世界や協調し合う国際関係を築いていくためにも、
一人ひとりが自らを家族や隣人に誇れるような一生を歩んでいくためにも、
皆様の自制と心配りをどうぞよろしくお願いいたします。