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  [No.189] EV137作業スレッド2 投稿者:瀬戸口まつり  投稿日:2009/01/23(Fri) 23:38:11

仕切り直し作業はこちらで。


  [No.190] 全体概要(方向性) 投稿者:瀬戸口まつり  投稿日:2009/01/23(Fri) 23:42:01

* 悪童屋・四季 > うん、極端に言うと情報機関の設立を考えています。 (1/23-22:45:42)
* 悪童屋・四季 > 政府の政策立案、軍隊の軍事戦略策定、警察の対テロ捜査などにおいて情報の優劣は効率的な戦略立案や活動計画にとって非常に重大な要素だと思っています。 (1/23-22:46:45)
* 悪童屋・四季 > 藩国の弱点をカバーできるのではと思っています。 (1/23-22:47:56)

* 悪童屋・四季 > その上で、皆さんの意見を考慮して (1/23-22:48:19)
* 悪童屋・四季 > 内容は (1/23-22:48:25)
* 悪童屋・四季 > 特殊軍の設立(工兵、改造歩兵への職業派生orアイテム) (1/23-22:49:21)
* 悪童屋・四季 > 敵組織の調査:犬系(追跡能力、猫系(侵入能力)を活かして (1/23-22:51:23)
* 悪童屋・四季 > 藩国内の情報管理 (1/23-22:52:08)
* 悪童屋・四季 > ぐらいを派生に考えていました。 (1/23-22:53:09)
* 悪童屋・四季 > まあ、表現がわかりにくいかもしれませんがアメリカのCIAなどを考えていただければと思います。 (1/23-22:54:09)

* ガロウ > 越前などの情報戦の評価とは違う形で情報戦をやるということでしょうか? (1/23-22:48:34)
* 悪童屋・四季 > ガロウさんの質問に関しては (1/23-22:54:51)
* 悪童屋・四季 > 情報戦をしかけるというよりは情報戦に負けない為の組織をと考えています。 (1/23-22:56:03)
* 悪童屋・四季 > 実際、涼州藩国にはやばいものがいっぱい眠っています。 (1/23-22:56:27)
* ガロウ > なるほど、わかりました>情報戦に負けない組織 (1/23-22:57:58)

* キサル > 越前さんのところのような電網情報戦ではなくて、人的な情報の扱いを行うんですね。 (1/23-22:56:18)
* 悪童屋・四季 > はい、そのつもりです。>キサルさん (1/23-22:56:42)

* NEKOBITO > 前々から秘密情報網(組織)が欲しかったので、賛成ですねぇ >情報機関の設立 (1/23-22:57:02)
* liang > 攻殻機動隊のイメージですかねぇ (1/23-22:56:28)
* 悪童屋・四季 > 特殊軍あたりのイメージはそんな感じです。>liangさん (1/23-22:57:28)
* 悪童屋・四季 > で、合わせて秘密情報網(組織)も取得するれば効果があがるかなぁと (1/23-22:58:15)

* キサル > セプの浸透を退ける為にかなり調査もしたと思いますので、そういうところから設定を延ばせそうですねう。 (1/23-22:58:49)
* 悪童屋・四季 > 実は核兵器の奪取事件のときに設定文に一文入れてあります。>キサルさん (1/23-23:00:19)
* キサル > おおー<核兵器奪取事件の時に一文 (1/23-23:00:44)
* キサル > 全部つなげられますね。 (1/23-23:00:59)
* 悪童屋・四季 > 悪童同盟のときに〜 (1/23-23:01:18)

* 悪童屋・四季 > という感じで進めたいと思っています。 (1/23-23:04:31)
* 悪童屋・四季 > 実際、実力をもって敵を排除するためには工兵、改造歩兵の強化は必須だと思ってます (1/23-23:02:18)
* よっきー > ですね>歩兵強化 (1/23-23:02:48)
* 悪童屋・四季 > あとは特殊軍の輸送車両が派性にでるようにすればいいと思います。 (1/23-23:07:37)


  [No.193] 設立の流れ 投稿者:瀬戸口まつり  投稿日:2009/01/24(Sat) 00:49:05


情報流出で様々な問題が起こった。
→それをどうにかする機関を設立
→機関の説明
(調査部門、軍事部門、分析・解析部門、判断部門)


判断部門は藩王・摂政

設定国民から選抜して当たってもらう。

/*/

* 築山 > ええと、先ほどでた各部門については、やはり藩国の人たち(PC)が対応していくと考えていいのでしょうか? (1/24-00:38:21)
* 悪童屋・四季 > PCじゃなくてもいいよ (1/24-00:39:22)
* 悪童屋・四季 > 実際、表で動いている人がおおいからね (1/24-00:39:40)
* 悪童屋・四季 > 実際は設定国民から選抜する感じだね。 (1/24-00:39:56)
* 悪童屋・四季 > ただ、一部協力して頂けるひとなり、参加して頂ける人がいるのはかまない (1/24-00:40:32)
* 築山 > 顔と名前が売れてしまっていて秘密に動けないという意味でいいですか? (1/24-00:42:13)
* 悪童屋・四季 > 売れていても、活動がばれなければいいんだよ (1/24-00:42:41)
* 悪童屋・四季 > ただ、やりたくない人もいるだろうし (1/24-00:42:52)

* よっきー > おそらく伏見さんとこの秘密組織だかなんだかに付いてるような特殊がつきそうですね (1/24-00:40:13)

(修正キー1111)


  [No.194] まとめ(プロット) 投稿者:黒霧  投稿日:2009/01/24(Sat) 01:13:00

作成物:情報機関の設立(イベント)

目的:
 情報戦を仕掛けられたとき、国を守れる組織の設立
 具体的には、すでに露天市場から派生ででている『秘密情報網』を管理する機関を作り上げる。これはすでに涼州藩国での情報漏えいなどの内部を護ると共にテロ組織などの侵入から藩国を護るという側面もある。
(引用)
>情報戦をしかけるというよりは情報戦に負けない為の組織をと考えています。
>政府の政策立案、軍隊の軍事戦略策定、警察の対テロ捜査などにおいて情報の優劣は効率的な戦略立案や活動計画にとって非常に重大な要素だと思っています。


イメージ:
 CIA


将来への狙い:
・特殊軍の設立(工兵・歩兵系職業)
・特殊軍の輸送車両
・(効果が有れば)宰相府と協力して情報関係に関する帝国の防衛機関


組織について
 基本的に国内の防御用
 情報流出で様々な問題が起こった。この事態を重く見て藩国で対処用の組織を設立するに到った。
 情報機関の方々は藩王、摂政との話の上で活動して頂いてる感じの特別っぽい人々。実際は設定国民から選抜する。
 調査部門、軍事部門、分析・解析部門、判断部門からなる。
 国民は組織の存在はしっていてもいい。ただし全ての内容は開示できない。>情報機関の参加者のプライベートの保護のために
 非合法な部分だけは秘匿する。
 藩国内の活動にしぼる。(外交問題にならないことを想定して)


各部門について
(1)調査部門
 公安をモデルに
 敵組織の調査:犬系(追跡能力、猫系(侵入能力)を活かして藩国内の情報管理

(2)軍事部門
 軍の特殊部隊

(3)分析・解析部門
 調査部門の報告に問題がないかチェック

(4)判断部門
 藩王、摂政>最終的には藩王


ストーリィライン
1.情報流出で様々な問題が起こった。>それをどうにかする機関(国内の防御用情報機関)を設立
2.機関全体の説明
3.各部門の説明(調査部門、軍事部門、分析・解析部門、判断部門)


  [No.203] まとめ(プロット) 投稿者:悪童屋・四季  投稿日:2009/01/24(Sat) 11:39:32

> 作成物:情報機関の設立(イベント)

まあ、時間的に余裕があれば通称をつけてもいいかもしれませんね。

> 目的:
>  情報戦を仕掛けられたとき、国を守れる組織の設立
>  具体的には、すでに露天市場から派生ででている『秘密情報網』を管理する機関を作り上げる。これはすでに涼州藩国での情報漏えいなどの内部を護ると共にテロ組織などの侵入から藩国を護るという側面もある。
> (引用)
> >情報戦をしかけるというよりは情報戦に負けない為の組織をと考えています。
> >政府の政策立案、軍隊の軍事戦略策定、警察の対テロ捜査などにおいて情報の優劣は効率的な戦略立案や活動計画にとって非常に重大な要素だと思っています。

 設立の背景は核兵器を作る技術、サイバー技術、ステルス技術などをすでに保有しています。また、その先の技術も視野に入れております。
 実際、合併時にはあきらめたソル発電システムなどは運用しだいでは核よりも危険なので自国で管理しきれないという事で頓挫した経緯もあります。
 考え方としては内部に侵入される前に水際で阻止、排除する方向になります。それでも、100%排除などは無理でしょうから内部の調査も行って被害を局限化することになります。
 基本的には警察での対処が難しい、複雑な敵に備えての設立だと思って下さい。警察の仕事までは情報機関は行うつもりはありません。


> イメージ:
>  CIA

 組織イメージであって、まんまCIAというわけではありません。リアルに再現しなくてもいでしょう。ゲーム内のフィクションです。
 ただ、先に述べている情報機関の目的から逸脱しないようにだけ気をつけて下さい。

> 将来への狙い:
> ・特殊軍の設立(工兵・歩兵系職業)
> ・特殊軍の輸送車両
> ・(効果が有れば)宰相府と協力して情報関係に関する帝国の防衛機関

将来の展望ですが歩兵系の職業、アイテムの強化、情報収集(敵の早期発見、また有益な情報の先取りなど)、情報を見据えての政策の施行を考えており、最終的には帝国で有益な組織となればいいと思っています。

> 組織について
>  基本的に国内の防御用
>  情報流出で様々な問題が起こった。この事態を重く見て藩国で対処用の組織を設立するに到った。
>  情報機関の方々は藩王、摂政との話の上で活動して頂いてる感じの特別っぽい人々。実際は設定国民から選抜する。
>  調査部門、軍事部門、分析・解析部門、判断部門からなる。
>  国民は組織の存在はしっていてもいい。ただし全ての内容は開示できない。>情報機関の参加者のプライベートの保護のために
>  非合法な部分だけは秘匿する。
>  藩国内の活動にしぼる。(外交問題にならないことを想定して)

基本的に防衛用になります。
情報機関の方々につきましては素行調査を行い、藩王、摂政との相談の上でスカウトかける。このまま引用はしなくてもいいですがイメージとして
採用条件:犯罪歴の有無、誠実で忠実である事、藩国の事を考えてくれる人物である事
これに関してはPC、個人ACE、PLACEの参加も可能とします。むしろ、有能な個人ACE、PLACE、PCもおられますのでw
非合法部分はデリケートな部分なので取扱いには細心の注意を払ってください。
情報機関は恐怖の対象になりすぎないように文章設定気を付けてください。秘密警察を作りたいわけではなく、藩国民のための防衛機関である事を忘れないでください。

> 各部門について
> (1)調査部門
>  公安をモデルに
>  敵組織の調査:犬系(追跡能力、猫系(侵入能力)を活かして藩国内の情報管理
>
> (2)軍事部門
>  軍の特殊部隊
>
> (3)分析・解析部門
>  調査部門の報告に問題がないかチェック
>
> (4)判断部門
>  藩王、摂政>最終的には藩王

ここら辺に関しては作業内容見てチェックいれます。

> ストーリィライン
> 1.情報流出で様々な問題が起こった。>それをどうにかする機関(国内の防御用情報機関)を設立
> 2.機関全体の説明
> 3.各部門の説明(調査部門、軍事部門、分析・解析部門、判断部門)

こちらも随時作業チェックしていきます。


  [No.233] 情報機関 投稿者:瀬戸口まつり  投稿日:2009/01/26(Mon) 23:09:48

wikiペディアさんから

http://ja.wikipedia.org/wiki/情報機関


先にみとくべきでした(反省)


