逗留中の有名人
Ｌ：悪童屋・四季＝｛
ｔ：名称＝悪童屋・四季（ＡＣＥ）
ｔ：要点＝旅人，王冠，スバル３６０
ｔ：周辺環境＝星降る草原
ｔ：評価＝全能力１９
ｔ：特殊＝｛
＊悪童屋・四季のＡＣＥカテゴリ ＝ 個人ＡＣＥ、ＰＬＡＣＥとして扱う。
＊悪童屋・四季は藩王、旅人、剣神、治癒師、参謀として扱い、それらが持つすべての特殊が使える。
｝
→次のアイドレス：・藩王（特別職業）・旅人（職業）・スバル３６０（アイテム）・実はそこにいた（絶技）
｝
＊藩王は藩王の持つ全ての権利と無限の義務を持つ。
＊藩王は白兵戦行為ができ、この時、白兵戦の攻撃判定は評価＋２され、燃料は必ず−１万ｔされる。
＊藩王は指揮下の部隊で発生する全判定に対して＋２の修正を与える。
＊藩王のアタックランク ＝ ＡＲ１２として扱う。
＊旅人は５国以上旅行し、エース資格を保有し、根源力３０万以上保有する人間だけが着用できる。
＊旅人は望めばこれまで旅行したことのある国と連絡をとり、聯合をとれる。
＊旅人は藩王資格１級として遇し、即位することが出来る。
＊旅人は全ての世界で活動できる。
＊旅人はこれまで旅行したことのある国の人々の助けを得られる。この効果は全てに優先する。
＊旅人はそれとしられずに旅立つことが出来る。
＊剣神は白兵戦行為が出来、この時、攻撃、防御、移動判定は評価＋３される。
＊剣神は近距離戦闘行為が出来、この時、攻撃、防御、移動判定は評価＋１される。
＊治癒師は治療行為ができ、この時、治療判定（（器用＋知識）÷２）を×3.38（評価３）補正することを選択出来る。補正を選択した場合燃料１万ｔを消費する。
＊治癒師はどこの世界でも活動できる。
＊治癒師は生物兵器、伝染病を治療行為で根絶することが出来る。
＊参謀は参謀団に出仕出来る。
＊参謀は追加して根源力を２万持っているようにルール上振舞う事が出来る。
悪童屋・四季がＡＣＥになった経緯 †
とらわれのおひめさま
しろいわんぴーすがよくにあう。
あるひおうさまがやってきて
ここからつれだしてあげるといいました。
わたしはここにとらわれていて
ここからでてはいけないの。
わたしをここからつれだすなんて
そんなことできっこないもの。
だから。
ねるまえのほんのすこしのじかんだけ
あなたのことばをおもいだすわ。
とらわれのおひめさま
しろいわんぴーすがよくにあう。
おうさまのめのまえのおひめさま
とてもとてもかなしくみえました。
そのひからおうさまは
ひとであることをやめることにしました。
（文：ゆうみ）
旅人から藩王ができるまで †
「悪童さんは、北国、南国、森国、西国と旅してこられて･･･どうでしたか？」
「ええ、旅は楽しいですよ。いろんな出会いがあるし、自分も成長する」
「久しぶりに読ませていただきましたが、相変わらず楽しそうな日記ですね」
「同じ気候風土といえど、国によって特色が全く違うからね。どこへ行っても飽きる事はないさ」
「そうですか･･･では、今度は一味違う旅をしてみませんか？」
（面白そうな話だな･･･とりあえず話だけでも聞いてみるか）
「一味ちがうというと？はてない国･･･いや、宇宙？」
いいえ、と、緑の髪の森国人−ゆうみ−は首を横に振る。
「行き先は、そうですね、西国と言っていましたか」
ゆうみは子供とも見える黒髪の森国人に目配せした。
「ええ。西国です。燃料が出ますからね」
この世界では、ドレス（外見）で中身の判断ができないということは、悪童屋も重々承知していた。
よく見ると、海法よけ藩国のよっきーだった。参謀本部で何度か見かけたことがある。
「西国で一風かわった･･･というと、貿易で有名なナニワアームズ商藩国あたり？」
いいえ、と、もう一度ゆうみは首を横に振る。
「立国するんですよ。絶対的に燃料が足りないので、産油国をね」
「立国か！実は僕は立国に携わったことがなくてね、一度立ち会ってみたいと思っていたんだ」
「そうですか、じゃあ一緒に立国していただけますか？」
「ええ、もちろん！」
軽い気持ちで言った言葉だったが、今から思えばそこが運命の分かれ道だったような気もする。
