よっきー「産油国作りたいねんけど、誰か藩王やってくれへんかなぁ?」
ゆうみ「よきが摂政やるならオレ藩王やってもいいで。で、都道府県は?」
よっきー「そりゃ藩王の魂の故郷やろ」
ゆうみ「んじゃ大阪府?」
よっきー「ちょww西国人しか石油掘れないぢゃよ・・・なので猫」
ゆうみ「えーと、西の国境は・・・長野かw」
よっきー「アネさん藩王なら、いっそのこと福島というネタでどうかw」
ゆうみ「じゃあそれでww」
よっきー「具体的になってきたので下準備するかー」
ゆうみ「じゃあオレは人集めとくー」
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ゆうみ「って話が出たんですけど、いかがですか?立国にも関わってみたいとおっしゃってましたが」
悪童屋「OK!! 俺は全然OK!! 文章いるのなら早めに回して!!書くから!!天戸文族なのでいつでもかける。(笑) 俺一人で資格はまかなえる。(笑) 航空機作ろう!」
いまにも踊りだしそうな悪童屋を見たゆうみは、悪童屋の方が年上であるにもかかわらず、男の子はいいなぁ、と微笑んだ。
そのくらい悪童屋の表情は無邪気だったのだ。
ゆうみ「じゃあ、具体的な話ができたら連絡しますね」
悪童屋「うん!うん!」
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ゆうみ「と、いうことで航空機をだな、作ろうかと思うんだが」
よっきー「いいよ」
ゆうみ「しかしだな、オレなんかしらんけど護民官長を暫定でやらされてるから、藩王兼任はつらいにゃー」
よっきー「ふむー。じゃあどうしようか」
ゆうみ「あー。悪童さんを藩王にしたらいいんじゃね?悪童さんを大統領にしようの会もあることだし」
よっきー「まぁ誰でも好きにすればいいさ」
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ゆうみ「と、いうことで、悪童さん藩王でお願いします」
悪童屋「えっ!?ええええっ!?」
ゆうみ「他に押し付けられる人がいたらその方でもいいですよー。いらっしゃいますか?」
悪童屋「・・・。いません・・・」
ゆうみ「じゃあ決まりで。藩国名は悪童同盟にしときますね」
悪童屋「えっ!?なんで!?」
ゆうみ「悪童さんが藩王だから」
悪童屋「えっ、でも・・・」
ゆうみ「わかりやすくていいじゃないですかー(はっはっはー」
悪童屋「(がくっ」
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悪童屋「ゆうみさんごめん、広島に行かないといけなくなりました」
ゆうみ「謝る必要なんてないですよ。準備して待ってますから」
悪童屋「帰ってこれないかもしれません」
ゆうみ「あっはっは、悪童さん、貴方は必ず生還しますよ。賭けてもいい」
悪童屋「何を賭けるっていうんですか(笑)」
ゆうみ「僕を、ですよ。さぁ、時間がありません。行ってきて下さい!」
そして悪童屋は後輩たちを助ける為、広島へと旅立った。
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ゆうみ「おかえりなさい。ご無事で何よりです」
悪童屋「ご迷惑をおかけしました」
ゆうみ「いえいえ、大丈夫ですよ。それより・・・腹くくれましたか?」
ゆうみの問いに、一瞬だけ後輩たちを思い、遠くを見るような表情をして。
悪童屋「ええ。・・・国、作ろうか」
ゆうみ「ウス、準備はできてます。国民に号令を!」
悪童屋「立国開始!」
その日から悪童屋は変わった。
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そんな殆どゆうみの陰謀と言っても過言ではない経緯で、悪童同盟では航空機を作ることになった。
よっきー「航空機作るのはいいけど、誰が設計するんだよ」
ゆうみ「そのうち誰かみつけるさ。設計以前に、作れる人材を確保せんとな」
よっきー「まー、アネさんがそういうなら自己責任でやってください」
ゆうみ「あいよー!」
まず必要なのは、整備士だな。最悪パイロットは整備士から出せばいい・・・。
そう考えたゆうみは、整備士の育成に力を入れた。
少ない人員を有効活用すべく、整備のみならずフルスクラッチのできる人材を育てる事にしたのだ。
よっきーと松に資料収集と材料、工具の選定をしてもらっている間に、整備士に対しては地道な訓練を繰り返す様指示した。
結果、溶接に関してはプロが見てもどこを溶接した事がわからないぐらい完璧な仕事ができるまでになったし、ネジ一本持っただけで部品の不良を見つけられるまでになった。
ゆうみ「ペルシャの生産は、航空機を作る為の練習みたいなもんさ。このペルシャは他のどの国のペルシャよりも完成度が高いと思うぜ」
技師にはそう嘯いてみたももの、やっぱり伏見の機体はかっこいいよなー。完成度も高いよなー。と思うのであった。
そんなこんなで、名整備士や整備の神様が次々と誕生した。
I=Dも生産できた。
さぁ、次は航空機の設計だ。