  [No.192] 作業内容投下 投稿者:瀬戸口まつり  投稿日:2009/01/23(Fri) 23:58:02

適宜投下お願いします。
枝きりが必要でしたらお願いします。

この記事の修正キー1111


  [No.195] 調査部門 投稿者:瀬戸口まつり  投稿日:2009/01/24(Sat) 01:14:20

作業立候補と作成物の投下をお願いします。


  [No.205] 作業依頼 投稿者:悪童屋・四季  投稿日:2009/01/25(Sun) 01:01:19

 こちらの作業は奥羽りんくさんと時野あやのさんに依頼お願いしました。


  [No.261] 文章作成 投稿者:奥羽りんく  投稿日:2009/01/27(Tue) 23:30:45

初稿を投下します。
問題あれば修正しますのでお知らせください。
また、余談でSSも投下する予定です。



調査部門について

この部門は、その名の通りある事項における情報について収集を行い、その真偽を調査するためのものである。
実質、情報機関の肝といっても差支えがない部門だけに、こちらに従事する人員については、特に藩王からの信の厚い者が選ばれている。
人選はほとんどが藩王による直接の選任で、当然ながら辞退することもできるが、まず断るものはいなかった。
それほどに国を想うものだけが、藩王から選ばれたためである。

ここで収集、調査される情報は多岐に渡る。
明日の天気から塩の値段、小麦の流通場所など、一見、防諜とはなんの関係もなさそうな事柄までを収集するのである。
その情報が有益か否かを判断するのは分析部門、引いては判断部門である。調査部門はひたすらに、怪しまれることなく情報を集めることこそが肝要なのだ。
とはいうものの、情報はそれこそ無尽蔵にある。国内のみとはいえその全てを収集調査することは不可能であるだろう。よってあるていどの選別は調査部門で行われている。
ここで部隊員の手腕が問われるのだ。

通常、調査部門の人員は二人一組のいわゆるツーマンセルで動くことを基本にしている。
これは、情報を得た後に確実に持ち帰る必要があるためであり、また、藩王からの厳命による『無事に帰ってくること』を遵守するための措置でもある。
さらに、片方がリーガル、もう片方がイリーガルな部分を担当することにより、市民の信頼を得やすくするというメリットもある。

調査部門の参加者については、トップシークレットがしかれている。
これは、調査部門の所属者を公開することによるメリットよりもデメリットのほうが大きいと判断されたためである。所属者は政府により身分を保証されてはいるが、その機関に所属していることを示すものを身に着けることはない。
また、所属者には当然ながら守秘義務が課せられており、家族に対してといえどその所属を明らかにすることはできないことになっている。

#この下は部外秘扱い?

所属者には、政庁関係者が多く含まれており、一家そろって機関に所属している例もある。
なお、犬や猫もこの部門には所属していて、追跡や伝達の際には彼らが最も役に立っているのである。
人のそばに何気なく紛れ込み、何食わぬ顔で情報収集をした後、その情報が悪いことに利用されないよう、彼らも国を守っているのである。


  [No.267] 調査SS 投稿者:奥羽りんく  投稿日:2009/01/28(Wed) 22:12:14

設定文ではありませんが、個人ACE及びPLACEが参加してることを示すためのSSを書きました。
何か問題があればお知らせください。


<ある日の調査>

露店市場の通りを、二人の人物が歩いていた。
一人は、奥羽恭兵。もう一人は、時野健司。
涼州藩国に居をかまえる二人が、そろってこんなところを歩いているわけ。それは、この国の藩王、悪童屋・四季から届いた一通の封書から始まった。


/ * /


それは、彼らの手に直接届けられた。
表書きは何もない、黒い封筒。捺してある印だけが、それがこの国のトップからのものであることを示していた。
その呼び出しに応じて、王城まで赴いた彼らに、悪童屋直々に伝えられたのが、ある組織への参加要請だった。

「情報機関?」

よくわからない、という声をあげたのは健司だった。まあ、軍属だったとはいえ、実働部隊がメインだった彼にはあまり馴染みがなかったのかもしれない。

「ああ。先だって、セプテントリオンの侵入を容易に許してしまった件もあるからな」

悪童屋の顔が苦々しいものになり、健司と恭兵もああ、と思い至った。
セプテントリオンが情報操作を行ったために、国内が混乱に陥った事件は記憶に新しい。

「それで、防衛を前提とした情報機関なのか」
「そうだ。こちらから攻める必要はないにせよ、最低限自国の情報を守る必要がある」

ただでさえ、一般に広く知れ渡れば危険な技術のあふれている国だ。
悪童屋の心配は頷ける。

「そこで、国にとって、俺にとって信頼のおける人材を集めて、この情報機関に参加してもらおうと思ったんだ」

悪童屋が改めて二人に向き直った。

「この国の平穏に、力を貸してくれ。頼む」

藩王自ら頭を下げられた二人は、頭を下げるのはやめてくれ、といいながら参加を承諾した。
彼らにとっても、妻の平和は守りたいものだったのである。


/ * /


「で、なんで俺とおっさんの二人組なんだ?」
「そのほうが、都合がいいからだな」

健司と恭兵は、はためにはブラブラとただ歩いてるように見えた。
だが、すでに任務は始まっている。
なんだか背後がざわざわとしているが、まあ、喧騒はこういう場所にはつきものである。
一度だけちらりと視線をやった後は、あえて背後を気にしないようにしながら、恭兵が言った。

「藩王が言ってただろ。無事に帰るのが最大の任務だ、ってな」

参加するにあたって、最初に厳命されたのが、それだった。
なるほど、この国らしいと恭兵などは思ったが。
もとより、彼らにも妻をいたずらに悲しませる趣味はなかったので、言われなくとも、というところではある。

「そんで? とりあえず歩いててもしかたねーんだろ?」
「そうだな」

さしあたってセプテントリオンの影響が国内に残ってないかを調査してほしいといわれた二人は、一番情報が集まりそうな露店市場にきていたのだった。

「人が集まるところは情報が集まる。嫁さんに土産買いがてらにでも、聞き込みしてきてくれ」
「おっさんは?」
「ほかに行くところがある」

そう言い残して、恭兵はすっと路地裏に消えた。
なんとなく納得いかないながらも、健司はとりあえず道端の露店商に声をかける。

「おばちゃん、このオレンジいくら?」
「それかい? 今はちょっと値上がりしててねぇ…。ほら、この前ちょっとごたごたがあったろう?」

情報を集める。
そう意識しなければ、何気ない風をよそおった世間話という形でもさまざまな情報が手に入った。
一通りおばちゃんと話し終えたところで、不意に恭兵が戻ってきた。
健司もおばちゃんに別れを告げ、互いの情報を交換する。

「多少、物価があがってるみてーだけど、おおむね大丈夫そうだったぜ」
「ああ。こっちも元締めをあたってみたが、大丈夫そうだな」

あとはこれを分析部門に報告すればひとまずの任務は終了となる。

「まあ、帰るか」
「おー」

と、本部まで帰るために露店商を抜けた二人は、やや人気の少なくなった路地で足を止めた。
特に示し合わせたわけではなかったが、なんとなく顔を見合わせる。
あれで気づかれてないと思っているのか。そうか。
目がお互いにそんなことを語っていた。

「りんく」

と振り向いた恭兵が呼ぶのと。

「あやの」

と同じく振り向いた健司が呼ぶのと。

「わわっ」
「あ、りんくさん!」
「がう」

とりんくがあやのを乗せたグリンガムに押し出されるのと。
それぞれがほぼ同時だった。
それぞれに慌てて目を回している妻たちを立ち上がらせて、旦那二人はどうしたものかとため息をついた。
あやのを降ろしたグリンガムはおりこうに健司の横にお座りをしている。

「どうして後なんか…」
「ごめんね…」

健司が聞こうとした言葉を遮って、あやのが謝った。
しゅんとしつつ、上目遣いで見上げられて健司が固まる。

「私たちも、情報機関に所属することになったんだけど…」

その後を継いで同じようにしゅんとしたりんくが言葉を続けた。

「おとーさ…藩王が、とりあえず慣れる為に二人のあとを尾行してみたらどうかって。お仕事の様子も気になったし、それで…」

どうでもいいが、グリンガムを連れてきてしまっている時点でバレバレである。
その事実にりんくもあやのも気づいていないのだろうか。
そもそも、露店市場で話題になるくらいには目立っていたのだ。

「……尾行って、向いてねーんじゃね?」
「それは私も自分で思った…」
「……あんまり危ないことはするなよ」
「はーい……」
「まあ、そんなに怒らなくても」

それぞれがそれぞれに反省をしていると、不意に横合いから声がかかった。
驚いたのは男性陣二人である。
今の今までまったく気配など感じなかった。
警戒するのと同時に、しかし覚えのある気配だったため疑問符が頭に浮かんだ。

「どうしてここにいんだよ…」
「藩王!?」

彼らの視線の先には、まごうことなき藩王その人がいた。
腕には、しっかりと自分の奥方を抱えている。

「ふふふ。『実はそこにいた』のさ」
「スイトピーちゃんまで連れて、気配を隠していたなんて…!」
「そこまですることなのか?」

ちなみに、藩王。スイトピーがいるかぎり、評価に+4である。

「みんなの仕事ぶりを見させてもらっていたんだ。さすがは俺が選んだメンバーだな。人選に間違いはなかった」

満足そうに頷く悪童屋。ぽかんとしている4人と、やや恥ずかしそうにしているスイトピーをよそに、さらに続けた。

「この国の防諜、そして平和のためにみんなで力を合わせよう。さて、そろそろシーンも終わるし、俺たちは退場しようか。スイトピー?」
「ええ」

さっそうと去っていく悪童屋。そしてスイトピー。
とりあえず、尾行は失敗したもののその働き振りには満足してもらえたらしいと知って喜ぶ女性陣二人。
そんな女性陣二人を複雑な表情で見守る男性陣二人。
こんな日もあるのだろう。そう思いつつもこの先がやや思いやられてひたすらため息の健司と恭兵であった。



END


  [No.277] イラスト作成 投稿者:時野あやの  投稿日:2009/01/29(Thu) 02:49:49
イラスト作成 (画像サイズ: 600×436 93kB)

りんくさんのSSを元に描きましたー
怒られ組みとため息組みです。


  [No.280] イラスト作成 投稿者:時野あやの  投稿日:2009/01/29(Thu) 16:35:48
イラスト作成 (画像サイズ: 450×545 75kB)

もう一枚描きましたー
藩王&ピー様です。
実はそこにいたのさ のあたりに入れていただければと思います。

遅くなって申し訳ありません(汗)


  [No.281] wikiに反映しました 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/01/29(Thu) 17:34:50

> もう一枚描きましたー
> 藩王&ピー様です。
> 実はそこにいたのさ のあたりに入れていただければと思います。
>
> 遅くなって申し訳ありません(汗)

おつかれさまです!

縦長のイラストなので、まわりこみを使ってみました。
他のイラストとかも含めて、配置変更案とかあったら教えてくださいね!


