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１２１０９００２
藩国政府より、このたびの混乱と今後への展望についてご説明申し上げます。
この度の税率引き上げは、テロ支援組織「セプテントリオン」の暗躍により、国内の貧富の差が激しくなったことに藩国政府として対処するための措置でした。
意図的に生み出された貧富の差のために、低所得者層の国民のみなさまの教育や福祉などの権利が侵されている状態を打破すべく、藩国政府は累進課税制度を導入しました。主として富裕層からの税収を公共の教育機関、医療機関にあてることが目的でした。
一方で、セプテントリオンと癒着した一部の企業の失脚も目的としておりました。
しかし、この制度の導入によって、それ以外の企業に対しても不利益を与えてしまい、その結果、国内の優良企業が国外に流出するという事態を招いてしまいました。
藩国内外の国民のみなさまには、多大なご迷惑をおかけして、まことに申し訳ありませんでした。
しかし、この大規模な企業の国外への流出や急速な共産化への思想移行の背景にも、セプテントリオンの情報操作及び扇動等の関与が疑われております。
当藩国は、藩国政府の方針として自由経済を支持しており、特に自由経済を弾圧する意思をもちません。この度の税率引き上げについては、前述以外の目的をもっておらず、国を共産化させる意図は全くありません。
なお、今回の騒動をふまえて、ＴＬＩＯにて「自由経済を守るための法律」を提出する準備もあります。さらに、経済グループにも協力をあおぎ、各国の藩王とともに経済の自由を守るための会議も合わせて行う予定です。
今回の税率引き上げによって国外に流出した優良企業とは、近く交渉する機会をもちたいとおもっております。また、国内外の涼州藩国国民の皆さまに対しての信頼を回復するため、今後の涼州藩国政府の方針を以下の「技術立国化」に記しました。これに基づき、随時国内のたて直しを行ってまいります。
「技術立国化」の方針に基づき、下記の政策を行います。
医療分野で共和国に立ち後れている帝國において当藩国では以前より薬物・医療の研究を進めており、今後とも医療研究事業の振興を推進します。
今回、無名騎士藩国戦役の戦後事業の一環として、薬物濫用による健康被害を受けた兵士の治療のための薬剤の開発量産を、宰相府・ＩＳＳから受注致しました。
またＣＭＳにて開発された体外循環式薬物中毒治療システムに使用するための薬品の量産も同時に受注致しました。
そこで今回、宰相府・ＩＳＳより受注した薬剤の開発と生産を行います。各開発・生産機関は藩国政府を経由してのこれらの注文を受注することができます。
なお、ここでの開発、生産ラインは、上記目的にあわせるため、定期的に調査、調整を行います。
国外の融資を受け、生産ラインを運用するにあたり現在は藩国が関与しておりますが、いずれは民間事業に移行したいと考えております。
「技術立国化」の方針に基づき、下記の政策を行います。
現在、藩国にある産業を支える技術者、農家、一般労働者の安定雇用の施策を下記のように行います。ただ、この政策を故意に悪用した場合は厳罰に処します。
今回の医療事業の再振興には宰相府・ＩＳＳの投資をいただきました。
また、当藩国は土場藩国の弓下嵐藩王を議長とする帝國とレムーリアを結ぶ経済グループにも参加しており、経済グループからも、以下のように当藩国の自由経済を守る動きへの支援を発表いただいております。
http://www23.atwiki.jp/d_va/pages/417.html
国民の皆様にはご不自由をおかけしておりますが、産業を立て直すまでの間、国庫を開いて生活の保障をいたします。
本来涼州藩国は高い技術と安定した食糧生産をもつ国であり、復興なれば今度こそ、国民の皆さまが幸せのために努力してその結果を得られる国になると考えております。
どうか今しばらくのご辛抱をもって、国の復興にお力をお貸し下さい。
