宇宙服の設定文にあわせてかきかえましたー。 0.5時間ぐらい?
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アストロノート。
世界が違えばそれは宇宙へと旅立つ冒険家や、宇宙での実験を試みる科学者達のことを指すこともある。
そんな世界では、宇宙へ出れば当然船外作業を含む、宇宙船のメンテナンス全般を行わなければならない。
しかし、このニューワールドでは宇宙での居住や戦闘が当たり前となっており、宇宙へ出たからといって必ずしも船外作業を行うとは限らないのだ。
戦争は軍人が、管制は管制官が、料理はコックが行うこの世界。
船外作業にもそのスペシャリストが存在した。
船外作業士、それが彼らだ。
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船外作業士の作業には大きく分けて <ここにいれるネタぼしゅー> がある。
普通はここで終りだ。
だが、涼州藩国の船外作業士はもう1つ、大切な仕事を任されている。
それは整備だ。
涼州藩国では改造歩兵が専用WDとともに活躍している。
疲弊した彼らを支えるのは医師ではなく整備士だ。
従来であれば改造歩兵達は地上での任務に就くのだが、先般開発された改造歩兵用WDの採用により、宇宙空間での活躍が期待された。
しかし、「ツナギを宇宙服に着替えた整備士」というだけでは戦線で整備をすることはできない。
もちろん宇宙船や宇宙ステーション内では問題なく活動できるし、スキンタイト型の宇宙服を着用すれば宇宙空間で動きを制限されることもない。
では何が問題なのか。
それは、「重力」と「気圧」である。
この2点において大気圏内との大きな違いがあり、その腕を存分に振るうことができないのだ。
そこで藩王――悪童屋 四季――は、選りすぐりの整備士達を専用カリキュラムで鍛え上げ、船外作業士として育てあげた。
もともと涼州藩国の整備士は土木建築にまで携わっており、体力・精神力ともに申し分のない人材が多い。
だが、宇宙という環境に適正があるか否か、その点だけは問題で、いかな実力者であっても宇宙環境に適合しない者はふるい落とされた。
過酷な訓練に耐え、テストをクリアした整備士たちは宇宙へとあがったのである。
宇宙に憧れて整備士から他の職業への転職で悩んでいた者達も新たな道が示されたことで意欲を増し、今まで以上に腕を磨いたという。