  [No.196] 軍事部門 投稿者:瀬戸口まつり  投稿日:2009/01/24(Sat) 01:15:20

作業かかる場合、こちらに立候補のレスをして、作成物を投下してくださいー。

軍事部門は特殊部隊的なものが想定されています。


  [No.221] 文章作成 投稿者:liang  投稿日:2009/01/25(Sun) 23:32:06

設定文の作成に立候補いたします。

出来上がったら、また、物騒な代物にならないよう、チェックしてくださると助かります。


  [No.230] Re: 文章作成 修正2 投稿者:liang  投稿日:2009/01/26(Mon) 22:02:12

なにやら無駄に長い文章になってしまいしました。
何処を削るべきかなどの、アドバイスがありましたらお願いします
※文章の修正を行いました


涼州藩国 情報機関・軍事部門

1、
情報機関における実戦部隊
情報戦において、必要とされる軍事行動の実行を担う実働部隊。
テロリストや国内に浸透している敵性コマンド部隊の排除や要人の護衛及びハイジャックなどの人質救助、機密性の高い施設の防衛・警備などの比較的合法とされる任務の他に、テロリストや敵性国家の自国外にある拠点の強襲や要人の拉致・暗殺等の非合法な作戦活動も任務に含まれる。
ただし、涼州藩国では、部隊の展開能力及び情報管理体制の問題点から、特に藩国外での非合法な非公式作戦は実行が難しく、現時点での作戦行動は警備・防衛及びテロリストへのカウンターとして涼州藩国内に限定されている。

2、
必要とされる実戦部隊の能力
実戦部隊に求められる能力
情報戦における実戦部隊に求められる主なものは、「隠密性」「機動性」「確実性」である。
A「隠密性」
部隊及び作戦自体を隠蔽し、軍事行動の事実を秘匿する能力。
情報戦においては、軍事力の行使が表沙汰になると、政治的・外交的に不利に働く場合がある。(ただし、戦争・紛争状態などの明確な交戦状態にある相手の場合はこの限りではない。)
その為、部隊の所属を隠蔽または偽装するなどの工夫の他にも、作戦の立案・実行、そして作戦の内容次第では作戦終了後も含めた情報管理の徹底が求められる。
また、実戦部隊が従事する作戦は奇襲の形態をとるものが多く、情報の漏洩は作戦を破綻させ、政府と実戦部隊を危機的状況に追い込むことになる場合もある。
よって、ことを秘密裏に運ぶことができる隠密性が重視される。
B「機動性」
実戦部隊を作戦地域へ送り込み、安全に展開・撤収させる能力。
作戦の実行に際し、作戦地域へ必要な戦力を送り込む必要があるが、特殊作戦ではその秘匿性もあり、出来る限り人目につかない必要性がある。
また、作戦地域が敵や非友好的な勢力の支配領域の中にあったり、若しくは通過しなければならない場合もある。
その為、迅速に危険領域を通過または離脱するだけの機動性の保有しなければならない。
C「確実性」
正確に確実に任務を成功させる能力。
特殊部隊の従事する任務は、秘匿性及び緊急性が高く、さらに政治的なリスクが極めて大きく、万が一にも失敗は許されない。
作戦の失敗は、場合によっては藩国の存亡に関わる場合もある。
また、部隊員が作戦中に死亡又は捕虜となって身柄が確保されてしまうと、作戦行動の事実が露見してしまうことになる。
よって、特殊部隊には確実に任務を遂行し、生還することが求められる。
また、困難な作戦を完遂させる実力を持った戦闘部隊を保持するということは、近隣国に対する情報機関および非正規戦闘を行う組織に対する有効な抑止力になりうる。

3、
涼州藩国の防諜特殊部隊
涼州藩国の情報機関は、傘下の実戦部隊を保有していない。
そこで、涼州藩国の情報機関は、任務において軍事行動が必要とされると判断される場合、藩王をはじめとする政府首脳部に藩国軍部隊の派遣を要請する事ができる。
要請を受けた首脳部は、要請が妥当であると判断された場合、直ちに藩国軍より専属の特殊部隊を派遣することになっている。
A特殊部隊の構成・地位
この特殊部隊は涼州藩国藩王の直属の部隊で藩王の命令を受けて編成された防諜任務専門部隊である。
部隊の指揮権は、藩王か藩王が指揮権を移譲した者が持つ。
この部隊は、実際に戦闘任務を担当する戦闘部隊と、戦闘部隊を支援する支援部隊の二つの部隊で構成されている。
戦闘部隊は、「戦闘工兵部隊:バーゲスト」「改造歩兵部隊:インビシブル・ハウンド」各部隊から選抜された隊員による混成部隊である。
支援部隊は、追跡能力に優れた犬兵団と夜戦・輸送能力に優れた猫神兵団の隊員を中心としたものに、主計兵や整備兵を加えた構成になっている。
担当する任務の性格上、部隊構成員の選別に留意しており、双方の部隊とも慎重な内偵によって厳選された使命感・忠誠心の強い信頼の置ける人物によって構成されている
なお、部隊員達の氏名・人相を含む個人情報は、隊員自身およびその家族や友人等がテロリストや敵性情報コマンドの標的にならにように厳重に秘匿されている。(目撃が予想される場合は、目出し帽などで顔を隠すように指導されている。)
b部隊の訓練・教育
戦闘部隊の隊員たちは、中近距離の射撃戦闘、室内などの閉鎖環境下を想定したCQBを中心に戦闘技術を磨く。
支援部隊の隊員たちは、偵察や輸送任務を円滑に行えるように、スカウトや兵站・整備業務についての教育と訓練を積む。
また、秘匿性の高い任務に従事することから、全ての隊員が情報管理の教育を受ける事になっている。
C部隊の装備・編成
戦闘部隊の火器・装備は、元になった部隊と同様だが、戦闘工兵隊のWD装備率はほぼ100%となっていおり、近接戦闘と突入戦術に高度な訓練を積んでいる戦闘工兵を中心に、それをI=Dに匹敵する打撃力を持つ改造歩兵が支援するという構想の下に編成されている。
支援部隊は、犬兵団はスカウトとして先行偵察や追跡時の先導役を担い、猫神兵団は戦闘部隊や物資の輸送任務を担当する。
それに、部隊運営を担当する主計兵と装備類の整備を担当する整備兵が属しており、戦闘部隊を支えている。


4、
特殊作戦軍構想
涼州藩国では、この特殊部隊を発展させ、さらに情報機関および正規軍との連携の促進による藩国軍全体の戦力増強図る特殊作戦軍構想が提唱されている。
特殊作戦軍構想には以下の要求がなされている。
A特殊作戦専属の特殊部隊:特殊作戦軍の設立
特殊作戦に従事することを前提とした訓練・教育施設を設立し、攻撃的な運用を行える本格的な特殊部隊を設立する。
ここでの特殊作戦とは、浸透攻撃や空挺強襲、戦闘救難など通常の部隊では困難な危険度の高い任務と、情報戦で行われる非正規作戦を含むものである。
特殊作戦軍は前身の防諜特殊部隊と同様に藩王直属の軍部隊とし、航空機・車両・WDを装備する高度に機械化された快速打撃部隊とする。
また、低物理域での活動を鑑み、改造歩兵部隊と特殊部隊は別編成とする。
B正面配備部隊の再編成
情報機関及び特殊作戦軍の設立に伴い、正規部隊の方面でもこれらの機関・部隊と連携がとれるよう、また、特殊作戦軍が得た戦術などのノウハウや装備が正規部隊にもフィードバックできるように体制の整備を行う。
特殊性の高い改造歩兵部隊は特殊作戦軍傘下とするが、航空機・車両・WDによって機動力を付加し、状況によって投入される予備戦力として正規軍・特殊作戦軍双方を支援する体制をとるものとする。
これは、改造歩兵を組み入れる事による活動可能物理域の制限を避ける狙いもある
c特殊作戦軍用兵器・装備の開発
ア、多用途ヘリの開発
遠距離輸送にはステルス輸送機があるため問題ないが、中近距離の迅速な移動及び輸送機の着陸地点が確保できない状況に対処するには、地形に影響を受けず、高速で十分な輸送力を持った輸送型のヘリが最も適している。
また、国土に広大な砂漠地帯を持つ涼州藩国では、地形に拘束されない航空輸送能力は重要である。
しかし、装甲を持たない通常の輸送ヘリでは敵の迎撃が予想される危険な空域の飛行はリスクが高い。
そこで、ある程度の武装と装甲を併せ持ち、十分な輸送能力も備えた多用途ヘリであれば、敵の迎撃のも応戦でき、さらには搭載火器による上空からの支援攻撃も担うことができる。
イ、空挺降下装備の調達
作戦地域が遠く、ヘリや陸路では時間がかかりすぎ、さらに輸送機が着陸できる場所が時間もない場合には、飛行中の航空機から歩兵部隊を作戦地域に直接降下させる空挺降下による戦力投入が効果的である。
空挺降下装備の発注を行い、特殊作戦軍部隊に降下技能の訓練を行い、実戦に備える。
ウ、低物理域専用装備および運用戦術の研究・開発
作戦地域が高・中物理域であれば問題は無いが、低物理域の場合には近代兵器を用いる特殊作戦軍主力部隊の能力を生かしきれない可能性が高い。
その対策として、低物理域での部隊展開が可能であるかを検証するため、専用装備と運用戦術の試作と研究を行う。


  [No.244] Re: 文章作成 修正2 投稿者:悪童屋・四季  投稿日:2009/01/27(Tue) 00:34:37

> なにやら無駄に長い文章になってしまいしました。
> 何処を削るべきかなどの、アドバイスがありましたらお願いします
> ※文章の修正を行いました
>
>> 涼州藩国 情報機関・軍事部門
>
> 1、
> 情報機関における実戦部隊
特に藩国外での非合法な非公式作戦は実行が難しく、現時点での作戦行動は警備・防衛及びテロリストへのカウンターとして涼州藩国内に限定されている。

こまかい事ですが上記の文章だと問題点が解決したら藩国外で非合法活動するように思われますので手を加えていただければと思います。

> 3、
> 涼州藩国の防諜特殊部隊
そこで、涼州藩国の情報機関は、任務において軍事行動が必要とされると判断される場合、藩王をはじめとする政府首脳部に藩国軍部隊の派遣を要請する事ができる。

情報機関の判断部門(藩王、摂政が所属)≒首脳部に近いのでなんとなく文章がおかしいと思います。

> 4、
> 特殊作戦軍構想 
 情報機関は藩国軍を強化する事が目的ではありません。目的とかけ離れていると思います。基本的に少数精鋭の優秀な部隊を必要としておりそれ以上でも以下でもありません。


  [No.245] 文章の修正依頼 投稿者:悪童屋・四季  投稿日:2009/01/27(Tue) 00:37:02

とりあえず、気になったところをあげておきました。一度、考慮して頂ければと思います。


  [No.258] 文章 修正その3 投稿者:liang  投稿日:2009/01/27(Tue) 22:01:41

ご指摘を受け、文章の修正を行いました。
アドバイスありがとうございました。
他に何かあればご指摘下さい。


涼州藩国 情報機関・軍事部門

情報戦において、必要とされる軍事行動の実行を担う実働部隊。
主に、テロリストや国内に浸透している敵性コマンド部隊の排除や要人の護衛及びハイジャックなどの人質救助、機密性の高い施設の防衛・警備などの任務を担当する。
なお、一般的な非正規戦部隊が担当するようなテロリストや敵性国家の自国外にある拠点の強襲や要人の拉致・暗殺等の非合法な任務は、涼州藩国では認められないため、そのような作戦が行われることは無い。

