![[��������]](image/wan.gif "[��������]")
[[よっきーの手記/アイドレス回想録]] #navi(../) 今回は1ターン目後半から2ターン目前半にかけて、ついに最初の戦争が起きた時のことについて語ります。 国名などの固有名詞が多く登場することになって、少々ややこしいかもしれません。 出来るだけ注釈を入れるようにしていますが、不足しているところがあったら容赦なく指摘してください。 ---- 今思えば、発端は冬の京((今で言う伏見藩国のことです。わんわん帝國に属しています。))の冒険隊が、 土偶のような人型兵器「シフ」によって大けがを負って帰ってきたことでした。 このときはまだ古代遺跡の自動防衛システムが偶然にも生き残っていて、 それに迎撃でもされたのだろうと言う認識でした。 「冒険中によくある事故だろう」として事件自体の注目度も低かったのです。 しかしその後事態は急変します。 シフに引き続き現れた「オズル」という人型兵器により冬の京の冒険隊二名が死亡。 さらにオズルによって街が襲撃されるという事件が発生しました。 事態は冬の京のみでは収まりませんでした。 土場藩国((冬の京と同じくわんわん帝國に属する藩国です。))でも冒険隊がオズルに襲われ、危うく命を落とすところでした。 通りすがりの謎の少年・八神によって彼らは助けられたのですが、 代わりに八神少年は片目を失ってしまったのです。 さらに彼らはにゃんにゃん共和国にも出現します。 オズルに遭遇したるしにゃん王国((本文中でも言ってますがにゃんにゃん共和国所属です。国家番号1番で、共和国・帝國双方のうちで最も早く成立した国です。))の冒険隊はニーギとクルスの二人((どちらもＡＣＥです。))によって助けられましたが、 これにより共和国内にも一気に緊張が広がりました。 そしてキノウツン藩国((同じくにゃんにゃん共和国所属の藩国です。悪童同盟とは隣国の関係にあります。))において敵の物とおぼしき巨大空中要塞艦が発見されるにいたり、 共和国・帝國首脳陣は決断を下します。 これら敵性兵器の武力による排除。すなわち――戦争です。 この決定が公表されると、すぐさま準備が行われました。 最初に行われたのは戦争で消費されると思われる莫大な戦費と燃料の捻出です。 各藩国に与えられた供出のノルマは資金10億にゃんにゃん((帝國所属国家なら10億わんわんです。))と燃料10万トン。 これは建国当事に与えられていた資金と燃料の総額にも等しい量であり、この消費により多くの藩国の経済状況が傾いたと言われています。 次いで、次期主力兵器「Ｉ＝Ｄ」の開発がコンペ形式で行われました。 Ｉ＝Ｄとは大きな人型をした二足歩行ロボットのことで、簡単に言えば現代で言う戦車のようなものです。 にゃんにゃん共和国は遠距離火力と堅固な装甲を重視したアメショーという機体を、 わんわん帝國は機動力と白兵戦能力を重視したトモエリバーと言う機体をそれぞれ開発しました。 これらの機体は後発のものよりは性能で劣りますが、独自改造や対空改修などを受けて後々まで運用されることになります。 それだけ基礎設計がちゃんとしていたということなのでしょう。 最後に、腹が減っては戦が出来ぬということで食糧の増産が行われました。 戦争中は主な働き手が食糧生産に従事できなくなってしまうので、事前に蓄えを作っておく必要があるのです。 恒常的に使える生産地の開発が望まれていましたが、それだけではまかないきれないことも多く、 平時にはいろいろな観点から行われている狩猟や採集の制限が撤廃されることもありました。 それでも生産が追いつかない国は、余裕のある他国から市場を経由して食糧を買い付けていました。 これらの準備が整い始めた頃、敵に対する偵察作戦が敢行されました。 昔から「敵を知り己を知れば百戦して危うからず」と言います。それくらい偵察は重要な作戦行動なのです。 この作戦に共和国は「偵察の天才」の異名を持つサターン王((にゃんにゃん共和国ナニワアームズ商藩国の藩王です。ドリルが大好きだとか。))を投入。見事敵を発見し、交戦予定地の地形情報を入手します。 一方帝國はこの偵察作戦に失敗。火の海と化す冬の京から脱出するのが精一杯でした。 この偵察作戦の成否が後の戦闘においても明暗を大きく分けることになります。 偵察作戦に失敗した帝國軍は戦地が冬の京からほねっこ男爵領((現在は後ほねっこ男爵領と改名されています。わんわん帝國所属です。))に移行すると予測し、部隊を展開させました。 しかし大規模戦争などは初めてのこと、軍の移動すら足並みがそろわずに滞ってしまいました。 これに偵察の失敗による初動の遅れも加わり、冬の京に続いてほねっこ男爵領もなすすべなく壊滅、 敵がゲートを通じていずこかへと去って行ったのを見送るのみとなったのです。 共和国軍は偵察で得た情報を元に、敵を待ち伏せて大火力で一気に押しつぶす作戦に出ました。 しかしこちらも移動の足並みがそろわず、要塞艦を見失いそうになってしまいます。 その危機を救ったのが紅葉国((にゃんにゃん共和国に所属する藩国です。))の紅葉ルウシィ藩王でした。 彼女は冒険で手に入れたマジックアイテムを用いて自ら囮となり、敵艦を目標地点まで誘い出しました。 そこに当初の予定通り、持てる限りの火力を総動員して敵艦の撃破に成功したのです。 こうして最初の戦争は終幕となりました。 しかし戦争の影響はただ戦場だけにとどまりません。 戦災復興、戦費調達で傾いた国の経済支援、敵技術の解析による新技術開発、そして激変したパワーバランスによって生まれる政治劇。 ニューワールドを取り巻く混乱はいまだ序章の域を脱していなかったのです。 ---- さて、今回は戦闘ルールも定かに分からない状況で始まった戦争をなんとか乗り切ったわけですが、 この後も正確なルールの確認が困難と言うシステム上の制約はプレイヤーたちに重くのしかかってきます。（苦笑） シーズン２ではまたバージョンアップしたルールが使用されると思いますが、 それを迅速に把握できるかどうかが勝利の鍵となるでしょう。 次回は2ターン目後半についてのお話です。 それでは。 #navi(../)
