涼州藩国 掲示板
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  [No.1057] Re: 貿易港の存在意義について 投稿者:よっきー  投稿日:2010/09/11(Sat) 17:49:04

家電等の輸出によって経済を成長させていた涼州藩国であったが、
ここにきて新たに貿易中継港の整備計画が持ち上がったのは、
輸送ルートの限界によりその成長が頭打ちになりかけていたからである。

元来、四国という土地にある涼州藩国と本土との物資連絡手段は乏しく、
一部のコスト度外視のものが空輸で運ばれるほかは船便に頼っていた。
この状況が改善するには帝國環状線の登場を待たねばならなかったが、
それも旅客や軽貨物などの利用が優先され、大量の物資輸送には船便が必須とされた。

ここで涼州藩国の地図を見ると東西両面に港があり、一見海上輸送には都合がよいように見える。
しかしながら東方砂漠地帯にある港は軍港としての側面が強く、
国防上の観点から利用に際して厳しい制限が課せられることが多かった。
また西方の港は都市部に隣接しており漁獲高も高く大いに栄えてはいたが、
輸出品の主力は東方の湾岸工業地帯で生産されているため、
こちらから輸出するとなれば藩国を横断することになり輸送コストが問題となった。

この問題を解決すべく工業地帯に隣接した大規模な港湾の整備が行われることとなったのだが、
最終的な計画案では単に各種物資の輸出入を目的とした初期計画の構想とは違い、
多国間の貿易を中継するために種々の設備や制度などが用意されている。

というのも今後の経済情勢を考えると、共和国との貿易は無視できないファクターであり、
共和国の藩国密集地である東京はニューワールド最大のマーケットと言っても過言ではない。
その東京と帝國各国を海上ラインで結ぶ際、要となる場所に涼州藩国が丁度位置しているのだ。

この位置で各国の船舶に燃料や食料の補給、あるいは整備等のサービスを提供することにより、
単に一国の利益だけではなくニューワールド全体の物流にとって大きな力となり
それが回りまわって自国にさらなる利益をもたらすというのがこの貿易中継港計画の目指すところである。


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