2、
必要とされる実戦部隊の能力
実戦部隊に求められる能力
情報戦における実戦部隊に求められる主なものは、「隠密性」「機動性」「確実性」である。
A「隠密性」
部隊及び作戦自体を隠蔽し、軍事行動の事実を秘匿する能力。
情報戦においては、軍事力の行使が表沙汰になると、政治的・外交的に不利に働く場合がある。(ただし、戦争・紛争状態などの明確な交戦状態にある相手の場合はこの限りではない。)
その為、部隊の所属を隠蔽または偽装するなどの工夫の他にも、作戦の立案・実行、そして作戦の内容次第では作戦終了後も含めた情報管理の徹底が求められる。
また、実戦部隊が従事する作戦は奇襲の形態をとるものが多く、情報の漏洩は作戦を破綻させ、政府と実戦部隊を危機的状況に追い込むことになる場合もある。
よって、ことを秘密裏に運ぶことができる隠密性が重視される。
B「機動性」
実戦部隊を作戦地域へ送り込み、安全に展開・撤収させる能力。
作戦の実行に際し、作戦地域へ必要な戦力を送り込む必要があるが、特殊作戦ではその秘匿性もあり、出来る限り人目につかない必要性がある。
また、作戦地域が敵や非友好的な勢力の支配領域の中にあったり、若しくは通過しなければならない場合もある。
その為、迅速に作戦地域に移動し、離脱することができる機動性を保有しなければならない。
C「確実性」
正確に確実に任務を成功させる能力。
特殊部隊の従事する任務は、秘匿性及び緊急性が高く、さらに政治的なリスクが極めて大きく、万が一にも失敗は許されない。
作戦の失敗は、場合によっては藩国の存亡に関わる事もありうる。
また、部隊員が作戦中に死亡又は捕虜となって身柄が確保されてしまうと、作戦行動の事実が露見してしまうことになる。
よって、特殊部隊には確実に任務を遂行し、生還することが求められる。
また、困難な作戦を完遂させる実力を持った戦闘部隊を保持するということは、テロリストなど敵対勢力の情報・テロコマンドに対し非正規戦における有効な抑止力になりうる。

3、
涼州藩国の防諜特殊部隊
涼州藩国の情報機関は、傘下の実戦部隊を保有していない。
これは、情報機関と藩国軍の指揮系統が異なることが理由である。
そこで、軍事行動が必要となる懸案が生じた際は、情報機関の判断部門の決定を受けて、情報機関と藩国軍双方の最高司令官である藩王の指示の元、直ちに藩国軍より専属の特殊部隊を派遣することになっている。
A特殊部隊の構成・地位
この特殊部隊は涼州藩国藩王の直属の部隊で藩王の命令を受けて編成された防諜任務専門部隊である。
部隊の指揮権は、藩王か藩王が指揮権を移譲した者が持つ。
この部隊は、実際に戦闘任務を担当する戦闘部隊と、戦闘部隊を支援する支援部隊の二つの部隊で構成されている。
戦闘部隊は、「戦闘工兵部隊:バーゲスト」「改造歩兵部隊:インビシブル・ハウンド」各部隊から選抜された隊員による混成部隊である。
支援部隊は、追跡能力に優れた犬兵団と夜戦・輸送能力に優れた猫神兵団の隊員を中心としたものに、主計兵や整備兵を加えた構成になっている。
担当する任務の性格上、部隊構成員の選別に留意しており、双方の部隊とも慎重な内偵によって厳選された使命感・忠誠心の強い信頼の置ける人物によって構成されている
なお、部隊員達の氏名・人相を含む個人情報は、隊員自身およびその家族や友人等がテロリストや敵性情報コマンドの標的にならにように厳重に秘匿されている。(目撃が予想される場合は、目出し帽などで顔を隠すように指導されている。)
b部隊の訓練・教育
戦闘部隊の隊員たちは、中近距離の射撃戦闘、室内などの閉鎖環境下を想定したCQBを中心に戦闘技術を磨く。
支援部隊の隊員たちは、偵察や輸送任務を円滑に行えるように、スカウトや兵站・整備業務についての教育と訓練を積む。
また、秘匿性の高い任務に従事することから、全ての隊員が情報管理の教育を受ける事になっている。


  [No.248] 私見:設定的矛盾点 投稿者:黒霧  投稿日:2009/01/27(Tue) 01:04:25

 まとめ(プロット)と食い違っている点がいくつが見られましたので、その点を上げておきたいと思います。
 不快かもしれませんが、設定的に矛盾してはいけないということもありますので、もしよければ参考にしてください。

/*/

・1に関して

> テロリストや国内に浸透している敵性コマンド部隊の排除や要人の護衛及びハイジャックなどの人質救助、機密性の高い施設の防衛・警備などの比較的合法とされる任務の他に、テロリストや敵性国家の自国外にある拠点の強襲や要人の拉致・暗殺等の非合法な作戦活動も任務に含まれる。

 先にまとめ、組織概要において「これらの活動は藩国内での物に限定されている」とありますので、非合法であるにしても国外への活動は現状不可となっています。
 国内での非合法活動はあっても(ex:ある種の諜報など?)、国外での活動は合法・非合法どちらの場合でも存在しないと考えられます。


> ただし、涼州藩国では、部隊の展開能力及び情報管理体制の問題点から、特に藩国外での非合法な非公式作戦は実行が難しく、現時点での作戦行動は警備・防衛及びテロリストへのカウンターとして涼州藩国内に限定されている。
 同上です。


・2に関して
> また、困難な作戦を完遂させる実力を持った戦闘部隊を保持するということは、近隣国に対する情報機関および非正規戦闘を行う組織に対する有効な抑止力になりうる。
 細かい事ですが、近隣国に対する情報機関、という一文は少々気がかりです。
 アイドレスとして作成した時点で情報機関があまりに近隣国に対して過敏になったり、あるいは近隣国が「そう言う目を向けられているのか」という風にとられる可能性があります。
 できればここの表現について、調整してくださると安心した物になると思います。


・3について
 すでに悪童屋さんが指摘されている点の他は、特にありません。
 政府首脳を、判断部門と置き換えて書く事で解決すると思います。


・4について
 これも悪童屋さんが指摘されている通りの事を思いました。
 特殊作戦軍構想自体が不要な気がします。
 将来的な見通しにある「工兵・歩兵系の職業からなる特殊軍の設立や、特殊軍にむけた輸送車両の開発」といった物を狙っている場合は、先の3の最後に「今後の展望として〜というようなものがある」というような文を短く組み込むことで解決できると思います。


  [No.234] 軍事部門/イラスト作成立候補 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/01/26(Mon) 23:10:58

もうできましたが一応。


  [No.235] 軍事部門/藩王と部隊人員/イラスト 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/01/26(Mon) 23:12:29

工兵さんと改造歩兵さんに指示を出す藩王です。

http://www.cano-lab.org/akudo/bbs3/data/1232979017.jpg


  [No.197] 分析・解析部門 投稿者:瀬戸口まつり  投稿日:2009/01/24(Sat) 01:16:40

作業する場合は立候補のレスと、作成物の投下をお願いします。

シンクタンク的?
割と表にでても問題なさそうな部分。


  [No.206] イメージ 投稿者:瀬戸口まつり  投稿日:2009/01/25(Sun) 01:34:24

シーンイメージ
 藩国王城内
 他の業務と変わりなくこなされる、収集された情報のデータベースへの入力集積と人間による解析。
 イコール 政府の他の業務とシームレスに、通常業務として行われる情勢分析。
 異常が感じられる部分にはアラートを出して、さらに情報を収集するオーダーが出されたり、判断部門へ提出したりの振り分けが行われる。
(これらは時には同時に行われる)

ただし集積された情報は内容によってはデリケートな取扱いが必要となるため、アクセス権限は段階的に制限されることとなっている。

//
こんな感じでいいでしょうか?


  [No.223] Re: イメージ 投稿者:瀬戸口まつり  投稿日:2009/01/26(Mon) 00:57:01

・情報機関は新しく建設されたビルの中にある。
・他部門と同じく、能力と身元、人格で厳選された専属スタッフ
・セキュリティ確保,堅牢性も確保
・情報は漏洩・奪取を防止するためにも持ち出し厳禁
・藩王・摂政への報告も機関ビルの中で行われる

・連絡には、ホットライン/緊急コール(数段階のレベル)/伝令
が用いられる。
伝令は言うまでもなく最終手段である。

業務内容
収集された情報のデータベースへの入力集積と人間による解析。
異常が感じられる部分にはアラートを出して、さらに情報を収集するオーダーが出されたり、判断部門へ提出したりの振り分けが行われる。
(これらは時には同時に行われる)

ただし集積された情報は内容によってはデリケートな取扱いが必要となるため、アクセス権限は段階的に制限されることとなっている。
また、建物からの持ち出しはできない。


  [No.247] 文章作成 投稿者:瀬戸口まつり  投稿日:2009/01/27(Tue) 00:52:34

**分析・解析部門
 市場経済、物流などから読み取れる企業活動、治安部門からの各種情報、さらに調査部門から独自に持ち込まれた情報、これらの種々雑多なデータを集積して記録に残しつつ、俯瞰して組み合わせ、隠された流れを監視するのがこの部門の職務である。
 分析・解析の結果、問題があると結論された場合や情報に不足があると考えられた場合など各種コード別に判断部門すなわち藩王・華族へ報告が提出される。


 集積記録装置は情報機関として新たに建設されたビルの地下に厳重かつ頑丈に保管されており、外部から直接アクセスすることはできない。電源は無停電電源装置と自家発電装置が並立するシステムとなっており、外部からの電力供給が落ちても直ちに停止することはない。
 ビル内部で網膜による生体認証などのセキュリティを通過した者(つまりは正当なアクセス権を所有する者)だけがこの記録装置にアクセスすることができる。
 また、これらの情報は外部への持ち出しは厳禁であり、それらを統合して判断を下す藩王、華族も自らこの建物へ足を運んで閲覧するようになっている。
 職員は他部門と同様、能力はもちろんその他に犯罪歴、高い倫理観念と職務への誠実さ、藩国への愛などの審査項目にて藩王の眼鏡にかなった人物から選抜され、職務上の守秘義務を厳守することが求められる。
 その上で万が一にもデータが外部へ持ち出されることのないように、端末装置のある区画に入るときには金属探知機および磁気ゲート(医療用MRIによる磁場と同程度であり、人体には悪影響をもたない)の中を通って到達するようになっている。


 情報機関の拠点は、一見普通のオフィスビルであり、外観からは他の建設物との違いを見分けることは難しい。強いて言えば敷地面積に対して地上建築物の占有率がやや小さい(警備上の理由による)。
 建物に入る時点で職員であることの確認を求められ、関係者以外は立ち入れない。
 外観からはうかがい知れないが、ビル内部は要塞化されており、万が一にも敵対勢力の攻撃に陥落することのないように設計されたものである。最重要拠点は地下部分に設置されている。


  [No.257] 自分で書いておいてなんですが 投稿者:瀬戸口まつり  投稿日:2009/01/27(Tue) 21:26:17

私がクーリンガンだったら、出入りしてる人の後をつけてその人を襲います。
破壊工作は中からその人にやらせます。
出入り口は地下通路を通って別のビルの地下に出るとかしたほうがいいでしょうか。

あと、確実に出入りしてる人ということで藩王・摂政お二人が狙われる可能性もないとは言えません。


「情報記録装置とその情報」を守る対策としては
1.アクセス権限を分散する(ブロック化されていて全体を破壊するには物理的に記録装置を破壊するしかない)
2.バックアップはあるが、藩王とごく限られたスタッフしか詳細を知らない(スタッフが誰かは当人しか知らない)。という設定にしておく

という方向にするのがいいのかなあと思います。


人間の守り方は私にもわかりません…。


  [No.259] 改稿 投稿者:瀬戸口まつり  投稿日:2009/01/27(Tue) 22:48:01

**分析・解析部門
 市場経済、物流などから読み取れる企業活動、治安部門からの各種情報、さらに調査部門から独自に持ち込まれた情報、これらの種々雑多なデータを集積して記録に残しつつ、俯瞰して組み合わせ、隠された流れを監視するのがこの部門の職務である。
 分析・解析の結果、問題があると結論された場合や情報に不足があると考えられた場合など各種コード別に判断部門すなわち藩王・華族へレポートが提出される。


