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  [No.973] 海底油田(追記1) 投稿者:悪童屋 四季  投稿日:2008/05/02(Fri) 15:33:05

追記しました。

――「よくここに油田が眠っているってわかったな?」
          「知らないよ、プラットフォーム建ててみたかったんだよ!」――
                       藩王と土建屋さんことキサルの会話

悪童同盟の近海に見える巨大なヘリポートのような施設こそふらっと藩国にやってきた土建屋さんこと『キサル』が打ち立てたプラットフォームである。
プラットフォームとは巨大な掘削櫓を使って海底をボーリングしていく為の施設であり、海底に存在する油田から燃料を採取するための施設である。これにより悪童同盟の可採埋蔵量は一気に増加した。

 この海底油田の開発については結果的には成功を収めたが失敗すれば藩国が潰れる位の負債を抱える事になっただろうプロジェクトを新人の『キサル』に権限をある程度譲渡して推し進めた。

実際、すでに藩国の主要人員は独自兵器開発のプロジェクトチームを結成していた時期であり、他の施設建設に人員を振り分けることができなかった。藩国内施設の充実を図っての二次計画推進を進める為の地質調査や地震波のデータなどのまとめた資料が集まってはきていたがそれはそのまま藩王のデスクに山のように積まれていた。そこにやってきたのが『キサル』であり藩王のデスクの資料を見て、こっそりと皆の知らない所で土木好きな自分の能力を発揮できると思って資料のデータと地図と細かくチェックし、頭脳をフル回転させて藩国の為に二次計画予定の施設を建てる事ができないものかと頑張っていた。    
その行動は結果として砂漠の大地ではなく悪童同盟の海底にも油田があるのではと今までの経験と直感で見出した。そこからの行動は目を見張るものがあり、藩王にプラットフォーム作りましょうと昼となく夜となく押しかけてGOサインを勝ち取るほどで藩国内でも一目おかれる存在になった。のちに悪童同盟の施設の大半に何らかの形で関与するようになった第一歩であった。自ら土建屋さんと言うだけの事はあり短期間のうちにプラットフォーム建造の為の機材が藩国に搬入され、洋上にその姿を現してきた。プラットフォームの建設の予算は藩王の想像をはるかに超えていた。藩王は表向きには大丈夫だと藩国内に発表していた。しかし、この海底油田の採取に失敗したら藩国は終わりかもしれんなと思いながら『キサル』に任せていた。

気がつけば藩国予算のほとんど投入して洋上に悪童同盟の第二の心臓部になるであろうプラットフォームが完成した。最後のボーリングを打ち込む時には藩国民の大部分が港に集まる始末であった。
そして、施設の完成には藩国民がこぞってお祭りムードでプラットフォームの完成を見に来るのは悪童同盟の気風なのだろう。


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