「それで、どんな国に？できれば航空機が作りたいな･･･」
「さっき言った通りベースは産油国ですが、確かに空戦もできた方がいいですね。その案、いただきます」
「念願の航空機に乗れるのか！嬉しいなぁ！それで面子は？」
「今のところここにいる３人だけですね。よっきーが摂政を務める予定です」
「というと、藩王はゆうみさん？」
という悪童屋の問いかけに、二人の声がハモる。
「「藩王は貴方ですよ、悪童さん」」
暫しの沈黙が訪れる。
「いや、まて、話し合おう･･･。大体俺はずっと旅をしてきて、責任なんてこれっぽっちも背負ったことがないんだよ？」
「共和国の、いや、ニューワールドの危機なんです」
「そう。そして、悪童さんには大統領になってもらいます」
「なっ･･･藩王だって責任重大なのに、大統領だなんて、そんなまさか･･･」
「いいえ、ニューワールドを救えるのは貴方ぐらいだ」
よっきーの真剣な瞳に嘘はなかった。
「私は貴方以上の人材を存じ上げません。もしそんな方がいらっしゃるならご紹介いただけますか？」
ゆうみの言葉に、悪童屋は深く考え込んだ。
暫くの沈黙の後、心を決めた悪童屋から出てきた答えはＹＥＳであった。
「わかった･･･やってみよう」
そうして悪童屋・四季は、一人の旅人から砂漠の国の藩王になったのだ。
（文：ゆうみ）
帝國元帥ができるまで †
やつれた顔で椅子にもたれかかる悪童屋の前に、よっきーが水を置く。
「ちょっと一息、いかがですか？」
「ありがとう･･･」
目の前の水を飲み干して、はぁ･･･というため息をつく。しかし目はまだ宙をさまよっていた。
「ジンジャーティでもいれてきましょうか。落ち着きますよ」
「ありがとう･･･」
ゆうみの提案にもうつろな目で答えを返す。
ティータイムが終わって、今度はふぅ･･･というため息をついた。今度は少し落ち着いたようだ。
「一体何があったんですか？」
「宰相に、元帥の席を用意していると言われたよ･･･」
おかわりをいれようかと席を立ちかけたゆうみが、こりゃ一大事と座りなおす。
「共和国の一藩王から元帥なんて･･･一体何を考えているのか」
「いいんじゃないですか？だいたい、大統領になる予定だったんですから、元帥ぐらいなっちゃえばいいでしょう」
「大統領も元帥も、まぁ似たようなもんですよ。重い責務を背負う代わりに、多くの笑顔を救うことができます」
「やり方はえらく違いますがね」
「大統領選挙は仕方がないよ。タイミングが悪かっただけだし、出馬していても当選していたかどうかわからない」
「いいえ、絶対に当選していましたー」
「是空さんや海法さん、他にも当確出そうな人が山ほどいるのに、何でそんなに自信満々なの？」
「同じことを奥方様の前で言えますか？」
ニヤリと笑うゆうみに、ぐぅの音も出ない悪童屋。
「あはは、それが答えです」
あの時はまだ結婚どころか、出会ってさえいなかったのだなと思うと、不思議な感覚がする。
そうだ、と、悪童屋はこの苦しい状況
「スイトピーに相談してみる。それからにしよう」
「相談しなくたって、もう決まっているんでしょう？」
いや、それでも、と、そこから先は口には出さない。
（それでも、彼女に言ってもらいたいんだ）
翌朝、悪童屋は帝國への移籍と、帝國軍の元帥になる事を国民達に告げた。
その顔は自信に満ち溢れた、清清しい笑顔であった。
（文：ゆうみ）
藩王と共に旅をする藩国 †
共和国にいた頃もそうだったが、旅人が立国して王になるというのは非常に珍しい。
ましてや帝國、共和国両方を旅した結果腰を落ち着けたのがこの西国の国。
本人が「石油王」「砂漠の旅人王」などと呼ばれてむずがゆい思いをしているのとは裏腹にその人気は絶大なものであり、カリスマ性さえ感じさせていた。
その為、悪童屋を一目この目で見ようと、近隣国から国民が流入しはじめた。
対面してみれば驚くほど気さくで照れ屋な一面も見せる悪童屋に、国民は新たな魅力を感じ、悪童同盟という藩国の民として生きようと決める者も少なくなかった。
彼らは藩王 悪童屋・四季の下、悪童同盟で暮らす事に誇りを持っているのだった。