 集積記録装置は情報機関として新たに建設されたビルの地下に厳重かつ頑丈に保管されており、外部から直接アクセスすることはできない。
 外部のネットワークに接続できる端末は情報管理部門で管理されるゲートマシンを通じて地下の集積記録装置に情報を送り込める。当然このゲートマシンは情報集積記録装置の保安に関して最前線となるためセキュリティに細心の注意をもって管理され、常にウイルス・スパイウェア・クラッカーの侵入が監視されている。
 記録装置の電源は無停電電源装置と自家発電装置が並立するシステムとなっており、外部からの電力供給が落ちても直ちに停止することはない。
 ビル内部で網膜による生体認証などのセキュリティを通過した者(つまりは正当なアクセス権を所有する者)だけがこの記録装置にアクセスすることができる。
 また、これらの情報は外部への持ち出しは厳禁であり、それらを統合して判断を下す藩王、華族も自らこの建物へ足を運んで閲覧するようになっている。
 職員は他部門と同様、能力はもちろんその他に犯罪歴、高い倫理観念と職務への誠実さ、藩国への愛などの審査項目にて藩王の眼鏡にかなった人物から選抜され、職務上の守秘義務を厳守することが求められる。
 その上で万が一にもデータが外部へ持ち出されることのないように、端末装置のある区画への出入り時には金属探知機および磁気ゲート(医療用MRIによる磁場と同程度であり、人体には悪影響をもたない)の中を通過するようになっている。


 情報機関の拠点は、一見普通のオフィスビルであり、外観からは他の建設物との違いを見分けることは難しい。強いて言えば敷地面積に対して地上建築物の占有率がやや小さい(警備上の理由による)。
 建物に入る時点で職員であることの確認を求められ、関係者以外は立ち入ることができない。
 外観からはうかがい知れないが、ビル内部は要塞化されており、万が一にも敵対勢力の攻撃に陥落することのないように設計されたものである。最重要拠点は地下部分に設置されている。


  [No.262] 再改稿 投稿者:瀬戸口まつり  投稿日:2009/01/27(Tue) 23:51:57

**分析・解析部門
 市場経済、物流などから読み取れる企業活動、治安部門からの各種情報、さらに調査部門から独自に持ち込まれた情報、これらの種々雑多なデータを集積して記録に残しつつ、俯瞰して組み合わせ、隠された流れを監視するのがこの部門の職務である。
 分析・解析の結果、問題があると結論された場合や情報に不足があると考えられた場合など各種コード別に判断部門すなわち藩王・華族へレポートが提出される。


 集積記録装置は情報機関として新たに建設されたビルの地下に厳重かつ頑丈に保管されており、外部から直接アクセスすることはできない。ゲートウェイを除いて外部ネットワークとは独立したシステムとなっている。、
 外部のネットワークに接続する端末は情報管理部門で管理されるゲートウェイマシンを通じて地下の集積記録装置に情報を送り込める。当然このゲートマシンは情報集積記録装置の保安に関して最前線となるためセキュリティに細心の注意をもって管理され、常にウイルス・スパイウェア・クラッカーの侵入が監視されている。
 集積記録装置への情報入力はゲートマシンか、内部からの直接入力によってのみ可能である。

 記録装置の電源は無停電電源装置と自家発電装置が並立するシステムとなっており、外部からの電力供給が落ちても直ちに停止することはない。
 ビル内部で網膜による生体認証などのセキュリティを通過した者(つまりは正当なアクセス権を所有する者)だけがこの記録装置にアクセスすることができる。
 また、これらの情報は外部への持ち出しは厳禁であり、それらを統合して判断を下す藩王、華族も自らこの建物へ足を運んで閲覧するようになっている。
 職員は他部門と同様、能力はもちろんその他に犯罪歴、高い倫理観念と職務への誠実さ、藩国への愛などの審査項目にて藩王の眼鏡にかなった人物から選抜され、職務上の守秘義務を厳守することが求められる。
 その上で万が一にもデータが外部へ持ち出されることのないように、端末装置のある区画への出入り時には金属探知機および磁気ゲート(医療用MRIによる磁場と同程度であり、人体には悪影響をもたない)の中を通過するようになっている。


 情報機関の拠点は、一見普通のオフィスビルであり、外観からは他の建設物との違いを見分けることは難しい。強いて言えば敷地面積に対して地上建築物の占有率がやや小さい(警備上の理由による)。
 建物に入る時点で職員であることの確認を求められ、関係者以外は立ち入ることができない。
 外観からはうかがい知れないが、ビル内部は要塞化されており、万が一にも敵対勢力の攻撃に陥落することのないように設計されたものである。最重要拠点は地下部分に設置されている。
 また、外部からの呪術的操作を受ける可能性も鑑み、機関職員全員に定期的な身体・健康チェックが義務づけられている。


//

初稿からの改変部
・ゲートウェイの設定と情報入力方法の限定
・メディアの持ち出し禁止
・地下通路はやめました

http://syaku003.appspot.com/entry/show/5211
> Q2−3:
> ここの最近のNWでは、操られての犯罪やテロが増えています。
> 遺跡に関わるということもあり、スタッフの定期的な健康診断(身体チェック)を行い、クーリンガンなどに操られていないかチェックできないかと考えています。
> このような方法をとった場合、操られての犯罪やテロに対して効果があるでしょうか?

ええ。

をうけて 定期的な健康診断を機関全体に義務づけました。


  [No.219] イラスト作成 投稿者:NEKOBITO  投稿日:2009/01/25(Sun) 22:10:27

イラストやりまーす。


  [No.198] 判断部門 投稿者:瀬戸口まつり  投稿日:2009/01/24(Sat) 01:19:18

作業される場合は立候補のレスをして、作成物の投下をお願いします。

涼州藩国の情報機関の判断部門は国の華族が担います。


  [No.226] 判断部門 イラスト立候補 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/01/26(Mon) 11:24:58

チャットにあったこんな↓感じでザクザクっと進めていこうとおもいます。
質より枚数優先でいきます。

* 悪童屋・四季 > そして、各部門に指示出している風景とかね (1/25-01:42:18)
* 悪童屋・四季 > 藩王、摂政2人で資料を読みながら意見しているところかな…。 (1/25-01:41:59)


  [No.228] 判断部門/藩王+摂政二人/イラスト 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/01/26(Mon) 14:04:28

とりあえずですが描いてみました。
odさんの服はこれでよかったでしょうか(汗

http://www.cano-lab.org/akudo/bbs3/data/1232946131.jpg


  [No.265] 判断部門 投稿者:悪童屋・四季  投稿日:2009/01/28(Wed) 01:09:40

とりあえず、作成しました。意見などありましたら書き込みお願いします。

/*/
判断部門

 判断部門とは最終的な判断を決定する部門であり、それと同時に責任を負う部門でもあります。その仕事は情報機関の人員採用、藩国の内政の方向性、軍事行動を行う実戦部隊の出動要請など多岐に渡ります。判断部門は藩国の方針と連動している必要があることから摂政・藩王も名前を連ねており、最終の意思決定権は藩王にあります。

 判断部門では、調査部門が独自に集め、分析・解析部門がさまざまな角度から解析した情報を総合的に見て、次の行動を決断します。判断部門に求められている事は冷静かつ、速やかな決断力で各部門に指示を出し続ける事です。

 判断部門での重要な仕事に情報機関の人員採用があります。情報機関の人員採用予定の人物の身辺調査は例外なく行われます。これは情報機関のダブルスパイがいた場合、情報漏洩が致命的になるからです。身辺調査で少しでも不審な点が出た人物は、採用されることはありません。

 判断部門は情報関係の資料を持ち歩く事はほとんどありません。解析・分析部門の報告を確認したらすぐに決断を下してその報告書を処分してしまうからです。連絡した結果のみしか判断部門に残らないのです。はじめは皆、不安がっていましたが世界は常に動いており古い資料で今を判断する方が危険であるという認識を持つようになってから判断部門は機能し始めました。

 判断部門は敵組織を排除する為に実戦部隊に出動要請をかける権限を持っています。出動要請は、藩国内の警察では対応できない規模の敵を確認したときを目安に行われます。実戦部隊は専属としてあらゆる場面を想定して訓練しています。


  [No.269] 判断部門SS 投稿者:奥羽りんく  投稿日:2009/01/28(Wed) 23:40:24

判断部門のSSっぽいものを書きました。
使うかどうかはともかく、あげておきます。


<ある日の判断部門>

判断部門は、実質藩王夫妻と摂政二人の合議によって成り立っている。
最終決定権は藩王にあるが、藩王がその強権を発動することはほどんどない。
いや、ほとんどしなくてもよい、というところか。
よっきーにしてもodにしても悪童屋の判断を信頼している。
そのため、大抵の場合においては藩王の判断に異を唱えることなどないのだが…

「藩王、本当にそれでいいんですか!」

よっきーが珍しく大きな声をあげた。
その目は真剣そのものである。
odも同じく真剣な表情で悪童屋を見つめている。
しかし、なぜかアロハシャツを来た悪童屋は、難しい表情をしたまま重々しく頷いた。

「これ以上の議論は必要ない。総合的に判断して、それが最良だと俺は思う」

横にいたスイトピーが、少しだけ不安そうに尋ねた。

「後悔はなさいませんか?」
「ああ」

それを振り切るようにして、悪童屋は机にのっていた資料にライターで火をつけた。
紙の資料が一気に燃え上がる。

「調査部と分析・解析部ががんばってくれた結果を燃やすのも心苦しいが、もう後戻りはできないんだ」

悪童屋が高らかに宣言した。

「今回の政庁慰安旅行の行き先は、ハワイに決定する!!」

その数日後、政庁内に慰安旅行の案内が張り出され、政庁職員が狂喜したのは言うまでもない。


  [No.200] 組織概要 投稿者:黒霧  投稿日:2009/01/24(Sat) 01:33:06

組織概要になります。
参考資料はまとめ(プロット)の完成版を見てください。


  [No.201] 文章作成 投稿者:黒霧  投稿日:2009/01/24(Sat) 01:36:37

立候補してみます。#特にいなければプロット完成後に作業に入ります


  [No.220] 初稿 投稿者:黒霧  投稿日:2009/01/25(Sun) 22:42:55

以下に初稿を掲載します。確認等よろしくお願いします。

/*/

 ここに記すのは、藩国上層部で極秘に取り扱われた内部用文書である。

レポート:涼州における情報機関の設立に関して

/はじめに
 本稿では、T13のE137において涼州藩国が設立した情報機関について説明する。
 近年、テロリストの活動を発端とし、文殊の情報漏洩等のサイバーテロや、ライフラインへの攻撃などの出来事があった。これは「情報防衛」という点を注視せざるを得ない出来事として記憶に新しい。
 一方で涼州藩国には旧悪童同盟時代より引き継いだ核製造技術、サイバー技術、ステルス技術など、拡散した場合危険性の高い技術を保有している。また今後の産業発展を考えても、より管理に注意していく必要があるのは明らかである。事実、ソル発電システムなどは運用次第では核以上の危険性を孕むことから、現行の管理能力では手に余る可能性が高いとして開発を頓挫した経緯がある。
 これらの事実を踏まえ、涼州藩国ではこのたび総括的な情報支援、情報セキュリティ機構としての情報機関の設立を行った。


/設立の意図
 設立する情報機関の目的は「情報戦に負けないための組織」である。
 業務内容は基本的に「広範で正確な情報収集」にある。これは政府の政策立案、軍隊の軍事戦略策定、警察の対テロ捜査などにおいて、情報の優劣は効率的な戦略立案や活動計画にとって非常に重大な要素となると考えられるためである。
 これらの活動は合法的な物に関しては国民に公開する前提で取り扱われる。一方で、国際指名手配犯の活動や、テロリストの動向など、際だって危険性が高く、その時点で後悔することで問題が広がることが多いと判断部門(後述)によって結論された場合は、これらの情報は非公開情報となる。
 しかし非公開が行きすぎて秘密警察化、ひいては恐怖政治化する可能性を懸念して、これらの判断は華族、最終的には藩王によってされることとしている。
 なお、当然ながらこれらの活動は藩国内での物に限定されている。これは外交問題を引き起こす可能性を考慮しての物である。
 この情報機関は「藩国民のための防衛機関である事」が第一意として設定されている。その前提の下、「情報戦に負けないための組織」としてのあり方が求められている。
 その上でこの情報機関は、情報収集による敵の早期発見、また有益な情報の先取りなどを行い、これら情報を見据えての政策の施行を行う事を視野に入れている。


/組織構成
 情報機関は四部門からなり、「調査部門」「軍事部門」「分析・解析部門」「判断部門」を保有している。
 これらのエージェントの採用については、事前に素行調査を行い、藩王・摂政との相談の上でスカウトをかける物とする。具体的な採用条件は
(1)犯罪歴の有無
(2)誠実で忠実である事
(3)藩国の事を考えてくれる人物である事
 から判断される。これに関しては、PC、個人ACE、PLACEの参加も可能とする。
 上記の採用条件、ひいては素行調査を行う理由は、これは情報機関という組織の性質上エージェントに対して高い信頼性が必要とされるためである。
 一方で、エージェントに対して高い信頼がおける限りにおいては情報機関の健全性は保たれ、暴走による秘密警察化といった恐怖の対象への変化を防止する事ができると考えられている。
 続いて四部門についてここで概略に触れておく。詳細は次の項の部門紹介を参照されたい。
(1)調査部門
 主に調査を行う部門である。調査対象となる情報は藩国内の情報管理、情報把握を行う事を目的としたものである。
(2)軍事部門
 緊急性の高い、あるいは特殊性の高い特殊なリクエストに対応するための特殊軍である。ただしこの部門が動くためには判断部門における藩王の許可が必要となっている。
(3)分析・解析部門
 調査部門の報告をまとめ、問題の有無や情勢のチェックを行う部門である。
(4)判断部門
 分析・解析部門からあがった情報をもとに判断を行う部門である。ここでの判断が情報部門における最終的な結論であり、それに従って各部門は動作することになる。
 ここに在籍するのは、藩王、摂政であり、最終的な意志決定権は藩王にある。


/各部門の詳細

#ここは各部門紹介



/おわりに
 繰り返しになるが、この情報機関は「藩国民のための防衛機関である事」が第一意として設定されている。その前提の下、「情報戦に負けないための組織」としてのあり方が求められている。国民を管理することが目的なのではなく、また恐怖を強いることも、目的ではないことを、構成員は強く意識する必要がある。 
 一方でこの組織の展望を以下に示す。将来的には組織に付与する形として、工兵・歩兵系の職業からなる特殊軍の設立や、特殊軍にむけた輸送車両の開発などか考えられている。
 また他に、効果が認められた場合、宰相府に打診し、情報関係に関する帝国の防衛機関としての提案をする可能性がある。
 これらを踏まえつつ、当初の目的にのっとり、当情報機関は情報収集による敵の早期発見、また有益な情報の先取りなどを行い、これら情報を見据えての政策の施行を考えている。そして最終的には帝国で有益な組織となればいいと考えている。


  [No.222] 第二稿 投稿者:黒霧  投稿日:2009/01/26(Mon) 00:29:20

以下に第二稿を掲載します。確認等よろしくお願いします。
追加したのは採用条件の(4)です。

/*/

 ここに記すのは、藩国上層部で極秘に取り扱われた内部用文書である。

レポート:涼州における情報機関の設立に関して

/はじめに
 本稿では、T13のE137において涼州藩国が設立した情報機関について説明する。
 近年、テロリストの活動を発端とし、文殊の情報漏洩等のサイバーテロや、ライフラインへの攻撃などの出来事があった。これは「情報防衛」という点を注視せざるを得ない出来事として記憶に新しい。
 一方で涼州藩国には旧悪童同盟時代より引き継いだ核製造技術、サイバー技術、ステルス技術など、拡散した場合危険性の高い技術を保有している。また今後の産業発展を考えても、より管理に注意していく必要があるのは明らかである。事実、ソル発電システムなどは運用次第では核以上の危険性を孕むことから、現行の管理能力では手に余る可能性が高いとして開発を頓挫した経緯がある。
 これらの事実を踏まえ、涼州藩国ではこのたび総括的な情報支援、情報セキュリティ機構としての情報機関の設立を行った。


/設立の意図
 設立する情報機関の目的は「情報戦に負けないための組織」である。
 業務内容は基本的に「広範で正確な情報収集」にある。これは政府の政策立案、軍隊の軍事戦略策定、警察の対テロ捜査などにおいて、情報の優劣は効率的な戦略立案や活動計画にとって非常に重大な要素となると考えられるためである。
 これらの活動は合法的な物に関しては国民に公開する前提で取り扱われる。一方で、国際指名手配犯の活動や、テロリストの動向など、際だって危険性が高く、その時点で後悔することで問題が広がることが多いと判断部門(後述)によって結論された場合は、これらの情報は非公開情報となる。
 しかし非公開が行きすぎて秘密警察化、ひいては恐怖政治化する可能性を懸念して、これらの判断は華族、最終的には藩王によってされることとしている。
 なお、当然ながらこれらの活動は藩国内での物に限定されている。これは外交問題を引き起こす可能性を考慮しての物である。
 この情報機関は「藩国民のための防衛機関である事」が第一意として設定されている。その前提の下、「情報戦に負けないための組織」としてのあり方が求められている。
 その上でこの情報機関は、情報収集による敵の早期発見、また有益な情報の先取りなどを行い、これら情報を見据えての政策の施行を行う事を視野に入れている。


/組織構成
 情報機関は四部門からなり、「調査部門」「軍事部門」「分析・解析部門」「判断部門」を保有している。
 これらのエージェントの採用については、事前に素行調査を行い、藩王・摂政との相談の上でスカウトをかける物とする。具体的な採用条件は
(1)犯罪歴の有無
(2)誠実で忠実である事
(3)藩国の事を考えてくれる人物である事
(4)各部門で働くにおいて必要な能力を保有している事
 から判断される。これに関しては、PC、個人ACE、PLACEの参加も可能とする。
 上記の採用条件、ひいては素行調査を行う理由は、これは情報機関という組織の性質上エージェントに対して高い信頼性が必要とされるためである。
 一方で、エージェントに対して高い信頼がおける限りにおいては情報機関の健全性は保たれ、暴走による秘密警察化といった恐怖の対象への変化を防止する事ができると考えられている。
 続いて四部門についてここで概略に触れておく。詳細は次の項の部門紹介を参照されたい。
(1)調査部門
 主に調査を行う部門である。調査対象となる情報は藩国内の情報管理、情報把握を行う事を目的としたものである。
(2)軍事部門
 緊急性の高い、あるいは特殊性の高い特殊なリクエストに対応するための特殊軍である。ただしこの部門が動くためには判断部門における藩王の許可が必要となっている。
(3)分析・解析部門
 調査部門の報告をまとめ、問題の有無や情勢のチェックを行う部門である。
(4)判断部門
 分析・解析部門からあがった情報をもとに判断を行う部門である。ここでの判断が情報部門における最終的な結論であり、それに従って各部門は動作することになる。
 ここに在籍するのは、藩王、摂政であり、最終的な意志決定権は藩王にある。


/各部門の詳細

#ここは各部門紹介



/おわりに
 繰り返しになるが、この情報機関は「藩国民のための防衛機関である事」が第一意として設定されている。その前提の下、「情報戦に負けないための組織」としてのあり方が求められている。国民を管理することが目的なのではなく、また恐怖を強いることも、目的ではないことを、構成員は強く意識する必要がある。 
 一方でこの組織の展望を以下に示す。将来的には組織に付与する形として、工兵・歩兵系の職業からなる特殊軍の設立や、特殊軍にむけた輸送車両の開発などか考えられている。
 また他に、効果が認められた場合、宰相府に打診し、情報関係に関する帝国の防衛機関としての提案をする可能性がある。
 これらを踏まえつつ、当初の目的にのっとり、当情報機関は情報収集による敵の早期発見、また有益な情報の先取りなどを行い、これら情報を見据えての政策の施行を考えている。そして最終的には帝国で有益な組織となればいいと考えている。


  [No.268] 全体まとめ用 投稿者:悪童屋・四季  投稿日:2009/01/28(Wed) 23:16:05

とりあえず、書いてみました。

/*/

―――『突貫作業が常な状態だ…。今回だって間に合うさ…』
               公共事業を土壇場でひっくり返しての藩王の言葉―――

藩国内の主だったメンバーに緊急会議の連絡が入れた。
皆、何があるんだという面持ちで会議室に集まってきた。連絡の時間を少し過ぎたあたりで会議室に入って、開口一番
「急ですまんが、今まで進めていた公共事業の総合医療大学を白紙に戻したい」
皆の顔が蒼白になった。すでに公共事業の進捗は順調に進み、部署によっては資材などの発注も出していたはずだ。
「皆が頑張っているのは知ってる…。しかし、藩王の我儘だと思ってこれから配布するレポート読んで欲しい」
と言って皆に資料を配布した。その内容とは…。

/*/

情報機関の設立の文章

/*/

皆が資料を読んでいる間、煙草をふかしながら皆の反応を待っていた。
「質問があるんですが?」
と会議に参加していた一人が発言をした。
「これ、間に合うんでしょうか?やっぱり、総合医療大学の方がいいんじゃないでしょうか?」
煙草を灰皿で揉み消して
「いま、医療関係をうちの藩国で延ばしても、予算配分が厳しいからな…。あとは、藩国の技術を勝手に使われるのが気に食わん!」
俺の表情をみて、皆は慌ただしく各自の仕事の見直しにはいった。


  [No.232] 全体への疑問質問・意見など 投稿者:瀬戸口まつり  投稿日:2009/01/26(Mon) 23:02:58

すりあわせが必要かなと感じたことなど、こちらで出していったらどうかなと思います。


  [No.264] L:案 投稿者:よっきー  投稿日:2009/01/28(Wed) 00:08:09

懲りずにL:化案を出してみます。
色々と突っ込み&次のアイドレス案とかもよろしくー。

L:情報機関 = {
 t:名称 = 情報機関(組織)
 t:要点 = 情報収集,分析,実行部隊
 t:周辺環境 = 涼州藩国
 t:評価 = 治安維持能力+X 
 t:特殊 = {
  *情報機関の組織カテゴリ = ,,,国家所有組織。
  *情報機関の位置づけ = ,,,治安維持組織。
  *情報機関の設置 = ,,,設置された国。
  *情報機関の特殊1 = ,,,戦闘によらない敵対勢力の侵入を防ぐことができる。 この判定には治安維持評価を使用する。
  *情報機関の特殊2 = ,,,1Tに一度藩国の情勢を知ることができ、このとき情報操作の影響を受けない。
 }
 t:→次のアイドレス = 未定


  [No.270] 次のアイドレス案 投稿者:よっきー  投稿日:2009/01/29(Thu) 00:00:24

思いついたものがあればこの下に投下願います。


  [No.272] つらつらと 投稿者:よっきー  投稿日:2009/01/29(Thu) 00:08:50

とりあえず思いついたものから。

次のアイドレス案:
セーフハウス(施設)
ダイナミックエントリー(技術)
ツーマンセル(技術)
秘密装備の開発(イベント)
秘密探偵(職業)

微妙に危なそうな次のアイドレス案:
スパイ(職業)←二重スパイとか出そう
マザーコンピュータ(アイテム)←コンピュータの反乱とか出そう


  [No.274] 次のアイドレス案について 投稿者:liang  投稿日:2009/01/29(Thu) 00:37:40

なんとなく、頭に浮かんだものです。
分類は適当です…職業ばかりですが

・情報士官(職業4?)
・偵察衛星(技術)
・情報分析官(職業)
・猫のエージェント(職業)
・対テロ・コマンド(職業)