だが、その力量を買われて帝國元帥の座に就いてから、悪童屋に一つ悩みの種があった。
それは国民の感情である。
共和国から帝國への移籍、いわば戦争のシンボルともいえる元帥の座への就任。
「よっきー、帝國への移籍は大きな間違いだったんじゃないだろうかと、そう思うことがあるよ」
「まさか。悪童さんの選択は正しい。それは僕が保障しますよ」
「摂政である君はそう思っていても、果たして、民はどのように受け止めているんだろうね」
「そんな弱音は帰って奥様の前で吐いてください」
「いや･･･その･･･そんなこと言えるわけがないじゃないか。これ以上心配をかけたくない」
その言葉に、よっきーは扉に向かってため息を一つ。
扉の向こうに影二つ。
その正体は悪童屋を心配してやってきた偵察の猫･･･戒人と豆腐であった。
よっきーのため息の意味は「もう好きにして」。
とがめて直るものならとがめるべきだが、直りそうな相手でもない。
それじゃあここは一つ、悪童さんを盛り立ててもらいましょうかと、そういう気持ちだった。
「悪童さんが嫌われてるわけないよねー」
「ちょっと表に行って、みんながどう思ってるか聞いてこようか」
「うん、そうだね！そうしよう！」
ぴょんこぴょんこ跳ねて二匹が遠ざかっていくのを確認して、再びよっきーの口が開く。
「悪童さん、かなりお疲れのご様子ですよ。もうそろそろ上がられては？」
「しかし、まだ仕事が･･･。帝國軍の編成をもっと練っておかなければ、有事の際に対応できない」
「無理して有事の際に倒れては意味がありませんよ。それに、毎日この調子では、奥方様が寂しがっておられますよ？」
「う･･･じゃあ、今日はこの辺にしておくよ。ありがとう」
／＊／
翌日。
オアシスのほとりにある悪童屋の家の前に
【今日はご夫婦で王城にいらっしゃってください】
という張り紙が
（誰だこの汚い字は。）
疑問に思いながらもスバル３６０を駆って王城に到着した悪童屋夫妻の前に、大勢の国民がおしかけていた。
誰もが皆、手書きの帝國旗を持ち、遷都を喜ぶ声をあげていた。
「旅って楽しいね！」
「これで俺達も、この国も旅ができたよ！」
「ここの土地も楽しそうだね！」
「藩王様がこの国を守ってくださるんでしょう！？」
「美しい奥方様もいらっしゃる、こんな幸せな暮らしはないよ！」
「そうだ！藩王様、ありがとう！」
「貴方、ほら。」
「スイト･･･ピー？」
微笑むスイトピーの横で困惑する悪童屋に、ウィンクをする猫二匹。
そしてよっきーはまた、ため息を一つ。
「どうですか、悪童さん？今のお気持ちは？」
「そりゃあ･･･」
/* 悪童さんへ ここに喜びの雄叫びを入れてください */
それからの悪童屋は何か憑き物が落ちたようにすっきりとした顔つきになった。
「やっぱりこの人しかいなかったんだな」
うちの国の藩王は。と、敏腕摂政に言わせる程の人物、悪童屋・四季。
悪童屋・四季は今日もまた、戦い、続ける。
（文：ゆうみ）
悪童屋・四季の銅像 †
燃料生産地が無事建設された記念に建てられた銅像。
砂漠は塩分が多い為、「普通の銅像だとすぐに風化してしまいそうだから」と、そのへんにあった船用の防錆剤を塗ったおかげで血塗られたような赤い色になっている。
そのくせ記念プレートは「せっかくだから」と金で作られた。
後の人は言う。
「さすがは帝國元帥。血塗られた道を突き進むという決意の表れですな」
いやまだこの時期は共和国で立国したばかりだったのだが。
（絵：ゆうみ）
銅像を作る元となる石膏で模られた自分の姿を見た悪童屋は、必死に国民達を説得して作成をやめさせようとしたが
「燃料生産地の完成に喜んで、自分達のもとへ駆け寄る姿は輝かしく、そのままの形で残したい」
という強い情熱に負けて設置される運びとなった。
「なんでこんな恥ずかしいポーズで作るんだよー！！！（悲痛な叫び）」
奥様が通るときには絶対に見られないようにと、厳重な警戒態勢が敷かれているとかいないとか。
（文：ゆうみ）
![[��������]](image/wan.gif "[��������]")
douzou.jpg
card_akudou.png