  [No.275] てきとーに 投稿者:NEKOBITO  投稿日:2009/01/29(Thu) 00:46:59

忍び足(技術)
 ・隠蔽効果があるかも。

機動隊員(職業)
特務部隊員(職業)
 ・特殊部隊の職業の名前を考えてみました。特「務」なのは特殊部隊員が既存にあるので(笑)

風の噂(イベント)
 ・情報を得られそうかなぁと。

情報機関の本部(施設)
 ・情報機関にプラス効果が出ないかなぁと。

罠を仕掛ける(イベント)
 ・何かがあった時のための保険に。まあイグドラシル枠なのでレスポンスが問題ですが。


  [No.271] 名称案 投稿者:ガロウ  投稿日:2009/01/29(Thu) 00:02:39

・Ryoshu Information Research Office
・Q.E.D.
・Sunday
・SS(サイレントサービス)
・RSS
・Ryoshu Secret Intelligence Agency(R-sir)
・Edge
・ザ・サード
・ISA (Infomation securty association)
・Ryoshu Secret Intelligence Agency


よっきー > 捻らないと Ryoshu Information Research Office とかになってしまいそうな、とか。 (1/28-23:15:41)
NEKOBITO > よし。「Q.E.D.」なんて名前を提あ(ry <丁度目の前に本があった (1/28-23:18:53)
ゆうみ > Sunday とかどうでしょう(目の前にサンデーがww (1/28-23:22:05)
悪童屋・四季 > SS(サイレントサービス)とか (1/28-23:27:04)
ゆうみ > 涼州サイレントサービスでRSS・・・? (1/28-23:29:55)
ゆうみ > Ryoshu Secret Intelligence Agency (R-sir)で「あるさー」「あーるさー」・・・むむー。 (1/28-23:33:20)
NEKOBITO > 刃の意味を込めてEdgeとか…… (1/28-23:37:00)
NEKOBITO > 第三の目、ザ・サードとか (1/28-23:40:08)
悪童屋・四季 > ISA (Infomation securty association)ていうのもあるね (1/28-23:47:29)
ゆうみ > エキサイトさんはRyoshu Secret Intelligence Agency (1/28-23:48:18)


  [No.273] Re: 名称案 投稿者:ガロウ  投稿日:2009/01/29(Thu) 00:26:29

・Ryoshu Information Research Office
・Q.E.D.
・Sunday
・SS(サイレントサービス)
・RSS
・Ryoshu Secret Intelligence Agency(R-sir)
・Edge
・ザ・サード
・ISA (Infomation securty association)
・Ryoshu Secret Intelligence Agency
・情報機関○○○(○○○に当てはまる名前は自分で埋めマショウ)
・ASK


よっきー > 捻らないと Ryoshu Information Research Office とかになってしまいそうな、とか。 (1/28-23:15:41)
NEKOBITO > よし。「Q.E.D.」なんて名前を提あ(ry <丁度目の前に本があった (1/28-23:18:53)
ゆうみ > Sunday とかどうでしょう(目の前にサンデーがww (1/28-23:22:05)
悪童屋・四季 > SS(サイレントサービス)とか (1/28-23:27:04)
ゆうみ > 涼州サイレントサービスでRSS・・・? (1/28-23:29:55)
ゆうみ > Ryoshu Secret Intelligence Agency (R-sir)で「あるさー」「あーるさー」・・・むむー。 (1/28-23:33:20)
NEKOBITO > 刃の意味を込めてEdgeとか…… (1/28-23:37:00)
NEKOBITO > 第三の目、ザ・サードとか (1/28-23:40:08)
悪童屋・四季 > ISA (Infomation securty association)ていうのもあるね (1/28-23:47:29)
ゆうみ > エキサイトさんはRyoshu Secret Intelligence Agency (1/28-23:48:18)
NEKOBITO > 合法・非合法のやり方をもつ情報機関○○○!   ○○○に当てはまる名前は自分で埋めマショウ (1/28-23:52:05)
近江屋 > 情報機関の名前は、ASKなんてどうか?(A secret key)秘密の鍵 (1/29-00:23:03)


  [No.278] 設定文すりあわせ 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/01/29(Thu) 12:59:16

wikiページにまとめたところ
・文体の違い(常体、敬体)
・レポート内に設立後の文章を入れることになる
等の問題があり、文章をあわせるために加筆修正してみました。

また、「人員採用について各章で同じ説明を繰り返している」点がきになりましたが
こちらはどの章でどのような説明をするのか迷った為、手を入れていません。


/*/

**はじめに
 本稿では、T13のE137において涼州藩国が設立する情報機関について説明する。
 近年、テロリストの活動を発端とし、文殊の情報漏洩等のサイバーテロや、ライフラインへの攻撃などの出来事があった。これは「情報防衛」という点を注視せざるを得ない出来事として記憶に新しい。
 一方で涼州藩国には旧悪童同盟時代より引き継いだ核製造技術、サイバー技術、ステルス技術など、拡散した場合危険性の高い技術を保有している。また今後の産業発展を考えても、より管理に注意していく必要があるのは明らかである。事実、ソル発電システムなどは運用次第では核以上の危険性を孕むことから、現行の管理能力では手に余る可能性が高いとして開発を頓挫した経緯がある。
 これらの事実を踏まえ、涼州藩国ではこのたび総括的な情報支援、情報セキュリティ機構としての情報機関の設立を行う。


**設立の意図
 設立する情報機関の目的は「情報戦に負けないための組織」である。
 業務内容は基本的に「広範で正確な情報収集」にある。これは政府の政策立案、軍隊の軍事戦略策定、警察の対テロ捜査などにおいて、情報の優劣は効率的な戦略立案や活動計画にとって非常に重大な要素となると考えられるためである。
 これらの活動は合法的な物に関しては国民に公開する前提で取り扱われる。一方で、国際指名手配犯の活動や、テロリストの動向など、際だって危険性が高く、その時点で後悔することで問題が広がることが多いと判断部門(後述)によって結論された場合は、これらの情報は非公開情報となる。
 しかし非公開が行きすぎて秘密警察化、ひいては恐怖政治化する可能性を懸念して、これらの判断は華族、最終的には藩王によってされることとしている。
 なお、当然ながらこれらの活動は藩国内での物に限定されている。これは外交問題を引き起こす可能性を考慮しての物である。
 この情報機関は「藩国民のための防衛機関である事」が第一意として設定されている。その前提の下、「情報戦に負けないための組織」としてのあり方が求められている。
 その上でこの情報機関は、情報収集による敵の早期発見、また有益な情報の先取りなどを行い、これら情報を見据えての政策の施行を行う事を視野に入れている。


**組織構成
 情報機関は四部門からなり、「調査部門」「軍事部門」「分析・解析部門」「判断部門」を保有する。
 これらのエージェントの採用については、事前に素行調査を行い、判断部門が採用を認めた者のみでスカウトをかけることとする。具体的な採用条件は下記4点。
(1)犯罪歴の有無
(2)誠実で忠実である事
(3)藩国の事を考えてくれる人物である事
(4)各部門で働くにおいて必要な能力を保有している事
 採用条件を満たしていれば、PC、個人ACE、PLACE、犬、猫の参加も可能とする。
 上記の採用条件、ひいては素行調査を行う理由は、これは情報機関という組織の性質上エージェントに対して高い信頼性が必要とされるためである。
 一方で、エージェントに対して高い信頼がおける限りにおいては情報機関の健全性は保たれ、暴走による秘密警察化といった恐怖の対象への変化を防止する事ができると考える。

 続いて四部門についてここで概略に触れておく。詳細は次の項の部門紹介を参照されたい。
(1)調査部門
 主に調査を行う部門である。調査対象となる情報は藩国内の情報管理、情報把握を行う事を目的としたものである。
(2)軍事部門
 緊急性の高い、あるいは特殊性の高い特殊なリクエストに対応するための特殊軍である。ただしこの部門が動くためには判断部門における藩王の許可を必要とする。
(3)分析・解析部門
 調査部門の報告をまとめ、問題の有無や情勢のチェックを行う部門である。
(4)判断部門
 分析・解析部門からあがった情報をもとに判断を行う部門である。ここでの判断が情報部門における最終的な結論であり、それに従って各部門は動作することになる。
 ここに在籍するのは、藩王、摂政であり、最終的な意志決定権は藩王にある。

RIGHT:(文:黒霧)

**各部門の詳細

***調査部門

この部門は、その名の通りある事項における情報について収集を行い、その真偽を調査するためのものである。
実質、情報機関の肝といっても差支えがない部門だけに、こちらに従事する人員については、藩王による直接の選任で行うものとする。当然ながら辞退する権利もあるものとする。
所属者には、政庁関係者が多く含まれるものと予想される。一家そろって機関に所属することもあるだろう。

ここで収集、調査される情報は多岐に渡る。
明日の天気から塩の値段、小麦の流通場所など、一見、防諜とはなんの関係もなさそうな事柄までを収集するものとする。
その情報が有益か否かを判断するのは分析部門、引いては判断部門である。調査部門はひたすらに、怪しまれることなく情報を集めることこそが肝要なのだ。
とはいうものの、情報はそれこそ無尽蔵にある。国内のみとはいえその全てを収集調査することは不可能だと考える。よってある程度の選別は調査部門で行うものとする。
ここで部隊員の手腕が問われると言っても過言ではないだろう。

通常、調査部門の人員は二人一組のいわゆるツーマンセルで動くことを基本にする。
これは、情報を得た後に確実に持ち帰る必要があるためであり、また、藩王からの厳命による『無事に帰ってくること』を遵守するための措置でもある。
さらに、片方がリーガル、もう片方がイリーガルな部分を担当することにより、市民の信頼を得やすくするというメリットもある。

調査部門の参加者については、トップシークレットを敷く。
これは、調査部門の所属者を公開することによるメリットよりもデメリットのほうが大きいためである。所属者は政府により身分を保証されてはいるが、その機関に所属していることを示すものを身に着けることはない。
また、所属者には当然ながら守秘義務を課し、家族に対してといえどその所属を明らかにしてはならない。

犬や猫もこの部門には所属させることを考えている。追跡や伝達の際には彼らが最も役に立っているからである。
人のそばに何気なく紛れ込み、何食わぬ顔で情報収集をした後、その情報が悪いことに利用されないよう、彼らも国を守ってくれるだろう。

RIGHT:(文:奥羽りんく)


***軍事部門

情報戦において、必要とされる軍事行動の実行を担う実働部隊である。
主に、テロリストや国内に浸透している敵性コマンド部隊の排除や要人の護衛及びハイジャックなどの人質救助、機密性の高い施設の防衛・警備などの任務を担当する。
なお、一般的な非正規戦部隊が担当するようなテロリストや敵性国家の自国外にある拠点の強襲や要人の拉致・暗殺等の非合法な任務は、涼州藩国では認めないため、そのような作戦が行われることは無い。

1.実戦部隊に求められる能力
情報戦における実戦部隊に求められる主なものは、「隠密性」「機動性」「確実性」である。
-A.「隠密性」
 部隊及び作戦自体を隠蔽し、軍事行動の事実を秘匿する能力。
 情報戦においては、軍事力の行使が表沙汰になると、政治的・外交的に不利に働く場合がある。
(ただし、戦争・紛争状態などの明確な交戦状態にある相手の場合はこの限りではない。)
そのため、部隊の所属を隠蔽または偽装するなどの工夫の他にも、作戦の立案・実行、そして作戦の内容次第では作戦終了後も含めた情報管理を徹底させる。なぜなら、実戦部隊が従事する作戦は奇襲の形態をとるものが多く、情報の漏洩は作戦を破綻させ、政府と実戦部隊を危機的状況に追い込むことになる場合もあるからだ。よって、ことを秘密裏に運ぶことができる隠密性を重視する。
-B.「機動性」
実戦部隊を作戦地域へ送り込み、安全に展開・撤収させる能力。
作戦の実行に際し、作戦地域へ必要な戦力を送り込む必要があるが、特殊作戦ではその秘匿性もあり、出来る限り人目につかない必要性がある。また、作戦地域が敵や非友好的な勢力の支配領域の中にあったり、若しくは通過しなければならない場合もある。そのため、迅速に作戦地域に移動し、離脱することができる機動性を保有する必要がある。
-C.「確実性」
 正確に確実に任務を成功させる能力。
 特殊部隊の従事する任務は、秘匿性及び緊急性が高く、さらに政治的なリスクが極めて大きく、万が一にも失敗は許されない。作戦の失敗は、場合によっては藩国の存亡に関わる事もありうるからだ。
 部隊員が作戦中に死亡又は捕虜となって身柄が確保されてしまうと、作戦行動の事実が露見してしまうことになる。よって、特殊部隊には確実に任務を遂行し、生還することが求められる。
 困難な作戦を完遂させる実力を持った戦闘部隊を保持するということは、テロリストなど敵対勢力の情報・テロコマンドに対し非正規戦における有効な抑止力になりうる。

2.涼州藩国の防諜特殊部隊
 涼州藩国の情報機関は、傘下の実戦部隊を保有していない。これは、情報機関と藩国軍の指揮系統が異なることが理由である。そこで、軍事行動が必要となる懸案が生じた際は、情報機関の判断部門の決定を受けて、情報機関と藩国軍双方の最高司令官である藩王の指示の元、直ちに藩国軍より専属の特殊部隊を派遣する。
-A.特殊部隊の構成・地位
 この特殊部隊は涼州藩国藩王の直属の部隊で藩王の命令を受けて編成された防諜任務専門部隊である。部隊の指揮権は、藩王か藩王が指揮権を移譲した者が持つ。
 この部隊は、実際に戦闘任務を担当する戦闘部隊と、戦闘部隊を支援する支援部隊の二つの部隊で構成されている。
 戦闘部隊は、「戦闘工兵部隊:バーゲスト」「改造歩兵部隊:インビシブル・ハウンド」各部隊から選抜された隊員による混成部隊とする。
 支援部隊は、追跡能力に優れた犬兵団と夜戦・輸送能力に優れた猫神兵団の隊員を中心としたものに、主計兵や整備兵を加えた構成とする。
 担当する任務の性格上、部隊構成員の選別に留意しており、双方の部隊とも慎重な内偵によって厳選された使命感・忠誠心の強い信頼の置ける人物によって構成する。
なお、部隊員達の氏名・人相を含む個人情報は、隊員自身およびその家族や友人等がテロリストや敵性情報コマンドの標的にならにように厳重に秘匿するものとする。
(目撃が予想される場合は、目出し帽などで顔を隠すように指導されている。)
-B.部隊の訓練・教育
 戦闘部隊の隊員たちは、中近距離の射撃戦闘、室内などの閉鎖環境下を想定したCQBを中心に戦闘技術を磨く。
 支援部隊の隊員たちは、偵察や輸送任務を円滑に行えるように、スカウトや兵站・整備業務についての教育と訓練を積む。
 また、秘匿性の高い任務に従事することから、全ての隊員が情報管理の教育を受ける事になっている。
#clear
RIGHT:(文:liang)
RIGHT:(絵:ゆうみ)

**分析・解析部門
 市場経済、物流などから読み取れる企業活動、治安部門からの各種情報、さらに調査部門から独自に持ち込まれた情報、これらの種々雑多なデータを集積して記録に残しつつ、俯瞰して組み合わせ、隠された流れを監視するのがこの部門の職務である。
 分析・解析の結果、問題があると結論された場合や情報に不足があると考えられた場合など各種コード別に判断部門すなわち藩王・華族へレポートを提出させる。

 集積記録装置は情報機関として新たに建設されたビルの地下に厳重かつ頑丈に保管されており、外部から直接アクセスすることはできない。ゲートウェイを除いて外部ネットワークとは独立したシステムを構築する。
 外部のネットワークに接続する端末は、情報管理部門で管理されるゲートウェイマシンを通じて地下の集積記録装置に情報を送り込むようにする。当然このゲートマシンは情報集積記録装置の保安に関して最前線となるためセキュリティに細心の注意をもって管理させ、常にウイルス・スパイウェア・クラッカーの侵入を監視させる。
 集積記録装置への情報入力はゲートマシンか、内部からの直接入力によってのみ可能であるようにする。

 記録装置の電源は外部からの電力供給が落ちても直ちに停止しないよう、無停電電源装置と自家発電装置が並立するシステムとする。
 ビル内部で網膜による生体認証などのセキュリティを通過した者(つまりは正当なアクセス権を所有する者)だけにこの記録装置へのアクセスを許可する。
 また、これらの情報は外部への持ち出しは厳禁であり、それらを統合して判断を下す藩王、華族も自らこの建物へ足を運んで閲覧するようにする。
 職員は他部門と同様、能力はもちろんその他に犯罪歴、高い倫理観念と職務への誠実さ、藩国への愛などの審査項目にて藩王の眼鏡にかなった人物から選抜され、職務上の守秘義務を厳守することが求められる。
 その上で万が一にもデータが外部へ持ち出されることのないように、端末装置のある区画へは金属探知機および磁気ゲート(医療用MRIによる磁場と同程度であり、人体には悪影響をもたない)の中を通過して出入りを行う。


 情報機関の拠点は、(警備上の理由から、敷地面積に対して地上建築物の占有率がやや小さくなるが)一見普通のオフィスビルであるようにし、外観からは他の建設物との違いを見分けることを難しくさせる。
 建物に入る時点で職員であることの確認を求められ、関係者以外の立ち入りができないようにする。
 ビル内部は要塞化し、万が一にも敵対勢力の攻撃に陥落することのないように設計する。最重要拠点は地下部分に設置するものとする。
 また、外部からの呪術的操作を受ける可能性も鑑み、機関職員全員に定期的な身体・健康チェックを義務づける。

RIGHT:(文:瀬戸口まつり)
RIGHT:(絵:NEKOBITO)

***判断部門

 判断部門とは最終的な判断を決定する部門であり、それと同時に責任を負う部門でもある。その仕事は情報機関の人員採用、藩国の内政の方向性、軍事行動を行う実戦部隊の出動要請など多岐に渡る。判断部門は藩国の方針と連動している必要があることから摂政・藩王も名前を連ねており、最終の意思決定権は藩王にあるものとする。

 判断部門では、調査部門が独自に集め、分析・解析部門がさまざまな角度から解析した情報を総合的に見て、次の行動を決断する。判断部門に求められている事は冷静かつ、速やかな決断力で各部門に指示を出し続ける事である。

 判断部門での重要な仕事の一つとして情報機関の人員採用がある。情報機関の人員採用予定の人物の身辺調査は例外なく行い、身辺調査で少しでも不審な点が出た人物は、例外なく採用しない。これは情報機関のダブルスパイがいた場合、情報漏洩が致命的になるからである。

 判断部門は情報関係の資料を持ち歩く事を必要としない。なぜなら、解析・分析部門の報告を確認したらすぐに決断を下してその報告書を処分するため、連絡した結果しか判断部門に残す必要はないからである。はじめは不安に思う者もいるかもしれないが、世界は常に動いており、古い資料で今を判断する方が危険である。このような認識を持つようになってはじめて判断部門は機能するのである。

 判断部門は敵組織を排除するために実戦部隊に出動要請をかける権限を持つ。出動要請は、藩国内の警察では対応できない規模の敵を確認したときを目安に行う。実戦部隊は判断部門の専属として、あらゆる場面を想定して訓練を行うものとする。


  [No.282] チェック 投稿者:瀬戸口まつり  投稿日:2009/01/29(Thu) 21:05:49

誤字脱字系

/緊急会議
藩国内の主だったメンバーに緊急会議の連絡が入れた。
→連絡が入った。

/はじめに
開発を頓挫した経緯がある。
→開発が頓挫した あるいは 開発を断念した

/設立の意図
これらの活動は(中略)その時点で後悔することで問題が広がることが多い
後悔→公開


あと判断部門だけですます調なので、できれば他のところにあわせていただいたほうがそろうのではないかと思います。

文章の量などみるに、部門の掲載順を入れ替えて、
調査部門・分析部門・判断部門・軍事部門
の順でならべて最後にSSなどで締めたらどうかなと思います。
業務の流れ的にも
調査→分析→判断→実行部隊
という流れができると思いますがどうでしょうか。


  [No.242] SSNインタビュー対応(修正1) 投稿者:よっきー  投稿日:2009/01/27(Tue) 00:28:19

とりあえずネタ考えてみました。

参加or非参加:参加
放送希望or放送非希望:放送希望
藩国名:涼州藩国
制作物名:情報機関(仮名)
制作物種別:組織(予定)
制作物概要:情報戦(電子的な意味ではなく諜報・防諜等の情報戦)において立ち遅れている状況を回復するための情報機関。これによって、セプテントリオン等の勢力が国内に浸透することを未然に察知し対策を取れるような体制を整えるとともに、国内における犯罪捜査の強化や機密情報・危険な技術などの流出に対応します。
インタビュー回答:(全て設定国民が見ることを念頭に置いたうえで、長さは回答全部合わせて800時以内でお願いします。人アイドレス等で書きづらい場合は、意図が同じであれば質問内容を多少変更されて頂いても構いません。)
Q:このアイドレスの魅力を教えてください。
やはり敵対勢力の経済的侵入などを未然に防ぎうるというのは今までのセプテントリオンによる被害などを見ても大きなことかなと。
また独自の情報機関を保持することによって、情報操作の影響を受けにくくすることができ、国内情勢の安定にもつながると思います。

Q:今後どのように活用していきたいですか?
まだ実際に組織として立ち上がって間がないので、ノウハウの蓄積から地道に進めていくべきかなと思っています。
後は、そうですね。まずは国内の安全確保を、ということで設立した訳ですので涼州藩国内のみを対象としていますが、
今回の運用で情報機関が有用であると将来的に結論が出れば宰相府をはじめとした各国にも同様の組織ができるかもしれませんから、
それらの組織と連携をとりながら活動できれば効果的なのでは、と考えています。

Q:何故このアイドレスを作ることになったのですか?
前回のセプテントリオン浸透に端を発する一連の問題で危機感を抱いたからですね。
対処しなければいけない相手をピンポイントで正確に把握できなければ大きな被害がでる、と。
特に経済戦や情報戦のような、相手がなかなか目に見えない分野ではその傾向が顕著になるというのを痛感しています。

Q:こぼれ話や面白いエピソードがあれば教えてください。
以前、うちの国民が冒険に参加したことがあるんですけれども。
そのときに部下に命じて情報収集させたはいいんですが食べ物に釣られて買収されたという事件がありまして(苦笑)
素行というか、意志の強い人選をせねばならんなあという所でかなり苦労しましたね。

回答者:よっきー(仮)


  [No.279] wikiページ 投稿者:ゆうみ  投稿日:2009/01/29(Thu) 13:00:26

wikiページのURLはこちらですー。

http://www.cano-lab.org/ryoshu/index.php?%BE%F0%CA%F3%B5%A1%B4%D8


  [No.287] 提出いたしました 投稿者:悪童屋・四季  投稿日:2009/01/30(Fri) 08:23:25

皆さん、EV137の提出物は無事に提出することができました。
どうもありがとう御座いました。今後とも宜しくお願い致します。